朝刊:2018/07/06

米国とEUとの貿易摩擦への懸念が和らぎNYダウ、ナスダック指数共に反発

NY為替
休日明け5日のNY為替市場のドル円相場は終日底堅い動きで推移し前日東京終値より5銭ほど円安ドル高の1ドル=110円60銭台後半で取引を終えた。朝方発表されたADP雇用統計が予想を下回ったことでドル円がやや弱含む場面もあった。しかし米駐独大使がドイツの自動車メーカのトップとの会談でEU が米国からの輸入車に対する関税を放棄するならばトランプ大統領もEUからの輸入車に対し関税をかけないと発言したとの報道やメルケル首相が米国からの輸入車に対する関税を引き下げることへの支持を表明したことなどで米国とEUとの貿易摩擦への懸念が和ぎ欧米株高となったことがドル円をサポートした。一方でイタリアの財務相がユーロ離脱を誰も望んでいないと発言したことでユーロが反発しドル安ユーロ高となった。
NYダウ
米国とEUを巡る貿易摩擦への懸念が和らいだことを背景に投資家心理が改善し5日のNY株式市場ではNYダウは前日比181.ドル92セント高の24356ドル74セントと反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反発し、7586.43(+83.75)。米駐独大使の発言やメルケル首相が米国からの輸入車に対する関税を引き下げることへの支持を表明したことなどからGMなど自動車株が買われたほか休日前に中国での販売禁止が伝わり大幅安したマイクロン・テクノロジーが中国での販売停止による売上げへの影響が軽微なものになるとの会社側からの声明を受け安心感が広がり買われたことでインテルなど他のIT/ハイテク株にも買いが波及し相場全体を押し上げた。
NY貴金属
金8月限は1258.8ドル(前日比+5.3)。白金10月限は841.4ドル(前日比-4.9)。金は続伸した。米6月ADP雇用統計が予想を下回り米長期金利が低下したことやドル安ユーロ高が支援材料となった。プラチナは反落した。前日に急騰した反動から利益確定売りが優勢となった。
NY原油
原油8月限は72.94(前日比-1.20)。NY原油は反落した。4日にトランプ大統領が「OPECは直ぐに価格を引き下げるべきだ」とツイッターしたことや5日にEIAが発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想に反し増加したことが嫌気された。ドライブシーズンの本格化でガソリン需要が昨年並みに高水準を維持していることを好感しガソリンとヒーティングオイルは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は364.50セント(前日比+0.25)。大豆11月限は855.75(前日比-8.50)。大豆は続落し、コーンは小幅に続伸した。大豆は6日に予定されている米中双方の追加関税発動を警戒した売りが継続した。コーンは小麦の大幅高に連れ高した。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:15米6月ADP雇用統計(前月比)17.7万人(予想19.0万人 前回18.9万人)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)23.1万人(予想22.5万人 前回22.8万人)
23:00米6月ISM非製造業景況指数(総合)59.1(予想58.3 前回58.6)

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