朝刊:2018/07/09

良好な米雇用統計の発表を好感しNYダウ、ナスダック指数共に続伸

NY為替
この日発表された雇用統計でインフレ指標とされる平均時給の伸びが市場予想に届かなかったことを受けFRBが利上げスピードを加速しないとの見方から米10年債利回りがやや低下したことで日米金利差縮小を見込んだ円買いドル売りが強まりドル円は110円40銭前後へ軟化した。一方で米株式相場の堅調がドルを下支えしドル円の下値は固かった。6日のNY為替市場のドル円相場は前日終値より20銭ほど円安ドル高の1ドル=110円40銭台後半で取引を終えた。
NYダウ
朝方発表された米雇用統計で平均時給の伸びが鈍化し失業率も4.0%と前月比やや上昇したものの非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回り良好な内容だったことから米経済への強気の見方が広がり6日のNY株式市場では買いが優勢となった。一方で引き続き米中貿易摩擦を警戒した売り圧力も強く引けにかけては上値が重く株価は伸び悩んだ。NYダウは前日比99ドル74セント高の24456ドル48セントと続伸した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も大幅に続伸し、7688.39(+101.96)。
NY貴金属
金8月限は1255.8ドル(前日比-3.0)。白金10月限は848.6ドル(前日比+7.2)。金は3日ぶりに反落した。米雇用統計の発表を受けFRBは利上げスピードを加速しないものの利上げ継続は維持するとの見方から金利先高観を背景に金利の付かない金からの資金流出を警戒した売りに押された。一方でドル安は支援材料となった。プラチナは反発した。ドル安ユーロ高や株高が好感された。
NY原油
原油8月限は73.80(前日比+0.86)。NY原油は反発した。6日に米中双方が追加関税発動に踏み切ったことで米中貿易戦争が各国に広がり世界景気に悪影響を及ぼすことへの懸念から朝方は売り先行で始まった。その後良好な雇用統計の発表を受け米景気の拡大を背景に原油需要の伸びを期待した買いで急速に下げ幅を縮小しプラスに転じた。又、米株高で投資家心理が改善し同じリスク商品の原油への買いを誘った。原油に連れ安したあと戻しきれずガソリンとヒーティングオイルは反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は373.00セント(前日比+8.50)。大豆11月限は894.50(前日比+38.75)。大豆は急反発し、コーンは大幅続伸した。大豆は6日に米中双方が追加関税を発動したものの既に織り込み済みとの見方から買い戻しが優勢となった。又、米中間の追加関税発動で中国の米国産大豆の輸入の減少で中国がブラジル産大豆の輸入を増やすためブラジルが米国産大豆を輸入して手当てするとの見方も買い材料となった。コーンは大豆の急伸でシカゴ穀物が全面高となったことが支援材料となった。ドル安も好感された。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米6月非農業部門雇用者数(前月比)21.3万人(予想19.5万人 前回24.4万人)
21:30米6月失業率4.0%(予想3.8% 前回3.8%)
21:30米6月平均時給+0.2%(予想+0.3% 予想+0.3%)
21:30米5月貿易収支-431億ドル(予想-436億ドル 前回-461億ドル)

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