朝刊:2018/07/20

米国とEUを巡る貿易摩擦への警戒や冴えない決算が嫌気されNYダウは6日ぶりの反落

NY為替
19日のNY為替市場のドル円相場は前日終値より40銭ほど円高ドル安の1ドル=112円40銭台後半で取引を終えた。この日発表した米7月フィラデルフィア連銀景況指数が予想を上回る強い内容だったことや新規失業保険申請件数の減少を受けドル買いが強まりドル円は一時113円台を付けた。ただ、トランプ大統領が「金利上昇は好ましくない。ドル高は我々に不利益を与える」と述べたことが伝わるとドル売りが加速しドル円は112円06銭まで急落した。その後ホワイトハウスが「トランプ大統領はFRBの決定に干渉しない」との見解を示したことでドルが急速に買い戻されドル円は112円台半ばまで値を戻した。
NYダウ
取引開始前までに発表されたアメックスやトラベラーズの決算が冴えない内容となったことが嫌気されたことや米国とEUとの自動車関税を巡る貿易摩擦への警戒で利益確定売りが優勢となった。一方で午後にトランプ大統領が「金利上昇は好ましくない」と発言したことで利上げペースが鈍化するとの思惑から相場が下げ渋る場面もあった。19日のNY株式市場ではNYダウは前日比134ドル79セント安の25064ドル50セントと6日ぶりに反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は続落し、7825.30(-29.15)。
NY貴金属
金8月限は1224.0ドル(前日比-3.9)。白金10月限は806.3ドル(前日比-11.5)。金は反落した。この日発表された米経済指標が強い内容だったことを受けドル高が進んだ局面では金への売り圧力が強まり一時一年ぶりの安値水準まで下落した。その後トランプ発言でドル安に転じると金は買い戻され下げ幅を縮小した。プラチナは5日続落した。米国とEUとの自動車関税を巡る貿易摩擦への警戒やドル高が圧迫材料となった。
NY原油
原油8月限は69.46ドル(前日比+0.70)。NY原油は3日続伸した。19日にサウジアラビアのOPEC担当閣僚が8月から同国の輸出量を日糧10万バレル程度減少するとの声明を発表したと伝わり原油需給の引き締まりを意識した買いが優勢となった。ガソリンとヒーティングオイルは小反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は365.00セント(前日比+4.00)。大豆11月限は861.50セント(前日比+3.75)。大豆とコーンは続伸した。大豆はブラジル産大豆の価格上昇で中国産大豆の割安感が注目されたことやアルゼンチンやパキスタン向け輸出成約を好感した買いが入った。コーンはUSDA発表の週間輸出成約高が事前予想を上回り強気の内容となったことが好感されたことやコーンベルトでの作柄悪化懸念を手掛かりにした買いが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米新規失業保険申請件数20.7万件(予想22.1万件 前回21.5万件)
21:30米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数25.7(予想22.0 前回19.9)
23:00米6月景気先行指標総合指数(前月比)+0.5%(予想+0.4% 前回0.0%)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。