朝刊:2018/07/23

トランプ発言で米中貿易戦争激化が懸念されNYダウは小幅続落

NY為替
この日トランプ大統領が「EUや他の国々は通貨を操作し、金利を抑えている」などとドル高をけん制するような発言をツイッターに投稿したことやブラード米セントルイス連銀総裁が「FRBは更なる利上げは遅らせるべきだ」と発言したことなどを受けドル売りが加速、ドルが全面安となりドル円は一時111円30銭台後半まで急落した。又、トランプ大統領が朝方放送されたCNBCのインタビューで「中国の輸入品すべてに関税を課する準備をしている」と表明したことも米中貿易戦争激化への懸念からリスク回避の円買いドル売りを促した面があった。20日のNY為替市場ではドル円相場は前日比1円近く円高ドル安の1ドル=111円台半ばで取引を終えた。
NYダウ
トランプ大統領が20日朝に放送されたCNBCのインタビューで「中国の輸入品すべてに関税を課する準備をしている」と表明したことで米中貿易戦争激化への懸念が高まり売り先行で始まった。寄り後一時NYダウは80㌦近く下落した。一方で前日引け後に発表したマイクロソフトの4-6月期決算が市場予想を上回ったことが好感され株価が上場来高値を更新したことや米長期金利の上昇を背景にゴールドマン・サックやJPモルガンなどの銀行株が買われ相場を押し上げNYダウは小幅高に転じる場面もあった。その後は週末を控え方向感が乏しくなり前日終値を挟んで小幅な値動きとなった。20日のNY株式市場ではNYダウは前日比6ドル38セント安の25058ドル12セントと小幅に続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は3日続落し、7820.20(-5.10)。
NY貴金属
金8月限は1231.1ドル(前日比+7.1)。白金10月限は829.5ドル(前日比+23.2)。金は反発した。トランプ大統領のドル高牽制発言を受けドルが全面安となったことや米中貿易戦争激化への警戒で安全資産とされる金への買いを誘い相場を押し上げた。プラチナは6日ぶりに反発した。ドル安ユーロ高が支援材料となったことや5日続落した反動で値ごろ感から自律反発狙いの買いが入ったようだ。
NY原油
原油9月限は68.26ドル(前日比+0.02)。NY原油は4日続伸した。この日ベーカーヒューズ社が公表したリグ稼働数が前週比5基減少し米国内の供給過剰懸念が和らいだことが買い安心感に繋がった。又、主要通貨に対してドル安が進みドル建てで取引される原油の割安感に着目した買いも入った。ヒーティングオイルとガソリンは反発した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は369.00セント(前日比+4.00)。大豆11月限は864.75セント(前日比+3.25)。コーンと大豆は5日続伸。コーンは世界的な低価格による割安感を背景に米国産コーンの輸出拡大を見込んだ買いが優勢となった。大豆は米中貿易摩擦への懸念は根強いもののほぼ織り込み済みとの見方もありコーンや小麦の上昇に追随した買いに押し上げられた。ドル安にも支援された。
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