朝刊:2018/07/24

米国の保護主義的な貿易政策を警戒した売りに上値が抑えられNYダウは小幅に3日続落

NY為替
週明けの東京為替市場では円高が進みドル円が110円台後半に下落したもののNY時間に入ると米債券市場でイールド・カーブのフラット化の修正で米10年債利回りが大幅に上昇したことや米株式相場の底堅い動きなどを背景にドルが買い戻されドル円は111円台半ばまで上昇した。23日のNY為替市場ではドル円相場は前週末比ほぼ同水準の1ドル=111円40銭前後で取引を終えた。
NYダウ
米主要企業の4-6月期決算発表が今週ピークを迎える中、米国の保護主義的な貿易政策への警戒から朝方は売り優勢で始まった。しかしながら取引終盤に掛けては米長期債利回りの大幅上昇を受けJPモルガンやゴールドマン・サックスなどの金融株が買われた他IT/ハイテク株にも買戻しが入り相場を下支えしたことでNYダウは小幅高に転じる場面もあった。その後は前日終値を挟んで小幅な値動きで推移した。23日のNY株式市場ではNYダウは前日比13ドル83セント安の25044ドル29セントと小幅に3日続落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は4日ぶりに反発し、7841.87(+21.67)。
NY貴金属
金8月限は1225.6ドル(前日比-5.5)。白金10月限は831.0ドル(前日比+1.5)。金は反落した。ムニューシン米財務長官の「通貨戦争はない」との発言や米長期債利回りの大幅上昇などでドル高が進みドル建てで取引される金の割高感を意識した売りに押された。プラチナは小幅に続伸した。ドル高は圧迫材料となったが売られ過ぎとの見方から買戻しや押し目買いが優勢となった。
NY原油
原油9月限は67.89ドル(前日比-0.37)。NY原油は5日ぶりに小反落した。イランのロウハニ大統領がホルムズ海峡の閉鎖をほのめかす発言をしたことに対しトランプ大統領が「米国を2度と脅すな」とツイッターしたことから米国とイランとの緊張の高まりを受け中東での地政学的リスクを意識した買いが優勢となった。ただ、取引終盤にかけてはドル高を嫌気した売りに押され小幅安に転じた。ヒーティングオイルとガソリンは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は371.25セント(前日比+2.25)。大豆11月限は862.75セント(前日比-2.00)。コーンは続伸し、大豆は反落した。コーンは前週末に発表したCFTCの建て玉報告でファンドなど大手筋の売りが50万枚近くに膨らんだことが明らかになり将来買い戻されることを想定した買いが優勢となった。又、コーンベルトでの高温乾燥予報で作柄悪化を見込んだ買いが入った。大豆は前週に上昇した反動で利益確定売りが膨らんだ。又、USDAが中国向けの18/19年度積み大豆のキャンセルを伝えたことも嫌気された。
今日のニュース
主な経済指標結果
23:00米6月中古住宅販売件数(年率換算)538万件(予想544万件 前回541万件)

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