朝刊:2018/07/26

貿易摩擦問題解消の期待からダウはマイナス圏から前日比プラスへと上昇

NY為替
日本時間午前5時半過ぎのドル円は110.96円。きょうのNY為替市場、終盤に入ってユーロの買い戻しが強まった。ホワイトハウスがトランプ大統領とユンケル委員長が会談終了後、共同声明を発表すると述べている。25日はトランプ米大統領とEUのユンケル欧州委員長が通商問題について会談した。午前は会談の動向を見極めようと、運用リスクを回避する目的の円買いが先行した。ただ、引けにかけて円は急速に上げ幅を縮めた。トランプ米大統領が米欧首脳会談後の記者会見で「自動車以外の産業製品に対し、米国と欧州は関税ゼロ、非課税障壁ゼロに向けて協力する」と述べた。通商問題について対話を続けることでも合意し、貿易摩擦を巡る不透明感が後退。ドルが円など主要通貨に対して買われた。ユーロドルは序盤に1.1665ドル近辺まで下落していたが、終盤になって一時 1.1740ドル近辺まで買い戻される展開となった。ユーロ円も130円台を回復。
NYダウ
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比172ドル16セント(0.7%)高の2万5414ドル10セントと2月下旬以来の高値で終えた。米欧首脳会談の行方を見極めようと、午後の半ばごろまでは買い見送りムードが強かった。取引終了の30分ほど前、米欧が貿易摩擦の緩和で合意したと伝わると急速に買いが優勢になった。ナスダック総合指数は91.47高の7932.24、S&P500は25.67高の2846.07。ダウ平均は一時128ドル安まで下げ幅を拡大したものの、その後は下げ渋る動きも見せる中、終盤になってプラスに転じ上げを加速させた。IT・ハイテク株が堅調なほか、今日はトランプ大統領とユンケル欧州委員長の会談が行われており、トランプ大統領がユンケル委員長からの譲歩を引き出し、両者は合意したとの報道が流れた。ダウ平均は一時190ドル高まで今度は上昇した。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は軒並み上昇。終値の前日比は、金が5.9~7.5ドル高、中心限月の8月限が6.3ドル高。金8月限は反発。時間外取引ではユーロ次第の値動きとなるなか、欧州時間に地合いを引き締めた。日中取引ではユーロの戻りを売られたことが上値を抑えたが、押し目は買われた。プラチナ系貴金属(PGM)は、続伸。前日比はプラチナが3.8~4.5ドル高、中心限月の10月限が4.1ドル高、パラジウムが19.60~19.70ドル高、中心限月の9月限は19.70ドル高。プラチナ10月限は続伸。欧州時間のユーロ高などを受けて堅調となった。日中取引で戻りを売られたが、下値は限られた。
NY原油
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.78~0.82ドル高。その他の限月は0.30~0.82ドル高。ブレント原油も続伸。期近2本の終値の前営業日比は、0.49~0.61ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が市場予想以上に減少し、2015年2月以来の低水準となったことが手がかり。産油大国であるサウジアラビアやロシアが増産していることから供給過剰が警戒されているものの、米国の需給は一段と引き締まっている。受け渡し地であるオクラホマ州クッシングの原油在庫は2014年11月以来の低水準を更新した。米石油協会(API)の米週間石油在庫統計を手がかりに買いが優勢だったものの、通常取引開始を控えてマイナス転換した。通常取引序盤には68.20ドルまで下げ幅をやや拡大。ただ、EIA週報の発表後はプラス転換し、69.70ドルまで上昇した。改質ガソリンとヒーティングオイルは続伸。改質ガソリンの当限は2週間ぶりの高値を更新した。ドライブシーズンにあることから燃料需要が拡大している。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反発。終値の前営業日比は3.50~7.25セント高。中心限月の12月限は7.25セント高の373.25セント。欧州での生産量見通しの下方修正を受けて急伸した小麦市場が手掛かりとなって買われた。大豆も軒並み続伸。終値の前営業日比は2.50~4.75セント高。中心限月の 11月限は2.50セント高の875.75セント。時間外取引では前日に上昇した後に利益確定のための売りが見られて頭重く推移していたが、小麦の急伸を映した買いが見られてプラスサイドに転じた。ただ、11月限は前日の高値を突破出来ずに上げ幅を縮小しており、上昇に対する抵抗も窺わせる足取りとなった。
今日のニュース
主な経済指標結果
EIA週間在庫統計(23:30)原油は-614.7万バレル(先週比4億0494万)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。