朝刊:2018/08/02

米中貿易摩擦激化への懸念の再燃でNYダウが反落

NY為替
1日のNY為替市場ではドル円相場は前日比10銭程円高ドル安水準の1ドル=111円70銭台前半で取引を終えた。この日注目されたFOMCでは予想通り政策金利の据え置きを決定し声明文についても前回とほぼ同じ内容だった。発表後にドルの上値が重くなりドル円は一時111円39銭まで下落した。又、トランプ政権が2000億ドルの中国からの輸入製品に対する追加関税を当初計画の10%から25%への引き上げを今日にも発表すると伝わったこともドル売りを促した。その後130㌦超下げていたNYダウが次第に下げ幅を縮小したことからドル円は反発に転じ111円70銭前後まで値を戻した。
NYダウ
朝方は前日引け後に発表したアップルの好決算を受けIT/ハイテク株が買い先行で始まりNYダウは上昇して始まった。しかしながらトランプ政権が2000億ドルの中国からの輸入製品に対する関税を当初計画した10%から25%へ引き上げることを今日にも発表すると伝わり米中貿易摩擦激化への懸念が再燃しボーイングやキャタピラなど中国関連株への売りが加速した。NYダウは一時130㌦超下落した。一方で米長期金利の上昇から利ざや改善期待でJPモルガン・チェースなどの銀行株が買われ相場を下支えした。1日の米株式市場ではNYダウは前日比81ドル37セント安の25333ドル82セントと反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は続伸し、7707.29(+35.50)。
NY貴金属
金12月限は1227.6ドル(前日比-6.0)。白金10月限は817.2ドル(前日比-28.6)。金は反落した。トランプ政権が2000億ドルの中国からの輸入製品に対する関税を当初計画した10%から25%へ引き上げることを今日にも発表すると伝わり米中貿易摩擦激化を懸念した売りが優勢となった。また、米長期金利の上昇も圧迫要因となった。プラチナは大幅反落。米中貿易摩擦への懸念や株安、原油安を受け売りが優勢となった。
NY原油
原油9月限は67.66ドル(前日比-1.10)。NY原油は続落した。EIAが発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が事前予想に反し前週から増加したことやクェートの7月の産油量が前月から大幅に増えたことで需給悪化を懸念した売りが膨らんだ。ロシアのエネルギー相の増産を示唆する発言も嫌気された。ヒーティングオイルとガソリンは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は379.50セント(前日比-7.00)。大豆11月限は901.75セント(前日比-17.25)。大豆とコーンは大幅に反落した。大豆はトランプ政権が中国からの輸入製品に対する関税を当初計画の10%から25%へ引き上げると報じられたことを受け米中貿易摩擦激化を懸念した売りが加速した。コーンは大豆安を嫌気した売りが優勢となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:15米7月ADP雇用統計(前月比)21.9万人(予想18.5万人 前回18.1万人)
23:00米7月ISM製造業景況指数58.1(予想59.5 前回60.2)
27:00米連邦公開市場委員会(FOMC)(7/31~8/1)

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