朝刊:2018/08/09

米中貿易摩擦の長期化への懸念や原油相場の急落が重石となりNYダウは4日ぶりに反落

NY為替
この日は主な経済指標の発表も無く手掛かり材料に乏しい中、ドル円は調整色の強い相場展開となった。7日に米国が160億ドル相当の中国からの輸入製品に23日から25%の報復関税を発動すると発表した。それに対し8日に中国も米国からの同じ規模の輸入製品に関税を賦課する対抗措置を講じることを表明した。それを受け米中貿易摩擦の長期化が懸念されリスク回避の円買いが強まった。又、良好な入札結果を受け米10年債利回りが低下したことも円買いドル売りを促した。8日のNY為替市場ではドル円相場は111円19銭を付けた後110円90銭前後まで反落し、前日比40銭超円高ドル安の1ドル=111円ちょうど近辺で取引を終えた。
NYダウ
この日は米中貿易摩擦の長期化への懸念や原油相場の急落が相場の重石となった。トランプ政権は7日に160億ドル相当の中国からの輸入製品に25%の報復関税を23日から発動することを発表した。それに対し中国も米国からの輸入製品に同じ規模の関税を賦課する対抗措置を講じると表明した。それを受けキャタピラーやボーイングなど中国関連株が売られたほか原油安でエネルギー株が軟調となり相場を押し下げた。一方でアマゾン・ドット・コムが上場来高値を更新するなど主力のIT/ハイテク株への買いは継続し相場を下支えした。8日の米株式市場ではNYダウが前日比45ドル16セント安の25583ドル75セントと4日ぶりに反落した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数は7日続伸し、7888.32(+4.66)。
NY貴金属
金12月限は1221.0ドル(前日比+2.7)。白金10月限は829.5ドル(前日比-1.9)。金は続伸した。ドル安に支援された一方でドルの下値が限られたことから上値は重かった。プラチナは小反落した。ユーロ高が好感され続伸して始まったものの米中貿易摩擦への懸念から戻り売り圧力が強まり反落に転じた。
NY原油
原油9月限は66.94ドル(前日比-2.23)NY原油は急反落した。8日にEIAが発表した週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想より減少幅が少なかったことやガソリンとヒーティングオイルの在庫が増加したことから失望売りを浴び下げが加速した。又、中国の原油輸入が伸び悩んだことも相場を圧迫した。原油安を受けガソリンとヒーティングオイルも反落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は385.00セント(前日比+0.50)。大豆11月限は910.50セント(前日比+4.75)。大豆は続伸し、コーンは小反発した。大豆は大豆輸入量の減少で中国の大豆価格が上昇したことを受け中国が米国産大豆の買い付けを再開するとの見方から買いが優勢となった。又、コーンベルトでの高温乾燥予報で作柄悪化を期待する買いも入った。コーンは小麦や大豆高を手掛かりした買いが入った。
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