朝刊:2018/08/10

対米関係悪化のロシア。トルコリラにも影響か?

NY為替
本日5時過ぎ時点のドル円は111.10円。きょうのNY為替市場はドル高・円高の動きが優勢となった。トランプ大統領の新興国への制裁を起因とした限定的なリスク回避の動きなのかもしれない。トランプ大統領はトルコとロシアに制裁を発動しているが、その影響でトルコリラやロシアルーブルは下げが止まらず、トルコリラに至っては対ドルで4%急落しており過去最安値を更新している。ニュージーランド中銀が市場の予想以上に金融緩和的な姿勢を示したとして、ニュージーランドドル安・米ドル高も目立った。ドル円相場の取引材料に乏しいなか、こうした流れが円売り・ドル買いにも波及した。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が74.52ドル安の2万5509.23ドル、ナスダック総合指数が3.46高の7891.78。米中貿易摩擦や、トランプ大統領によるロシアやトルコなど新興国への制裁による不透明感がリスク回避の雰囲気につながった。中盤までは好調な米企業決算に株式市場も支えられていたものの、終盤になって利益確定売りを強めている。ダウ平均の構成銘柄ではシェブロンやエクソンモービルなどの石油株の下げが目立った。原油相場の下落が逆風となった。長期金利低下で利ざやが縮小するとの見方が強まり、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株も安い。最近上昇が目立っていたファイザーやメルクなど製薬株も利益確定売りに押された。
NY貴金属
ニューヨーク金は小反落、銀は続伸。終値の前日比は、金が1.2~0.7ドル安、中心限月の12月限が1.1ドル安、銀が3.0~4.3セント高、中心限月の9月限が3.0セント高。金12月限は小反落。時間外取引では、人民元の落ち着きなどからドル安に振れたことを受けて堅調となったが、欧州時間に入ると、ユーロ高が一服したことを受けて上げ一服となった。日中取引では、予想以下の米生産者物価指数(PPI)を受けて押し目を買われる場面も見られたが、ドル高に転じたことから戻りを売られて軟調となった。全体的に方向感に乏しかったが、外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇したため、ドルの代替投資先とされる金を売る動きがやや優勢だった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は小幅に続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.13~0.11ドル安。その他の限月は0.09ドル安~0.31ドル高。米中貿易戦争が拡大しているなかで、両国の景気減速やコモディティ需要の縮小が引き続き警戒されている。報復関税の応酬は中国側にとって不利とみられており、上海総合株価指数や人民元は下落基調にある。ただ、敵対的な関税が発動された7月以降の中国経済指標はほとんど発表されておらず、貿易戦争による直接的な影響はまだはっきりと確認されていない。前日発表の週間の米石油在庫統計で、原油在庫が市場予想ほど減らなかったことも引き続き売り材料視された。
シカゴコーン・大豆
コーンは先限以外が反落。終値の前営業日比は2.25セント安~0.75セント高。中心限月の12月限は2.25セント安の382.75セント。12月限は米コーンベルトでの高温乾燥に対する警戒感から底固く推移する場面も見られていたが、10日の米農務省(USDA)の需給報告を前にしてイールド上方修正観測が強まるなか次第に売り圧力が高まり、反落に転じた。ただ、米中西部産地は高温乾燥になるとの予報を受け、売りは限られた。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は6.75~6.00セント安。中心限月の11月限は6.50セント安の904.00セント。11月限は前日の堅調地合いを引き継いで時間外取引を開始し、序盤は確りで運ばれて前日の高値を上抜く場面も見られたが、10日発表の米農務省(USDA)の需給報告を前にして玉整理基調が強まり値を落とした。
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