朝刊:2018/08/17

米中貿易交渉の再開で貿易戦争終結への期待が高まりNYダウは大幅反発

NY為替
この日発表された米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ったことで朝方はドル売りが先行しドル円は110円台半ばへ下落した。その後8月22、23日に開催が予定されている米中貿易交渉の再開への期待から米株式相場が大幅反発したことや米10年債利回りの上昇で円売りドル買いが強まりドル円は一時111円10銭台まで反発した。トランプ大統領がドル高容認をにおわす発言をしたこともドル買いを促した。ただ、ムニューシン米財務長官が「牧師が解放されなければ追加制裁を準備する。」と発言したことでトルコ情勢への懸念が意識されドル円は伸び悩み110円90銭前後でのもみ合いで推移した。16日のNY為替市場ではドル円相場は前日比10銭程度円安ドル高水準の1ドル=110円90銭前後で取引を終えた。
NYダウ
16日の米株式市場ではNYダウが前日比396ドル32セント高の25558ドル73セントと大幅に反発した。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も反発し、7806.52(+32.41)。中国商務省が8月下旬に米中貿易交渉を再開させると発表したことを受け貿易戦争終結への期待が高まり投資家心理が改善した。ボーイングやキャタピラなどの中国関連が買われた他米長期金利の上昇でJPモルガン・チェースやゴールドマンサックスなど金融株が上昇し相場を押し上げた。又、好決算を発表したウォルマートやシスコシステムなどが堅調となりNYダウは一時400ドル超上昇する場面もあった。
NY貴金属
金12月限は1184.0ドル(前日比-1.0)。白金10月限は784.5ドル(前日比+12.6)。金は続落した。ドル高には圧迫されたものの米中貿易交渉再開に対する期待感から銅などの非鉄金属相場が一先ず下げ止まったことが下支えとなった。プラチナは反発した。米中貿易交渉の再開で貿易摩擦の改善期待やユーロの下げ止まりを受け買戻しが優勢となった。
NY原油
原油9月限は65.46ドル(前日比+0.45)。NY原油は反発した。米中貿易交渉の再開が好感されたことや前日の大幅安を受け値ごろ感からの買い戻しが優勢となった。又、米株式相場の大幅上昇や他の商品相場の上昇にも支援された。原油安を受けガソリンは反発し、ヒーティングオイルは続落した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は379.75セント(前日比+3.75)。大豆11月限は897.00セント(前日比+28.00)。大豆とコーンは反発した。大豆は米中貿易交渉の再開を受け貿易摩擦解消への期待の高まりから買いが優勢となった。又、USDAが発表した週間輸出成約高が強気の内容だったことを好感した買いも入った。コーンは大豆と小麦の上昇が後押しとなり強気の週間輸出成約高を好感した買いに押し上げられた。
今日のニュース
主な経済指標結果
21:30米7月建設許可件数(年率換算件数)131.1万件(予想131万件 予想129.2万件)
21:30米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数11.9(予想22.0 前回25.7)
21:30米7月住宅着工件数(年率換算件数)116.8万件(予想126万件 前回117.3万件)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)21.2万件(予想21.5万件 前回21.4万件)

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