朝刊:2018/08/21

米中貿易摩擦の改善を期待した買いが継続しNYダウは3日続伸、6ヶ月半ぶりの高値

NY為替
20日のNY為替市場ではドル円相場は前日比40銭程度円高ドル安水準の1ドル=110円前半で取引を終えた。トランプ大統領がロイターとのインタビューで「FRBの利上げ決定には同意しない」と述べ、パウエルFRB議長の利上げ姿勢に改めて不満を示したことで米10年債利回りが低下したことを受けドル売りが優勢となった。又、トランプ大統領が中国や欧州は貿易で有益になるよう人為的に通貨を切り下げていると批判したことが市場ではドル安を誘導する発言と捉えられドル売りに一段と拍車をかけドル円は110円前半まで下落した。
NYダウ
今日も22、23日に米国で開催される事務レベルでの米中通商協議を前に米中貿易摩擦の改善を期待した買いが継続した。ボーイングなど中国関連の一角が引き続き買われたほか原油相場の上昇でエクソンモービルなどエネルギー株が堅調に推移した。また、米10年債利回りが低下し株式の割高感が薄れるとの見方も相場を下支えした。20日の米株式市場ではNYダウが前日比89ドル37セント高の25758ドル69セントと3日続伸し6ヶ月半ぶりの高値を付けた。ハイテク銘柄中心のナスダック指数も小幅に3日続伸し、7821.01(+4.68)。
NY貴金属
金12月限は1194.6ドル(前日比+10.4)。白金10月限は793.9ドル(前日比+16.6)。金は続伸した。ドル安に支援された他17日現在のNY金の売り越し幅が1万枚前後まで拡大し目先売り過剰感の台頭から米中通商協議を前に買戻しが優勢となった。プラチナは反発した。米中通商協議への期待感やドル安ユーロ高を手掛かりにした買いが加速した。金やパラジウムなど他の貴金属相場の上昇にも後押しされた。
NY原油
原油9月限は66.43ドル(前日比+0.52)。NY原油は3日続伸した。22、23日の米中通商協議を前に米中貿易摩擦激化への懸念がやや後退したことや中国人民元や南アランドなどの下げ止まりから新興国経済への不透明感が和らいだことなどを受け買いが優勢となった。ドル安も好感された。ガソリンは反発し、ヒーティングオイルは続伸した。
シカゴコーン・大豆
コーン12月限は376.50セント(前日比-2.25)。大豆11月限は893.25セント(前日比+0.50)。大豆は小反発し、コーンは続落した。大豆は米中通商協議の進展を期待した買いが入った一方でコーンベルトでの週末の降雨で豊作観測が強まったことや小麦やコーンの軟調で上値が抑えられた。コーンはコーンベルトでの週末の降雨や今週の降雨観測で豊作見通しが一段と強まり売りを誘った。又、小麦安にも圧迫された。
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