朝刊:2018/08/28

北米の貿易摩擦解消の期待で株式、商品市況続伸

NY為替
日本時間午前5時半過ぎのドル円は111.07円。きょうのNY為替市場、先週からの流れを引き継ぎドル売りが優勢となった。先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演がタカ派ではなかったことや、米国債市場でイールドカーブのフラット化が更に進行しておりドルの上値を重くしているようだ。円は対ユーロで5日続落し、前週末比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円70~80銭で取引を終えた。独Ifo経済研究所が発表した8月の企業景況感指数が前月比で市場予想を上回って上昇した。ドイツの景気拡大観測からユーロが買われた。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が259.29ドル高の2万6049.64ドル、ナスダック総合指数が71.92高の8017.90、S&P500が22.05高の2896.74。先週のジャクソンホールでのパウエル議長の講演がタカ派な内容ではなかったことや、FRBがイールドカーブのフラット化に関して議論していることも株式市場にとってはプラスに捉えているようだ。米国とメキシコが27日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡り大筋合意に達したため、リスク投資意欲が強まり、米株とともに買い進まれた
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が2.6~3.0ドル高、中心限月の12月限が2.7ドル高、銀が6.1~7.3セント高、中心限月の9月限が6.5セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、ユーロ高一服に上値を抑えられたが、押し目は買われて下値は限られた。日中取引では、米国とメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の2国間協議で合意に達したことを受けて堅調となり、13日以来の高値1218.8ドルを付けた。最終的にはドルがユーロや円などに対して下落し、ドルの代替投資先とされる金先物の買いを誘った。
NY原油
ニューヨーク原油は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.15~0.18ドル高。その他の限月は0.07~0.22ドル高。米国とメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡り大筋合意に達したことで、カナダを含めて北米の貿易摩擦が解消に向かうことが期待された。米国が各国と通商協議を行うなかで、景気見通しに不透明感がつきまとっているものの、米国とメキシコが再交渉で大筋合意したことは不透明感をやや後退させた。米国の対イラン制裁の第2弾を控えて、米国が石油取引について制裁を一部緩和しないとの思惑が高まっていることは支援要因。米国はイランの原油輸出をできる限りゼロに近づけようとしており、イランはすでに減産を強いられている。一方で、米中貿易戦争の拡大は引き続き圧迫要因。先週の米中通商協議で進展はなく、米国が敵対的な関税の第3弾を発動させることが警戒されている。ただ、勢いは限定的で上値は限られた。石油輸出国機構(OPEC)や非加盟国による協調減産の監視委員会は、ベネズエラなどの供給減を補うため、加盟国らが産出量を増やしていると指摘したと伝わった
シカゴコーン・大豆
コーンは概ね反落。終値の前営業日比は1.75セント安~0.75セント高。中心限月の12月限は1.25セント安の361.50セント。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は7.25~1.75セント安。中心限月の11月限は7.00セント安の848.25セント。前週末に発表されたプロファーマ―による今期のコーンのイールド(単収)と生産量見通しは豊作ながらもUSDA予測をやや下回るものだったが、豊作は確実との見方が強まったことに加え、大豆安、小麦安を映した売りが入って値を下げた。12月限は7月19日以来、初めて360セントを割り込んだが、安値では買い戻されて360セント台を回復して取引を終えた。
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