朝刊:2018/09/06

ナスダック大幅安!ポンドもドルに対して上昇。マーケットの流れに変化を及ぼすか?

NY為替
日本時間午前5時半過ぎのドル円は111.53円。きょうのNY為替市場は欧州通貨が買われている。ブルームバーグが関係者の話として、「英EU離脱協議でドイツと英国が主な要求を取り下げ」と伝えたことで、合意なき離脱への警戒感が後退し、ポンドを中心にユーロにも買い戻しが強まった。ドイツは合意に将来の詳細な計画をもはや求めず。英政府は一部決定を離脱後に先送りを検討するという。ドル円はNY時間に入って上下動の末、111円台半ばの水準で落ち着いている。ブルームバーグの報道でポンド円やユーロ円も上昇したことで、ドル円も連れ高となり、111.75円付近まで一時上昇した。しかし、きょうの米株式市場でナスダックが大幅安となっており、その後はドル円も伸び悩んでいる。米上院がフェイスブックとツイッターの幹部に対し公聴会を開催しており、市場は警戒感を強めている模様。米議会はSNSに対して規制導入を検討している模様。ただ、ドル円は111円台半ばの水準は維持されており底堅さは堅持している。英ポンドはドルに対して上昇した。1ポンド=1.29ドルちょうど近辺と、前日の1.28ドル台半ばから水準を切り上げた。ただ、引けにかけて伸び悩んだ。市場では「EU離脱を巡る条件の取り決めを先送りしただけで、離脱後の不透明感が残る」との見方があった。
NYダウ
きょうのNY株式市場はIT・ハイテク株への売りが強まっており、ナスダックは8000ポイントを下回っている。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が22.51ドル高の2万5974.99ドル、ナスダック総合指数が96.07安の7995.17、S&P500が8.12安の2888.60。 米上院がフェイスブックやツイッター、グーグルの幹部への公聴会を開催しており、市場は警戒感を強めている。議会はSNSへの規制導入を検討しているようだ。また、貿易問題や新興国への懸念も引き続き重しとなっている模様。明日は米国による中国への制裁関税発動の期限となっており警戒感を強めている一方、米国とカナダとのNAFTA再交渉の協議が再開。カナダのフリーランド外相が記者団とのインタビューに答えており、「NAFTA加盟の3ヵ国での合意は可能との認識を示した。良好な雰囲気で協議は進んでいる」と述べた一方で、両国は新たな提案を出す必要があるとの認識も示していた
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が2.1~2.5ドル高、中心限月の12月限が2.2ドル高、銀が3.2~5.7セント高、中心限月の12月限が.0セント高。金12月限は反発。英独が欧州連合(EU)離脱巡る主な要求取り下げとし、ポンド主導でドル安に振れたことを受けて反発した。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1196.4~1201.4ドルのレンジで推移、前日比0.1ドル高の1199.2ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、買い戻しなどが入って小じっかりで推移した。立会時間は、英独が欧州連合(EU)離脱巡る主な要求取り下げとし、ポンド主導でドル安に振れたことを受けて地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破すると、1204.2ドルまで上昇した。外国為替市場でドルが対ユーロや英ポンドで軟調となり、ドルの代替投資先とされる金には買いが優勢となった。
NY原油
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.15~1.14ドル安。その他の限月は1.12~0.45ドル安。ルイジアナ州やミシシッピ州に上陸した熱帯性暴風雨「ゴードン」はハリケーンへと発達せず、石油関連施設の被害は特に伝わっていないなかで、安堵感から売りが優勢となった。ハリケーンに対する警戒から一時停止した石油関連施設では操業再開の準備が始まっている。米国内務省・安全環境執行局(BSEE)によると、火曜日の時点で日量15万6907万バレルの原油生産が停止したが、まもなく再開する見通し。早ければ今週にもトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドルに対する追加関税の発動を発表すると警戒されていることも圧迫要因。第3段の敵対的な関税が発動すると、米国は中国からの輸入品の約半分に追加関税を課すことになる。米国と中国は世界の石油需要の約3割を占めることから、両国の景気動向は石油の需要見通しを左右する。世界経済の減速で原油需要が減るとの思惑も売りを促したとの指摘があった。このところ新興国の通貨が対ドルなどで大きく下げている。新興国経済の減速や金融市場の混乱が世界経済を押し下げるとの警戒感が強い。
シカゴコーン・大豆
コーンは先限以外が反落。終値の前営業日比は3.00セント安~0.75セント高。中心限月の12月限は3.00セント安の365.25セント。大豆は期近主要限月反落。終値の前営業日比は6.50セント~2.75セント安。中心限月の11月限は6.25セント安の838.00セント。前日の日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)週間作物進度報告での作柄悪化を手掛かりにした買いが見られ、12月限は前日の高値を上抜く場面も見られたが、順調に生育が進行し収穫開始が間近に迫るなかハーベストプレッシャーが強まったほか、大豆の軟調を映した売りが入り値を落とした。368.50セントで時間外取引を開始した12月限は、アジアの時間帯序盤に買われて前日高値を上抜き369.75セントまで上昇し、その後は369.00セントをサポートにしての小動きとなった。その後、欧州の時間帯に地合いを緩め終盤に366セントまで値を落とした。
今日のニュース
主な経済指標結果
特になし

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。