朝刊:2018/09/07

ナスダック連日大幅安。本日雇用統計で巻き返すか?

NY為替
きょうのNY為替市場は円高の動きが強まった。新興国市場の下げが小康状態になったこともあり序盤はドル売りが優勢となっていた。しかし、米株式市場で前日に引き続き、IT・ハイテク株が下落し、それが先導する形で次第に市場全体にリスク回避の雰囲気が強まった。米国債利回りが下げたほか、原油も急速に売りが強まった。IT・ハイテク株の下げについては半導体の下げが圧迫。半導体の価格や需要がピークアウトするとの見方が出ているようだ。きのうはフェイスブックやツイッターの幹部に対する米上院での公聴会への懸念からIT株が下落しナスダックの下げを先導していたが、決算発表以降、高値更新を続けていたIT・ハイテク株に、ここに来て利益確定売りが強まっているものと見られる。ユーロはドルに対して小反落し、前日比0.0005ドル安い1ユーロ=1.1620~30ドルだった。米指標を受けてユーロ買い・ドル売りが先行した。ただ、米雇用統計を見極めたいとのムードも強く、ドル売り一巡後は方向感なくもみ合った。
NYダウ
きょうのNY株式市場もIT・ハイテク株への売りが強まり、ナスダックは一時大幅に下落した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が20.88ドル高の2万5995.87ドル、ナスダック総合指数が72.45安の7922.73、S&P500が10.55安の2878.05。きのうはIT株中心に売りが強まっていたが、きょうは半導体への売りが相場全体を圧迫。半導体については、DRAMやNANDの価格や需要がピークアウトするとの見方が強まっている。ネット関連などIT株もきのうに引き続き売りが優勢。 決算発表以降、貿易問題の火の粉を逃れIT・ハイテク株は高値を更新していた。新興国経済への不安感や貿易問題が引き続き尾を引く中、ここに来て投資家のリスク許容度が低下してきているのかもしれない。
NY貴金属
ニューヨーク金は続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が2.9~3.2ドル高、中心限月の12月限が3.0ドル高、銀が4.5~3.9セント安、中心限月の12月限が3.9セント安。  金12月限は続伸。時間外取引では、ポンド堅調などを受けて押し目を買われて上昇した。日中取引では、ドル安一服などを受けて上げ一服となった。  銀12月限は反落。ドル安一服をきっかけに売り圧力が強まった。 ニューヨーク金12月限は、続伸。時間外取引では1200.5~1212.1ドルのレンジで推移、前日比9.2ドル高の1210.5ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、戻りを売られる場面も見られたが、欧州時間に入ると、ポンド堅調を受けて上値を伸ばした。 立会時間は、1212.7ドルまで上昇したのち、ドル安一服を受けて上げ一服と なった。序盤の安値を割り込み、戻り売り圧力が強まると、1202.2ドルまで下落した。ドルが主要通貨に対して売られた場面で、ドルの代替投資先とされる金先物の買いを誘った。
NY原油
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.95~0.90ドル安。その他の限月は0.87~0.42ドル安。 米中貿易戦争の拡大が警戒されるなかで売りが優勢だった。早ければ今週にもトランプ米大統領は中国からの輸入品2000億ドル相当に対する追加関税の発動を発表する可能性があり、両国の景気減速と石油需要の鈍化が意識されている。中国商務省は米国が追加関税を発動するならば反撃すると繰り返し述べている。米エネルギー情報局(EIA)が発表している週報で、留出油の在庫が積み上がっているほか、ガソリン在庫が過去5年のレンジ上限を上回る高水準で推移していることも重しとなった。米国の石油在庫(原油や石油製品の在庫の合計)は4月以降積み上がる傾向にあり、相場の圧迫要因となっている。米原油在庫は市場予想以上に減少し、4億0149万バレルと2015年2月以来の低水準となったが、あまり材料視されなかった。朝方は買いが先行した。外国為替市場で主要通貨に対してドル売りが先行し、ドル建てで取引される原油先物の割安感が意識された面があった。
シカゴコーン・大豆
コーンは概ね反発。終値の前営業日比は1.50セント安~1.75セント高。中心限月の12月限は1.00セント高の366.25セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は1.25セント~4.25セント高。中心限月の11月限は1.25セント高の839.25セント。 米コーンベルトでは降雨が続くと予測されるなか、降雨過剰や降雨による成熟遅れに対する警戒感が強まるなか買われた。ドル安も買い支援材料となったが、豊作見通しや小麦安が重石となったため、上げ幅は限定された。365.50セントで取引を開始した12月限はアジアの時間帯序盤に367.75セントの高値まで値を伸ばした後は欧州の時間帯終盤まで地合いを緩めた。ロシアの輸出関税の予定なし、との見解を受けて小麦安が進行したことに追随する売りに頭押された。
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