朝刊:2018/09/12

ハリケーン「フローレンス」が接近!原油市況を押し上げる?!

NY為替
きょうのNY為替市場でドル円は買いが優勢となり111.60円近辺まで上昇した。ロンドン時間には伸び悩む場面が見られたものの111円台をしっかりと維持し、底堅い値動きが見られている。きょうは米国債利回りが上昇したことや、米株式市場が堅調に推移したことがドル円をサポートしたようだ。中国が米国がWTOの判断を順守していないとして、米国への報復許可をWTOに求める方針を示すなど米中貿易問題は一向に解決の糸口が見えない。ただ、懸念は根強いものの、きょうの株式市場は一旦様子見となっている模様。円は対ユーロで続落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円50~60銭で取引を終えた。ユーロは対ドルで小幅に続伸し、前日比0.0010ドル高い1ユーロ=1.1600~10ドルで終えた。ユーロやポンドなどの欧州通貨の戻りが続いた。ただ13日に欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、持ち高調整目的のユーロ売りが出て上値は重かった。ユーロの高値は1.1612ドル、安値は1.1565ドルだった。英ポンドは小幅に続伸し、前日と同じ1ポンド=1.30ドル台前半で水準を切り上げた。英中央銀行イングランド銀行のカーニー総裁が2020年1月まで任期を延長すると発表し、ニューヨーク市場の取引時間帯で上げに転じた。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が113.99ドル高の2万5971.06ドル、ナスダック総合指数が48.31高の7972.47、S&P500が10.76高の2887.89。序盤は売り先行で始まったものの、すぐに買い戻しが入りプラス圏に浮上した。中国が米国がWTOの判断を順守していないとして、米国への報復許可をWTOに求める方針を示すなど米中貿易問題は一向に解決の糸口が見えない。ただ、懸念は根強いものの、きょうの株式市場は一旦様子見となっていた模様。IT・ハイテク株に買い戻しが見られたほか、原油相場が反発しておりエネルギー株が上昇し、ダウ平均は2万6千ドル台まで一時上昇した。債券市場は米長期金利が一時2.98%と8月上旬以来の水準に上昇し、節目の3%に近づいた。今週発表の8月の米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高が景気拡大や物価上昇基調を示すとの観測もくすぶっており、円安・ドル高が進んだ。ナスダックも上昇。アップルのほか、アマゾンやフェイスブック、マイクロソフト、ネットフリックスが上昇。一方、マイクロンやブロードコム、NXPなど半導体関連株の下落が目立っている。NAND価格下落の逆風が2019年中盤を通して続くとの指摘がアナリストから出ていた。
NY貴金属
ニューヨーク金は反発、銀は反落した。終値の前日比は、金が2.3~5.4ドル高、中心限月の12月限が2.4ドル高、銀が2.8~2.3セント安、中心限月の12月限が2.8セント安。金12月限は反発。時間外取引では、ドル高一服などを受け、もみ合いとなった。日中取引では、ドル高を受けて売り圧力が強まったが、ドルの上値が限られると、買い戻し主導でプラスサイドを回復した。本日は売りが先行したものの心理的な節目とされる1200ドルを下回ると短期的な戻りを見込んだ買いが入り、上昇に転じた。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小反落、パラジウムは続落。前日比は、プラチナが0.7~0.4ドル安、中心限月の10月限が0.7ドル安、パラジウムが1.80~2.60ドル安、中心限月の12月限は2.80ドル安。プラチナ10月限は小反落。欧州時間からのドル高を受けて下落したが、金の下げ一服をきっかけに安値から戻した。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が1.63~1.71ドル高。その他の限月は0.63~1.58ドル高。米国の対イラン制裁によってイランの生産量がさらに減少していく見通しであることが背景。サウジアラビアやロシアなど主要な産油国が増産し、供給不足を回避しようとしているものの、安定的な供給は不透明であるとみられている。ハリケーン「フローレンス」が米国の大西洋沖で勢力を強めており、週後半にも東海岸南部に上陸するとみられる。上陸すれば、テキサス州から米北東部州の都市に石油製品を輸送するパイプライン「コロニアル・パイプライン」の操業が停止する可能性がある。米北東部で一時的に需給が逼迫するとの思惑も相場を押し上げた。ハリケーン上陸が予想される州では、住民が自動車などで他州に避難し始めた。被災に備えたガソリン需要も高まっており、ガソリン先物が大幅に上昇。原油相場に買いが波及した面もあった。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて小幅反落。終値の前営業日比は1.25セント~0.25セント安。中心限月の12月限は0.50セント安の366.75セント。大豆は期近主要限月が大幅反落。終値の前営業日比は14.50セント~12.75セント安。中心限月の11月限は13.50セント安の831.75セント。2日に需給報告の発表を控えるなか、玉整理基調が強まり頭押された。週間作物進度報告において作柄が引き上げられたことも売りを呼ぶ一因となったが全体的に様子見ムードが強く、12月限の取引レンジは365.50~369.00セントと3.50セント幅のレンジ内にとどまった。367.25セントで時間外取引を開始した12月限は、アジアの時間帯序盤に買われて前日高値を上抜き369.00セントの高値まで上昇したが、欧州の時間帯に入ってからは地合いを緩め、欧州の時間帯は概ね366.75~377.75セントのレンジ内で推移した後、終盤には366セント割れ直前まで値を落とした。
今日のニュース
主な経済指標結果
特になし

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。