朝刊:2018/09/18

新たな米中貿易戦争発動で揺れる株式・商品市況?!

NY為替
日本時間午前5時過ぎのドル円は111.84円。きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となりドル円も上値が重かったものの底堅さは維持している。NY株式市場でIT・ハイテク株が下落しておりドル円を圧迫したものの、下値での押し目買い意欲も旺盛なようだ。クロス円の上昇もサポート。ただ、米中貿易問題が依然として解決の糸口が見えない中、積極的に上値を追う動きも見られていない。トランプ大統領はきょうにも2000億ドルの中国からの輸入品への制裁関税を発動するものと見られる。大統領は中国との貿易問題に関する声明を市場終了後に発表すると述べていた。しかし、事前に伝わっていたこともあり大きな動きまでには至っていない。むしろ追加の情報が何かあるか警戒される。円の対ユーロ相場は反落し、45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円60~70銭で終えた。英国がEU離脱で合意に近づいたとの観測から英ポンドとユーロが幅広い通貨に対して買われた。ユーロは対ドルで反発し、前週末比0.0065ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1680~90ドルで終えた。欧州情勢に対する過度の警戒感が後退し、ユーロ買い・ドル売りが優勢になった。ユーロの高値は1.1698ドル、安値は1.1665ドルだった。
NYダウ
きょうのNY株式市場、米中貿易問題への懸念がIT・ハイテクを圧迫した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が92.55ドル安の2万6062.12ドル、ナスダック総合指数が114.25安の7895.79、S&P500が16.18安の2888.80。日曜日にウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が米中間の通商協議は開かれない可能性があると伝えていた。中国がムニューシン米財務長官からの協議提案を拒否することを検討しているという。 それを受けトランプ大統領はきょうにも2000億ドルの中国からの輸入品への制裁関税を発表すると見られている。トランプ大統領は声明で市場終了後に対中貿易政策に関する発表を行うと述べていた。トランプ大統領の対中貿易の厳しさ継続路線を変えるきっかけが何になるかは予測しづらいが、トランプ大統領は米国が輸入するほぼすべての中国製品に追加関税をかけると示唆。為替市場での人民元安誘導など、これに対する中国の対抗措置次第では、影響が米景気に大きく跳ね返る可能性は残る。利上げによる米金利上昇や新興国懸念もくすぶる。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が4.6~5.0ドル高、中心限月の12月限が4.7ドル高、銀が7.6~8.4セント高、中心限月の12月限が8.1セント高。金12月限は反発。時間外取引では、米大統領が中国製品に対する追加関税について17日にも発表する公算が大きいと伝えられるなか、欧州時間のドル安を受けて堅調となった。日中取引では、ドル相場がもみ合いとなるなか、上げ一服となった。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1197.5~1203.7ドルのレンジで推移、前日比1.1ドル高の1202.2ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、欧州時間のドル安を受けて地合いを引き締めた。立会時間は、ドル安を背景に買い戻されて堅調となり、1209.7ドルまで上昇した。ただその後はユーロがもみ合いに転じたことから上げ一服となった。ユーロや英ポンドなどの主要通貨に対してドルが下げ、ドルの代替投資先とされる金先物は買いが優勢だった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は小反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.09~0.08ドル安。その他の限月は0.08ドル安~0.31ドル高。米国の制裁によってイランの生産量が一段と減少する見通しであることが供給不足を警戒させている反面、米中貿易戦争の拡大による石油需要の鈍化も意識され、値動きは限定的だった。トランプ米政権は早ければ週明けにも、中国からの輸入品2000億ドル相当に対する追加関税について発表すると伝わっている。関税の税率は10%と報道されており、25%の追加関税は回避される見通しだが、これが発動すると中国からの輸入品の約半分が敵対的な関税の対象となる。ただ、下げ幅は広がらなかった。米国がイラン産原油の輸入停止を各国に求めるなか、前週はインドが輸入量を減らす方針と伝わるなど、イラン産原油の供給減による需給の引き締まりを見込んだ買いも入り、相場を下支えした。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて続落。終値の前営業日比は4.00~1.25セント安。中心限月の12月限は3.75セント安の348.00セント。大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は7.00~1.00セント安。中心限月の11月限は7.00セント安の823.50セント。この週末、米コーンベルトには成熟、収穫に適した天気が広がったことに加え、豊作が見込まれるなかで収穫本格化を間近に控えていることでハーベストプレッシャー (収獲期の売り圧力)が強まったことも下押し要因となった。さらに、大豆安、小麦安も売りを呼んだことから引けにかけて下値を探る足取りとなり12月限は一代の安値を更新。その後も戻りも浅いまま終了。12月限としては初めて350セントを割り込んでの終了となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
特になし

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。