朝刊:2018/09/20

李首相の発言で新興国通貨対ドルで買われる。

NY為替
日本時間午前7時14分現在のドル円は1ドル=112.25円。NY時間の終盤になってドル円は112円台前半での推移が続いている。きょうのNY為替市場、ドル円は神経質な展開となっており112円台前半での小幅な値動きに終始している。米株式市場でダウ平均は大幅高、米国債利回りも上昇しておりドル円にとって外部環境は追い風となっている。しかし、ドル円の上値は重い。欧州通貨が伸び悩んでおり、クロス円の下落がドル円を圧迫しているほか、ドル買いが強まる雰囲気もない。米中貿易問題はエスカレートしているものの、経済への影響は限定的との見方も出ており懸念は一服している。これに関しては成り行きをもう少し見守りたい雰囲気も市場では強いようだ。ドル円は上向きの流れを堅持しているものの上値は軽くはないようだ。112.40円から上が重くなっているようだが、112.50円にかけて日本の輸出企業の中間期末に向けた売りオーダーも大量に観測されている。本日は円の上値は終始重かった。米中の貿易摩擦への過度な懸念が後退し、米10年物国債利回りが一時3.09%とおよそ4カ月ぶりの高水準に上昇した。日米金利差の拡大観測が円の上値を抑えた。19日のニューヨーク市場の円の高値は1ドル=112円16銭、安値は112円40銭だった。円は対ユーロで横ばいだった。前日と同じ1ユーロ=131円05~15銭で終えた。ユーロは対ドルで小反発した。前日比0.0005ドル高い1ユーロ=1.1670~80ドルで終えた。ユーロも対ドルでやや買われたが、イタリア財政への懸念もあり上値は限られた。ユーロの高値は1.1693ドル、安値は1.1650ドルだった。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸したもののナスダックはマイナス圏での推移が続いた。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が158.80ドル高の2万6405.76ドル、ナスダック総合指数が6.07安の7950.04、S&P500が3.64高の2907.95。米中貿易問題はエスカレートしているものの影響は限定的との楽観的な見方も出ている。これに関しては成り行きをもう少し見守りたい雰囲気が市場では強まっているようだ。そのような中、米国債利回りが上昇しており10年債は心理的節目の3%を回復している。イールドカーブのフラット化も後退する中、株式市場では銀行株が上昇し相場をサポート。また、原油相場が71ドル台を回復しており、エネルギー株の上昇も支援した。一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し6.069ポイント(0.1%)安の7950.038で終えた。アマゾン・ドット・コムが下落した。欧州連合(EU)の規制当局が出店業者から集める情報の取り扱いを巡り、EU競争法(独占禁止法)に触れていないかを巡って調査を開始したと19日伝わった。マイクロソフトや半導体関連株の一角が売られたのも重荷だった。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が5.4~5.8ドル高、中心限月の12月限が5.4ドル高、銀が8.7~10.5セント高、中心限月の12月限が9.5セント高。金12月限は反発。時間外取引では、李中国首相の発言をきっかけにドル安に振れたことを受けて堅調となった。日中取引では、ドル高に転じたが、買い戻しなどが入って金の反応は限られた。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1202.2~1209.4ドルのレンジで推移、前日比4.7ドル高の1207.6ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、李中国首相の発言をきっかけにドル安に振れたことを受けて堅調となった。ただ欧州時間に入ると、ポンド主導でドル安が一服し、上値を抑えられた。外国為替市場でドルが対主要通貨で下落し、ドルの代替投資先とされる金が買われた。
NY原油
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.18~1.27ドル高。その他の限月は0.07~1.07ドル高。米国のイラン制裁による供給不足が警戒されているなか、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が減少したことが相場を押し上げた。米原油在庫は5週連続で減り、2015年以来の低水準となった。輸出拡大が在庫減につながったとの指摘があった。ガソリン在庫も減った。米国は石油取引を含めたイラン制裁の第2弾を11月から行う。各国はイランとの石油取引を縮小しており、イランの生産量や輸出量は減少している。イランの生産量は日量140万バレル程度減少すると見通されている。ベネズエラなどの減産も含めて、生産余力のあるサウジアラビアやロシアなどが増産して穴埋めできるかどうか不透明とみられている。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反発。終値の前営業日比は0.50~2.50セント高。中心限月の12月限は2.50セント高の345.75セント。大豆は軒並み大幅反発。終値の前営業日比は10.25~16.50セント高。中心限月の11月限は16.00セント高の830.00セント。一代の安値を連日更新した後で売り警戒感が強まり、自律修正場面を演じた。この日は原油、ダウ平均の上昇、小麦高も買いを促す要因となった。ただハーベストプレッシャーが引き続き重石となっており、340セント台半ばまでの戻りにとどまった。
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