朝刊:2018/09/25

主要産油国23日の会合で増産見送り!混迷極める原油相場。

NY為替
日本時間午前5時7分現在のドル円は1ドル=112.78円。NY時間の終盤に入ってもドル円は底堅い動きを続けている。きょうのNY為替市場でドル円は何度か戻り売りが出るものの底堅さを堅持した。きょうの市場は米中貿易問題への懸念が再燃しており、米株式市場でダウ平均が反落していることから、ドル円も戻り売りが強まった。ポイントとなっている112.50円付近を何度か割り込む場面もあったが、強いサポートとなっている模様で結局112.80円付近まで反転している。今週はFOMCを控えており更に、貿易問題での米中対立が依然としてある中、このところ上昇を続けていたドル円も調整の動きが出ている。ただ、112.50円より下では押し目買い意欲も根強くあるようだ。円の対ユーロ相場は反落し、20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=132円45~55銭で終えた。ECBによる金融政策の正常化観測を背景に一時は133円台まで円が売られた。その後は目先の利益を確定する目的の円買いが入り、円は下げ渋った。ユーロは対ドルで小幅に反発し、前週末比0.0005ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1745~55ドルで終えた。ドラギECB総裁の発言を受けユーロ圏と米国の金利差が縮小するとの観測が広がり一時は1.1815ドルと6月中旬以来ほぼ3カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。ユーロ買いが一巡すると持ち高調整や利益確定目的のユーロ売り・ドル買いが出て伸び悩んだ。
NYダウ
きょうのNY株式市場は米中貿易問題への懸念を再び強めている。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が181.45ドル安の2万6562.05ドル、ナスダック総合指数が6.30高の7993.25、S&P500が10.30安の2919.37。米政府はきょう、2000億ドル相当の中国製品に対する10%の制裁関税を発動した。年末までに25%に上昇する可能性もある。中国側も600億ドル相当の5000品目を超える米製品への報復関税を発動。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、中国側が通商協議をキャンセルしていたことが明らかとなっている。両国は緊張解消のためワシントンで会合を開く予定だったが、中国が使節団を送らない決定をしたという。また、ローゼンスタイン米司法副長官が辞任する意向と伝わったことも圧迫。同氏は昨年、ホワイトハウスでのトランプ大統領との会話を極秘に録音することを司法省の同僚に提案したと報じられていた。トランプ大統領は27日に会談を行うと発表した。主要産油国が23日の会合で増産決定を見送ったことで、原油先物相場が大幅高となった。エクソンモービルなどエネルギー株は上げた半面、原油高が米経済の逆風になるとして相場全体の重荷となったとの指摘があった。
NY貴金属
ニューヨーク金は反発、銀は小反落。終値の前日比は、金が3.0~3.2ドル高、中心限月の12月限が3.1ドル高、銀が1.9~1.6セント安、中心限月の12月限が1.8セント安。金12月限は反発。時間外取引では、ドル高が圧迫要因となったが、予想以上の独IFO業況指数を受けてドル安が一服し、地合いを引き締めた。日中取引では、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を受けてユーロ高に振れたことが支援要因となったが、買い一巡後は上げ一服となった。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1198.6~1204.9ドルのレンジで推移、前日比2.9ドル高の1204.2ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、ドル高を受けて戻りを売られた。ただ欧州時間に入ると、予想以上の独IFO業況指数を受けてドル安が一服し、地合いを引き締めた。外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落し、ドル建てで取引される金の先物を押し上げた。ただ26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが予想され、金利が付かない金の魅力が薄れるとの見方は重荷だった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.30~1.39ドル高。その他の限月は0.46~1.50ドル高。週末にアルジェリアで行われた石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC加盟国による共同閣僚監視委員会(JMMC)で増産勧告が見送られた。トランプ米大統領が原油価格を抑制するよう要請していたものの、サウジアラビアやロシアなどは早急な増産を否定した。トランプ米大統領はOPECなどが原油価格をつり上げていると繰り返し批判している。JPモルガンは23日、年末時点のWTI原油の予想水準を75.83ドル、19年分も76.80ドルにそれぞれ引き上げた。イランなどの供給減少のリスクが需要後退の可能性を大きく上回ると説明し、市場では相場の上昇余地が意識された。
シカゴコーン・大豆
コーンは軒並み続伸。終値の前営業日比は1.00セント安~3.25セント高。中心限月の12月限は3.25セント高の360.50セント。大豆は総じて続落。終値の前営業日比は6.25~0.75セント安。中心限月の11月限は6.25セント安の841.00セント。米農務省(USDA)発表の輸出検証高が強気な内容が好感されて買いの手が広がった。オーストラリアでの降霜を受けた小麦高、米コーンベルトでの今週末の降雨予測も買いの手掛かりとなるなか値位置を切り上げ、今月12日以来となる360セント台を示現。その後も大きく値位置を落とすことなく360セント台を維持して終えた。中心限月の12月限は時間外取引を開始した直後に高下する場面が見られたが、その後は様子見ムードが高まり欧州の時間帯を終えるまで356~356.75セントという狭いレンジ内での往来にとどまった。
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