朝刊:2018/09/28

日本円対ドルで年初来安値更新!調達し易い低金利の円が売られる格好か?

NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いが強まり、ドル円は113.45円付近まで上げ幅を拡大し年初来高値を更新した。対欧州通貨でもドル買いが進行しユーロドルは1.1640ドル付近まで下げ幅を拡大。FOMCを通過してファンダメンタルズに基づいたドル買いが復活している模様。前日のFOMCでは今年3回目の利上げを実施し、年内はあと1回、来年は3回、2020年に1回の利上げ見通しを示した。前回同様の内容でFRBのスタンスに変化はないものの、貿易問題や景気のピークアウト接近も予想される中、緩やかではあるが、意外にFRBは強気姿勢を堅持しているといった印象が強まっているのかもしれない。一方、円は対ユーロで続伸し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円95銭~132円05銭で取引を終えた。イタリア政府が19年度予算案に関する会合を延期すると伝わり、同国の財政協議への不透明感が意識された。ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0100ドル安い1ユーロ=1.1635~45ドルで終えた。ユーロの安値は1.1639ドル、高値は1.1713ドルだった。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が54.65ドル高の2万6439.93ドル、ナスダック総合指数が51.60高の8041.97、S&P500が8.03高の2914.00。IT・ハイテク株の上昇が支援した。前日はFOMCを受けて下落したものの、きょうはリスク選好のムードが高まっている。利上げに対するスタンスはこれまで通りだったものの、一方で景気への強気な見方も堅持しており、株式市場に安心感をもたらしているようだ。この日発表の米経済指標が好調だったこともサポート。しかし、上昇はしたものの貿易摩擦への警戒感は根強く、取引終了にかけては伸び悩んだ。中国売上比率が大きいキャタピラーのほか、ダウ・デュポンなど素材株、中国から製品を輸入するウォルマートなどは売りに押された。トランプ米大統領が連邦最高裁判所判事に指名したブレット・カバノー氏の公聴会が27日に開かれた。内容を見極めたいとして、朝方は様子見ムードが強かった。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が12.1ドル安~変わらず、中心限月の12月限が11.7ドル安、銀が11.4~10.8セント安、中心限月の12月限が11.1セント安。金12月限は続落。時間外取引では、イタリアの予算案会合延期の可能性によるユーロ安を受けて戻りを売られた。日中取引では、英国の欧州連合(EU)離脱交渉に対する懸念もあり、ドル高を受けて軟調となり、8月17日以来の安値1185.6ドルを付けた。ニューヨーク金12月限は、続落。時間外取引では1196.7~1202.6ドルのレンジで推移、前日比1.8ドル安の1197.3ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、ユーロ高を受けて押し目を買われたが、イタリアの予算案会合延期の可能性が伝えられたことをきっかけに戻りを売られた。中心限月12限は一時1185.6ドルまで下げ、中心限月として8月中旬以来ほぼ1カ月半ぶりの安値を付けた。ドル高を受けて、ドルの代替投資先とされる金には売りが優勢となった。
NY原油
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.55ドル高。その他の限月は0.32~0.57ドル高。米国の制裁によってイランの生産量が一段と減少する見通しであることが相場を押し上げた。サウジアラビアやロシアなど生産余力のある産油国は、イランの減産を穴埋めするように増産する見通しだが、イランの減産幅は不透明で供給不足が警戒されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過してドルが全面高になっているものの、あまり材料視されていない前日午後には米エネルギー省のペリー長官が「イラン産原油の供給減を補うために米戦略石油備蓄を放出する考えはない」と述べたと伝わったことも買いを促した。外国為替市場でドルが対主要通貨で買い優勢となった。ドル建てで取引される原油は割高感から売りに押される場面もあったが、下値は堅かった。
シカゴコーン・大豆
コーンは期先以外が反発。終値の前営業日比は21年12月限を除き0.50~1.75セント高。中心限月の期近12月限は1.75セント高の364.75セント。大豆は軒並み続伸。終値の前営業日比は4.75~6.75セント高。中心限月の期近11月限は5.00セント高の855.00セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が事前予想を上回る強気な内容だったことが好感されて買われた。全米四半期在庫報告を前にしたポジション整理基調のなか、買戻しが見られたことも価格を押し上げた。12月限は終始360セントを割り込むことなく取引を終えたほか、前日の高値を上回った後も上げ足を伸ばして9月12日以来となる365セント突破を示現している。
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