朝刊:2018/10/02

NAFTA再交渉合意で市場はリスク・オンムード。原油は3年10ヶ月ぶりの高値を付ける!

NY為替
きょうのNY為替市場はリスク選好の雰囲気が続いておりドル高、株高の中、ドル円は上値追いが続いている。NAFTA再交渉でカナダと米国が合意したことが好感されている。メキシコを加えた3ヵ国で新協定を結び、名前は米国とメキシコ、カナダの頭文字をとって「USMCA」となった。新協定では米農家のカナダ酪農市場へのアクセス拡大のほか、知的財産権の強化、自動車の原産地規則の厳格化が盛り込まれる。先週末の時点で一部からは、合意は困難なのではとの警戒感も高まっていただけにポジティブ・サプライズとなっている模様。円は対ユーロで4営業日ぶりに小反落し、前週末比5銭円安・ユーロ高の1ユーロ=131円90銭~132円00銭で取引を終えた。ユーロはドルに対して4日続落し、前週末比0.0025ドル安い1ユーロ=1.1575~85ドルだった。米利上げ継続観測やイタリアの財政問題を巡る警戒感から、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロの安値は1.1564ドル、高値は1.1625ドルだった。カナダドルが対米ドルで上昇した。NAFTAの再交渉の合意を受け、カナダ経済の不透明感が後退した。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は一時279ドル高まで上げ幅を拡大した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が192.90ドル高の2万6651.21ドル、ナスダック総合指数が9.05安の8037.30、S&P500が10.61高の2924.59。NAFTA再交渉で米国とメキシコの新協定に加わることで合意し、新協定の名前は米国とメキシコ、カナダの頭文字をとって「USMCA」となった。先週末の時点で一部からは、合意は困難なのではとの警戒感も高まっていただけにポジティブ・サプライズとなった模様。株式市場は先週からのポジティブな雰囲気を加速させた。産業株が上昇したほか、自動車株、エネルギー株、銀行株も堅調。一方、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、同9.051ポイント安の8037.302(速報値)で終えた。フェイスブックや半導体のインテルの下げが目立った。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が4.5~2.1ドル安、中心限月の12月限が4.5ドル安、銀が20.7~20.0セント安、中心限月の12月限が20.5セント安。金12月限は反落。時間外取引では、ユーロ高一服などを受けて売り優勢となった。日中取引では、買い戻しなどが入って下げ一服となったが、ユーロの戻りが売られたことを受けて上値を抑えられた。ニューヨーク金12月限は、反落。時間外取引では1188.1~1196.5ドルのレンジで推移、前日比5.6ドル安の1190.6ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、ユーロの戻りが売られたことを受けて軟調となった。全体的な市場のムードがリスク・オンになったことから、投資家心理が上向き、実物の裏付けがあり安全資産とされる金先物の売りを誘った。外国為替市場でドルが主要通貨に対して堅調に推移したこともドル建ての金の重荷だった。
NY原油
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が2.05~2.08ドル高。その他の限月は0.97~2.19ドル高。来月から始まる米国の制裁の第二弾によって、イランの供給量が一段と減少する見通しであることが相場を押し上げた。米国の要求に関し、イランが協議開始を受け入れようとしないなかで、米国はイランの生命線である原油輸出量をゼロに近づけようとしている。イランとの主要な取引先である中国やインドの複数の石油企業は買い付けを縮小する兆候がある。中国の国営石油会社であるシノペックも取引を縮小させつつあると伝わっている。NAFTA再交渉の妥結で米国を中心とした貿易摩擦を巡る不透明感がやや晴れた。投資家心理が強気に傾き、リスク資産と位置付けられる原油先物にも買いが膨らんだ。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて大幅反発。終値の前営業日比は1.00~9.75セント高。中心限月の期近12月限は9.50セント高の365.75セント。大豆は大幅反発。終値の前営業日比は8.75~12.25セント高。中心限月の期近11月限は12.25セント高の857.75セント。米国がメキシコ、カナダと北米自由貿易協定(NAFTA)に替わる新たな貿易協定で合意に達したことを受けて米国の穀物輸出に対する安堵感が広がるなか買いの手が広がった。12月限は前日の高値に迫る水準まで上昇し、その後も値を落とすことなく高値付近で終了し、前週末の下落幅を相殺した。終値ベースで365セントを上回るのは9月11日以来。中心限月の12月限は時間外取引を開始した後は、欧州の時間帯序盤まで始値である356.75セントを前後するほぼ横ばいの状態となった。欧州の時間帯中盤以降に地合いを強めて358セント台に値を乗せながらも、その後の上値も重く欧州の時間帯は359セントまで値を伸ばすのがせいぜいだった
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