朝刊:2018/10/03

NYダウ最高値更新!商品市況も追随。今後は上昇相場へ視界良好か?!

NY為替
きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となった。この日は主な経済指標の発表もなく、パウエルFRB議長の雇用とインフレ関する講演が注目イベントとなっていた。特にFOMCから逸脱した内容もなく、漸進的な利上げ継続を強調。講演が伝わった直後は反応薄だったが、米国債利回りが下げ幅を縮小し出し、次第にドルも買い戻しが入っていた。しかし、米国債利回りが再び下げ幅を広げる動きとなったことからドル円も売りに押されている。財政への懸念が出ているイタリア債から米国債への資金シフトが出ているとの指摘も聞かれた。ドル円はきのうから何度か114円に乗せたものの上値を抑えられたことから一旦利益確定売りが出たものと思われる。過熱感も出ており致し方ないところではあるが、下押す動きまではない。米株式市場でダウ平均が最高値を更新しておりムードも良好。上値期待は温存しているものと見られる。円は対ユーロで反発した。前日比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円25~35銭で取引を終えた。ユーロは対ドルで5日続落。前日比0.0035ドル安い1ユーロ=1.1540~50ドルで終えた。イタリアの財政不安を受けユーロ売り・ドル買いが続いた。イタリアのボルギ下院予算委員長が「自国通貨を持てば問題は解決する」と述べた。同氏は後で「ユーロ離脱の計画はない」と弁明したが、投資家の懸念をあおり、ユーロの重荷になった。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は最高値更新。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が122.73ドル高の2万6773.94ドル、ナスダック総合指数が37.76安の7999.55、S&P500が1.16安の2923.43。序盤は前日付近でのもみ合いが続いていたが、下値が固かったことから次第に上げ幅を拡大する展開となった。特段の材料はないが、景気拡大がもうしばらく続くとの楽観的な見方が株式市場をサポートしているようだ。米中貿易問題への懸念も一服しており産業株やエネルギー株が相場をサポートした。7-9月期の決算発表も近づいており期待感が高まっているのかもしれない。これまで上昇をリードしてきたIT・ハイテクからの資金シフトも出ているのかもしれない。一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、同37.755ポイント安の7999.547(同)で終えた。従業員の最低賃金の引き上げを発表したアマゾン・ドット・コムや、企業が広告出稿に慎重になっていると伝わったフェイスブックの下げが目立った。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が14.8~19.0ドル高、中心限月の12月限が15.3ドル高、銀が18.3~22.5セント高、中心限月の12月限が18.6セント高。金12月限は反発。時間外取引では、米中の地政学的リスクに対する懸念などを受けて堅調となったが、欧州時間に入ると、ユーロ安に上値を抑えられた。日中取引では、ドル高一服を受けて地合いを引き締めると、テクニカル要因の買いを巻き込んで上値を伸ばした。二ューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1192.2~1198.4ドルのレンジで推移、前日比2.7ドル高の1194.4ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、米中の地政学的リスクに対する懸念などを受けて堅調となったが、欧州時間に入ると、ユーロ安に上値を抑えられた。イタリアの財政不安が改めて意識され、実物の裏付けがあり安全資産とされる金先物には買いが優勢だった。
NY原油
ニューヨーク原油の当限は小反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.10~0.07ドル安。その他の限月は0.10ドル安~0.19ドル高。前日までの反動で上昇が一服したものの、下値は限定的だった。約1ヶ月後に米国が石油取引を含めたイラン制裁の第2弾を発動させることから、イランの減産による供給ひっ迫が引き続き警戒されている。米国が対イラン制裁の再開を決定する前の4月の段階で、ブルームバーグの調査によるとイランの輸出量は日量282万バレルあったが、9月には同172万1000バレルまで縮小している。米国はイランの輸出量をできる限りゼロに近づけようとしている。イランだけでなくベネズエラの減産も含めて、サウジアラビアやロシアなどは穴埋めする必要があり、生産余力の縮小が不安視されている。米国とカナダの貿易摩擦を巡る不透明感が薄れたうえ、米国の経済制裁でイランの原油供給が細るとの観測が買いを支えている。
シカゴコーン・大豆
コーンは軒並み小幅続伸。終値の前営業日比は0.25~2.25セント高。中心限月の期近12月限は1.75セント高の367.50セント。 大豆は総じて続伸。終値の前営業日比は7.50~9.75セント高。中心限月の期近11月限は8.25セント高の866.00セント。米国、メキシコ、カナダによるNAFTAに替わる新たな貿易協定合意を受けて米中間の貿易摩擦に対する楽観的な見方が強まったことで買われた。ただ、大豊作見通しが重石となり12月限は前日高値を上抜く場面も見られながらも370セント台に値を乗せることはできず、上げ幅を縮小して引けた
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