朝刊:2018/10/04

NY原油76ドル台=3年10カ月ぶり高値

NY為替
きょうのNY為替市場はドル買い・円売りが強まり、終値は114.53円と前日NY終値(113.65円)と比べて88銭程度のドル高水準だった。この日発表になったADP全米雇用統計で政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比23万人増と予想の18万5000人程度増をたため円売り・ドル買いが先行、ISM指数は約21年ぶりの高水準となりドル買いに弾みがついた。引け間際にはパウエルFRB議長が講演で「米経済は極めてポジティブ」「まだ中立的な金利水準には遠い」「中立金利を超える可能性がある」の発言をうけてドル買いが強まる場面も見られている。ユーロドルはパウエルFRB議長の発言もあり下値模索が続き6日続落。終値は1.1478ドルと前日NY終値(1.1548ドル)と比べて0.0070ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが3.1851%前後をつけると、節目の1.1500ドルを下抜けてストップロスを誘発し一時1.1465ドルと8月20日以来の安値を付けた。ユーロ円は6日ぶりに反発。終値は131.46円と前日NY終値(131.23円)と比べて23銭程度のユーロ高一時131.25円付近まで下げたものの、ドル円の上昇に伴い値をもどした。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は終盤に伸び悩んだものの最高値更新が続いている終値は、ダウ平均が54.45ドル高の2万6828.39ドル、ナスダック総合指数が25.54高の8025.09、S&P500が2.08高の2925.51。朝方発表された米9月ADP民間部門雇用者数や米9月ISM非製造業総合指数が強い結果となったことを受けて主要3指数がそろって上昇した。一時177ドル高まで上げ幅を拡大し、前日に続き史上最高値を更新した。強い指標もあってきょうは米国債利回りが年初来の最高水準を更新しており、銀行株の上げが相場をサポートした。米中貿易問題への懸念も一服させており産業株も堅調に推移。IT・ハイテク株はまちまちの動きを見せた。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が4.1~2.8ドル安、中心限月の12月限が4.1ドル安、銀が2.3~1.4セント安、中心限月の12月限が2.3セント安。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比は、プラチナが3.4ドル安~2.5ドル高、中心限月の1月限が2.2ドル高、パラジウムが2.30ドル高、中心限月の12月限は2.30ドル高。金12月限は反落。序盤、イタリアの財政赤字圧縮報道でユーロ高に振れたことを受けて堅調となったが、日中取引ではADP全米雇用報告が事前予想を上回り、ドル高に振れたことを受けて売られた。その後は米ISM非製造業総合指数(NMI)が約21年ぶりの高水準となったことも圧迫要因となり、1200.8ドルまで下落した。プラチナ1月限は、時間外取引を830.8~837.7ドルのレンジで推移し、前日比1.7ドル高の835.2ドルとなった。イタリアの財政赤字圧縮報道によるユーロ高を受けて堅調となった後、金同様、好調な米経済指標を受けてドル高に転じたことから、戻りを売られた。
NY原油
3日のニューヨークの原油先物相場は、米国による対イラン制裁に伴う供給減少懸念などを背景に買いが入り、反発した。終値の前営業日比は、期近2限月が1.18~1.20ドル高。その他の限月は1.17~1.29ドル高。2014年11月下旬以来約3年10カ月ぶりの高値を更新した。WTI11月物の清算値は前日比1.18ドル(1.57%)高の1バレル=76.41ドル12月物は1.20ドル高の76.24ドルとなった。この日は米国の制裁によるイランの減産見通しを背景とした買いが続いた。米国は対イラン制裁の第2弾は11月から始める。イランの生命線である原油輸出をできる限りゼロに近づけようとしており、イランの輸出量はすでに減少している。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相はこの日年末にかけて一段と増産すると発言した、ファリハ・エネルギー相は10月の生産量を日量1070万バレルまで拡大し、11月にはさらに増産すると語った。また、サウジとロシアが原油価格の上昇を抑えるため生産を拡大することで9月に非公式に合意していたとの報も流れたものの、売りは続かなかった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油在庫は市場予想以上に増加したものの、ほとんど材料視されていない。サウジアラビアやロシアと肩を並べる米国の生産量は日量1110万バレルと、過去最高水準で推移しているものの、供給ひっ迫感の後退にはつながっていない。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反落。終値の前営業日比は2.75~0.25セント安。中心限月の期近12月限は2.75セント安の364.75セント。大豆は軒並み反落。終値の前営業日比は4.50~1.25セント安。中心限月の期近11月限は4.50セント安の861.50セント。コーンは続伸した後でテクニカル要因から売られ反落に転じた。前日に上昇しながらも370セントを上値抵抗にしていたことが弱材料視された。ただ、米コーンベルトでの降雨とこれに伴う作柄悪化ならびに収穫遅延観測が買い支援材料となり、下げ幅は限られた。大豆も続伸後の自律修正が売りを呼んだほか、翌日に週間純輸出成約高の発表を控えるなか、米中貿易摩擦が輸出に与える影響を懸念した売りも見られた。ただ、米コーンベルトでは来週半ばまで雨が降り続くと予測されるなか、作柄悪化ならびに収穫遅れに対する懸念に買い支えられており、11月限は860セントを割り込むことなく取引を終えた。
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