朝刊:2018/10/10

原油、イラン輸出量減少で更なる上値を追う展開か?10日にハリケーン「マイケル」フロリダ州に上陸?!

NY為替
きょうのNY為替市場、ドル円は上値の重い展開が続き再び112円台に値を落とした。ロンドン時間には113.40円付近まで買い戻されていたもののNY時間に入って戻り売りに押されている。米中貿易問題が更にエスカレートするのではとの懸念や、イタリア財政問題も影を落とす中、市場ではリスク回避の雰囲気が強まっておりドル円を圧迫。米長期金利の指標である10年物の米国債利回りは早朝に一時3.26%と2011年5月上旬以来、7年5カ月ぶりの水準に上昇(価格は下落)した。ただ、その後は持ち高調整目的の買いなどが入り低下に転じた。日米の金利差拡大が続くとの見方がやや弱まり、円買い・ドル売りが優勢になった。現在の状況は113円付近はなんとか維持されている状況。21日線が112.85円付近に来ており目先のサポートとして意識される。なお、終盤になってトランプ大統領が、利上げを急ぐ必要はないとFRBへの苦言を呈していた。この発言を受けドル円は一時21日線に顔合わせする場面も見られた。円の対ユーロ相場は大幅に3日続伸し、1円20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円75~85銭で終えた。イタリアの財政問題を巡り、同国と欧州連合(EU)の対立が長期化するとの思惑から海外市場でユーロ安が進んだ流れを引き継いだ。
NYダウ
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比56ドル21セント(0.2%)安の2万6430ドル57セントで終えた。貿易摩擦の懸念や中国経済の減速への警戒感から、中国事業の比率が高い銘柄を中心に売りがやや優勢となった。ナスダック総合指数が2.07高の7738.02、S&P500が4.09安の2880.34。インフレ上昇への懸念からこのところ米国債利回りが急上昇し、長期金利上昇を警戒してIT・ハイテク株などグロース株中心に売りが広がっていた。ただ、きょうの米10年債はポイントとなっている3.25%を一旦つけたあと利回りは下げに転じており、IT・ハイテク株に売り一服感を与えていたようだ。ただ、全体的に上値は重い。米中貿易問題への懸念が重しとなっており産業株が売られたほか、きょうは大手銀行株の下げが目立った。米国債利回りの下げのほか、今週は決算発表を控えている。ローンの伸びが緩んでいるではとの見方も出ているようだ。決算の数字自体は悪くはないものの、ポジティブな反応を示すか疑問との声も出ているようだ。ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに小反発し、同2.067ポイント高の7738.016で終えた。アナリストが前向きな収益見通しを示した電気自動車(EV)のテスラのほか、アマゾン・ドット・コムなどが堅調だった。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が2.8~3.0ドル高、中心限月の12月限が2.9ドル高、銀が6.9~7.7セント高、中心限月の12月限が7.1セント高。金12月限は反発。時間外取引では、買い戻しなどが入って堅調となったが、欧州時間に入ると、ユーロ安に上値を抑えられた。日中取引では、ドル安を受けて地合いを引き締めた。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1188.4~1195.8ドルのレンジで推移、前日比1.5ドル高の1190.1ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、買い戻しなどが入って堅調となったが、欧州時間のユーロ安を受けて上げ一服となった。ドルが円などに対して下落し、ドルの代替投資先とされる金先物の買いにつながった。
NY原油
ニューヨーク原油は上昇。終値の前営業日比は、期近2限月が0.64~0.67ドル高。その他の限月は0.53~0.67ドル高。米国の制裁によってイランの供給量が一段と減少していると伝わったことから買いが優勢だった。ロイター通信によると、10月第1週のイランの輸出量は日量110万バレルだった。制裁開始前の4月は日量250万バレルだったことからすると、従来の半分以下に落ち込んでいる。米国は制裁の一環として、イランの輸出量をできる限りゼロに近づけようとしている。ただ、インドや中国など一部の国の企業は石油制裁が始まる11月以降もイランと取引を継続する兆候がある。米国はイランに核開発の制限強化やミサイル開発プログラムの停止、イエメンやシリアなど紛争地域への介入中止を要求しているが、米国とイランが対話を開始する見通しはない。ただ、米国は制裁を緩和し、一部の国にイランとの取引継続を容認することも検討している。メキシコ湾上にあるハリケーン「マイケル」が10日にも米フロリダ州に上陸する見込み。実際は石油施設が集中する地域はそれるもようだが、一時的な操業停止や従業員の避難が伝わり、生産量の減少観測が広がった。
シカゴコーン・大豆
コーンは期近の主要限月は続落。終値の前営業日比は2.00セント安~変わらず。中心限月の期近12月限は2.00セント安の364.50セント。大豆は反落。終値の前営業日比は6.75セント~3.25セント安。中心限月の11月限は6.75セント高の863.00セント。11日発表の需給報告を前にしたポジション調整や大豆安を映した売りに頭押された。一方では米コーンベルトで降雨が続いていることで作柄の悪化や収穫遅延が懸念されたうえ、米農務省(USDA)発表の輸出検証高が強気だったことに買い支えられ、10月2日以来の価格レンジを割り込むことはなかった。中心限月の12月限は366.50セントで時間外取引を開始した後、アジアの時間帯は365.75~366.50のレンジ内での小動きとなった。欧州の時間帯に入ると367.00セントに達する場面が見られたがそれでも様子見ムードが強く365.50~367.00セントという狭いレンジ内での往来となった。
今日のニュース
主な経済指標結果
特になし

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。