朝刊:2018/10/11

NYダウ大幅安!代替先の金に買いが集まるか?!

NY為替
きょうのNY為替市場はリスク回避の雰囲気が強まり、ドル円はサポートとして意識された112.50円を割り込んでいる。株安が止まらず米株式市場が全面安の様相。ダウ平均が800ドル超急落する中、ドル円も売りが強まっている。株安の要因としては米国債利回りの上昇と米中貿易問題。特に米国債利回りの上昇による長期金利上昇への警戒感が株式市場を圧迫しているようだ。IT・ハイテク株などグロース株はこれまでの上昇で配当利回りも低く、このような局面では売りが出易い。その流れが他のセクターへも広がっている。ただ、米景気後退への懸念が高まっているわけではない。株が下げ止まるのを待つのみだが、ドル円もそれまでは上値の重い展開も予想される。
NYダウ
きょうのNY株式市場、売りが止まらずダウ平均は800ドル超急落している。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が831.83ドル安の2万5598.74ドル、ナスダック総合指数が315.97安の7422.05、S&P500が94.66安の2785.68。 下落幅は2月8日以来の大きさだった。米長期金利の上昇を受けてハイテク株を中心に株式の割高感につながった。米中貿易摩擦の長期化懸念から投資家がリスク回避姿勢を強めたのも相場の重荷だった。 米国債利回りが再び上昇し始めていたことから長期金利上昇を警戒したリスク資産の売りが続いている。米10年物国債利回りは一時3.24%と前日比0.04%上昇した。金利が上昇するとPERが高いハイテクなど「モメンタム株」の割高感が意識されやすい。株式市場はIT・ハイテクを中心としたグロース株が売り主体となっていたが、そのほかのセクターにも次第に売りが広がった。米中貿易問題への警戒感も重なり株式市場は売りが売りを呼ぶ展開となり全面安。
NY貴金属
ニューヨーク金は続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が1.6~2.1ドル高、中心限月の12月限が1.9ドル高、銀が7.4~6.3セント安、中心限月の12月限が7.4セント安。金12月限は続伸。時間外取引では、もみ合いとなったのち、欧州時間に入ると、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、序盤に下落する場面も見られたが、米長期金利上昇による株安などを受けて地合いを引き締めた。ニューヨーク金12月限は、続伸。時間外取引では1188.9~1194.8ドルのレンジで推移、前日比1.9ドル安の1189.6ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて軟調となった。米株式相場の下落で投資家心理が冷え込み、現物資産の裏付けがある金先物にリスク回避目的の買いが入った。
NY原油
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.79~1.78ドル安。その他の限月は1.74~1.40ドル安。米株式市場が大幅安となり、楽観的な景気見通しが後退したことが調整売りを誘った。ダウ平均は800ドル超下げた。足元の米経済は堅調だが、米金利上昇が景気の腰を折ることが警戒されている。先週にかけて原油価格が年初来高値を塗り替えたことも米経済の圧迫要因。サウジアラビアが11月にインドへの原油輸出を増やす見通しだと報じた。米政府は各国にイラン産原油の輸入停止を求めている。同国産原油を多く輸入するインドが原油不足に陥っていることに対処したようだ。
シカゴコーン・大豆
コーンは続落。終値の前営業日比は1.75セント安~変わらず。中心限月の期近12月限は1.75セント安の362.75セント。大豆は大幅続落。終値の前営業日比は12.50~9.25セント安。中心限月の11月限は10.75セント安の852.25セント。米金利上昇に伴うリスク資産からの資金流出の動きを受けて売り優勢となった。11日発表の需給報告を前にしたポジション調整の動きも売りを呼ぶ一方、米コーンベルトでの降雨に対する懸念を背景にした買いも見られたが、今月2日以来のレンジの下限だった363セント終値ベースでも割り込んだ。
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