朝刊:2018/10/16

サウジ政府、記者殺害を認めるか!?イランへの経済制裁含め混沌とする原油相場

NY為替
きょうのNY為替市場、ドル円はNY時間に入って下げ渋ったものの依然として上値が重い。サウジの緊張や中国経済への懸念が株式と伴にドル円の上値を抑えている。ムニューシン米財務長官が先週のG20で為替条項に言及したが、それに関しては日米の軋轢はさほどないとの見方も少なくない。一方、サウジに関しては、原油相場も落ち着いており動向を見守りたいといった雰囲気もあるようだ。先週急落した株式市場は依然として上値は重いものの、次第に落ち着きを取り戻しつつある。VIX指数も節目の20ポイント付近まで戻している。ドル円の上値期待は温存されているものと思われるが、なお上値の重い展開が続いている。円の対ユーロ相場は続伸し、30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円35~45銭で終えた。対ドルの円買いがユーロにも波及した。14日の独バイエルン州の議会選挙で与党が大敗し、ドイツ政治の先行き不透明感が意識されたのもユーロの重荷だった。ユーロは対ドルで反発し、前週末比0.0020ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1575~85ドルで終えた。米国とサウジの関係悪化を警戒したユーロ買い・ドル売りが優勢だった。予想を下回る米経済指標もユーロ買い・ドル売りにつながった。
NYダウ
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比89ドル44セント(0.4%)安の2万5250ドル55セントで終えた。主力のハイテク株が軒並み下げ、相場の重荷になった。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が89.44ドル安の2万5250.55ドル、ナスダック総合指数が66.15安の7430.74、S&P500が16.34安の2750.79。IT・ハイテク株の下げが続いており相場を圧迫。サウジの緊張が高まりや、米中貿易問題による中国経済への影響が懸念されている。アップルの下げがIT・ハイテク株の売りを先導。一部では今秋の中国の個人消費は減速が予想され、アップルのアイフォーンの売れ行きに影響するといったレポートも出回っていた。ただ、先週の急落からは落ち着きを取り戻しつつはあるようだ。VIX指数は重要な節目である20ポイント付近まで戻している。これ以上ボラティリティが高まるようであれば、リスク・パリティ・ファンドからの大量売りも警戒されていたが、いまのところ懸念は後退しているようだ。ダウ平均は先週末の終値を挟んでの上下動が続いていたが、引け際にまとまった売りが入り反落して終えた
NY貴金属
ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が8.3~9.1ドル高、中心限月の12月限が8.3ドル高、銀が8.9~9.5セント高、中心限月の12月限が9.2セント高。金12月限は反発。時間外取引では、アジア株の下落などを受けて堅調に推移し、7月31日以来の高値1236.9ドルを付けた。日中取引では、予想以下の米小売売上高を受けてドル安に振れたことも支援要因となったが、買い一巡後は上げ一服となった。アジアの主要株価指数が下落し、現物資産の裏付けのある金先物にリスク回避目的の買いが入った。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1220.4~1236.9ドルのレンジで推移、前日比10.5ドル高の1232.5ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、アジア株に下落などを受けて押し目を買われた。11日高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って一段高となり、7月31日以来の高値1236.9ドルを付けた。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.43~ 0.44ドル高。その他の限月は0.91ドル安~0.46ドル高。ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールにあるサウジの領事館で殺害された可能性を巡って、トランプ米大統領がサウジに制裁をちらつかせた一方で、サウジは制裁に対して石油を含めた対抗措置を示唆し、供給不足が懸念された。米政府が経済制裁を科すイランの原油供給の減少分を、サウジの増産が埋めるとの見方が先週は広がっていた。だが、米国との関係が悪化すればサウジが増産しない可能性があるとの観測から買いが入った。サウジアラビアは日量1000万バレル超を生産する世界最大級の産油国であり、石油輸出国機構(OPEC)の舵取り役。
シカゴコーン・大豆
コーンは期先の21年12月限以外が続伸。終値の前営業日比は0.25セント安~4.50セント高。中心限月の期近12月限は4.50セント高の378.25セント。大豆は軒並み大幅続伸。終値の前営業日比は16.50~24.00セント高。中心限月の11月限は24.00セント高の891.50セント。米コーンベルトでの降雪見通しを受けて寒波に対する警戒感が強まったうえ、大豆市場の大幅高に追随する買いが入った。12月限は8月21日以来となる378セント超えを示現したが、輸出検証高が弱気な内容だったため買いの勢いが続かず、シカゴ日中取引中盤に378セント台に達した後は伸び悩み、固定されたレンジ内での往来に転じた後、そのまま引けを迎えた。
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