朝刊:2018/10/17

市場は再びリスク・オンムードでダウは暴騰。現物資産のゴールドは方向感欠き小幅高

NY為替
16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比50銭円安・ドル高の1ドル=112円20~30銭で終えた。為替市場は株にらみの相場展開が続いているが、きょうの米株式市場はダウ平均が500ドル超上昇するなどリスク回避の雰囲気が後退しておりドル円にも買い戻しが優勢となった。米株式市場に関してはこの日発表の証券会社やヘルスケア企業の決算が好調だったことで、投資家の関心が企業業績に向かった模様。VIX指数も節目の20を下回っている。ただ、本格的に株式市場が落ち着くのか依然として不透明な部分もあり、ドル円は上値に慎重な面も見られる。目先は112.50円が上値レジスタンスとして意識される。円の対ユーロ相場は3営業日ぶりに反落し、55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円90銭~130円00銭で終えた。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの観測から円売り・ユーロ買いが優勢になった。ユーロは対ドルで小幅に反落し、前日比0.0005ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1570~80ドルで終えた。一時は1.1622ドルとほぼ2週間ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けたが、17~18日の欧州連合(EU)首脳会議を控え持ち高調整目的のユーロ売りが優勢になった。
NYダウ
本日のダウ工業株30種平均は大幅に反発し、前日比547ドル87セント(2.2%)高の2万5798ドル42セントで終えた。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が547.87ドル高の2万5798.42ドル、ナスダック総合指数が214.74高の7645.49、S&P500が59.13高の2809.92。サウジや米中問題は依然として混迷しているものの、この日発表の米証券会社やヘルスケアなど大型株の決算が良好だったことが買い戻しを加速させた。売りが強まっていたIT・ハイテク株にも買い戻しが入り相場全体がリバウンドの動きを強めている。VIX指数も節目の20を下回っており、このまま市場が落ち着いてくれるか注目の局面にあるようだ。米長期金利の上昇が一服したのも買い安心感につながった。16日夕に決算発表を控えていた動画配信のネットフリックスを含む主力ハイテク株が総じて上昇し、投資家心理の改善につながった。ハイテク株に並ぶ成長株であるバイオ医薬や医療機器などヘルスケア株の上昇も目立った。
NY貴金属
ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が0.3~0.9ドル高、中心限月の12月限が0.7ドル高、銀が2.8~2.4セント安、中心限月の12月限が2.6セント安。 金12月限は小幅続伸。時間外取引では、もみ合いとなったのち、ポンド主導のドル安を受けて地合いを引き締めた。日中取引では、ドル安一服や米株価急伸を受けて上げ一服となった。ニューヨーク金12月限は、小幅続伸。時間外取引では1228.4~1233.8ドルのレンジで推移、前日比3.2ドル高の1233.5ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、ユーロ高一服を受けて戻りを売られたが、欧州時間に入ると、ポンド主導のドル安を受けて地合いを引き締めた。ドルが対ユーロなどで下げた場面でドルの代替投資先とされる金が買われた。ただ、欧米の株式相場が総じて上昇。投資家心理がやや上向き、現物資産の裏付けがある金には売りも出て相場は方向感に乏しかった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.14~0.15ドル高。その他の限月は0.31ドル安~0.40ドル高。トルコのサウジ領事館でジャーナリストが失踪した事件を巡る緊迫感が継続しており、場合によってはサウジが原油を武器として利用することが警戒されているほか、来月から始まる米国の対イラン制裁の第2段を控えて、イランのさらなる減産が見通されいることが相場を支えた。ただ、国際的に受け入れられるか不透明だが、サウジは失踪したジャーナリストが尋問中の手違いで死亡したという報告を準備していると伝わっており、サウジが一定の非を認めるとみられていることから、緊張感はやや後退している。それに加え、イラン産原油の供給減は石油輸出国機構(OPEC)加盟国などの増産で補えるとの観測も強く、相場は安く推移する場面も目立った。米エネルギー情報局(EIA)が17日に発表する週間の石油在庫統計で原油在庫が前週から増えるとの見方も買い手控えにつながったという。
シカゴコーン・大豆
コーンは期先の21年12月限以外が反落。終値の前営業日比は期先以外が3.00~1.50セント安。中心限月の期近12月限は3.00セント安の375.25セント。 大豆は総じて反落。終値の前営業日比は6.75~2.75セント安。中心限月の11月限は6.75セント安の884.75セント。前日に上昇した後で修正のための売りが入った。米コーンベルトでの収穫はペースが鈍化しながらも進行していることが確認出来たほか、降雪に対する懸念を織り込んだうえ、今週末まで米コーンベルトでは概ね晴天が広がる見通しとなっていることも売りを呼んだ。
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