朝刊:2018/10/18

ダウ売られるも後場から買戻しも入る。ゴールドはドル高受けて戻り売られる

NY為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=112円60~70銭で取引を終えた。前日の株式市場は大幅反発となり市場が落ち着きを取り戻すのではとの期待感も高まっていた。決算がきっかけだったが、きょうはIBMの決算などが弱く戻り売りが優勢となっていた。しかし、米株が急速に買戻され序盤の下げを解消している。米株も下値では押し目買い意欲も出て来ているようで、VIX指数も節目の20を下回る水準での推移が続いている。このまま終われれば例えマイナスでも、きのうからのポジティブな雰囲気は温存されそうだ。ドル円は一時112円割れを試す場面も見られたが、112円台を堅持する中、午後になってFOMC議事録が公表され、112.65円付近まで反転。議事録では漸進的な利上げが適切との見解で一致していた。一部からは長期的水準を超える水準への利上げが必要になる可能性も指摘されていたようだ。FRBの利上げ姿勢を再確認したことから米国債利回りも上昇しておりドル高の反応が見られている。プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事の発言が金融政策の正常化にやや慎重と受け止められ、ユーロの重荷になったとの指摘があった。
NYダウ
米株式相場は下落しダウ工業株30種平均は前日比91ドル安で終えたが、市場では「前日に急上昇した反動」との冷静な受け止めが多い。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が91.74ドル安の2万5706.68ドル、ナスダック総合指数が2.79安の7642.70、S&P500が0.71安の2809.21。前日は主要企業の決算を受けて急上昇していたが、きょうはIBMの決算が弱い内容だったこともあり売り優勢で始まった。朝方発表の住宅指標が弱かったことも圧迫しているが、こちらはハリケーンの特殊要因が影響している。IT・ハイテク株や住宅関連株中心に売りが膨らみ、ダウ平均は一時300ドル超下落する場面も見られた。ただ、下値での押し目買い意欲も次第に高まってきているのか、売りが一巡すると買い戻しが膨らみダウ平均が一時プラスに転じるなど序盤の下げを解消している。企業が自社株買いを再開し株高を後押しすると予想する。前週までのさえない地合いは企業が決算シーズンにあたり、自社株買いを中断していたことが一因になったと考える。
NY貴金属
ニューヨーク金は反落、銀は続落。終値の前日比は、金が3.9~3.6ドル安、中心限月の12月限が3.6ドル安、銀が3.9~3.4セント安、中心限月の12月限が3.8セント安。金12月限は反落。時間外取引では、株価急伸を受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、ドル安を受けて下げ一服となった。日中取引では、ドル高に転じたことを受けて戻りを売られた。ニューヨーク金12月限は、反落。時間外取引では1223.7~1231.4ドルのレンジで推移、前日比1.8ドル安の1229.2ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、株高などを受けて軟調となった。ただ欧州時間に入ると、ドル安をきっかけに買い戻しなどが入って下げ一服となった。立会時間は、ドル安や株安を受けて1232.9ドルまで上昇した。しかし、その後はドル安一服を受けて戻りを売られ、1225.8ドルまで下落した。米株式相場が持ち直した場面で、実物の裏付けがあり安全資産とされる金先物に売りが出た。為替のドル高もドル建ての金の重荷だった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が2.17~2.06ドル安。その他の限月は1.98~0.47ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油在庫が市場予想以上に増加したことが背景。ハリケーン「マイケル」の影響で米原油生産量は減少したものの、原油輸入が前週比で増加したことや、季節的に製油所稼働率が低下していることが在庫の積み増しにつながった。米製油所稼働率は前週比横ばいの88.8%と、最近の低水準を維持した。米原油輸入量は前週比21万8000バレル増の761万5000バレルだった。 米株相場の不安定な動きが続き、運用リスクを取りにくい雰囲気だったことも原油先物の重荷だった。EIA週報で原油在庫は今年6月以来の水準に増加したほか、戦略石油備蓄(SPR)を除く石油製品と原油の在庫の合計は昨年10月以来の高水準に達している。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの非加盟国が2017年から開始した協調減産によって、年前半にかけて過剰在庫は解消されたものの、その後は再び積み上がる傾向にある。市場ではサウジの著名記者の殺害疑惑を巡り、批判されているサウジが国際社会への対抗措置として原油供給を絞るとの懸念があった。報道を受けてこうした懸念がやや和らいだ。
シカゴコーン・大豆
コーンは概ね小幅続落。終値の前営業日比は期先以外が1.00セント安~変わらず。中心限月の期近12月限は1.00セント安の374.25セント。大豆は期近の中心限月は小幅反発。終値の前営業日比は2.25セント安~1.00セント高。中心限月の11月限は1.00セント高の885.75セント。米コーンベルトでの晴天見通し、オーストラリアの降雨を受けた小麦安が重石となって下落したものの、材料出尽くし感から模様眺めムードが強い中での高下となった。なお、この日の12月限の取引レンジは3セントにとどまった。375.00セントで時間外取引を開始した11月限は開始直後に374セント台に値を落とした後にやや値を戻し375.00セントを前後する足取りとなり、アジアの時間帯中盤から終盤にかけては375.00~375.50セントのレンジ内での高下にとどまった。
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