朝刊:2018/10/25

ダウ600ドル以上の大下げ。逃避先のゴールドの下げは限定的

NY為替
日本時間午前5時6分現在のドル円は1ドル=112.14円。NY時間の終盤に入ってドル円は売りが強まっている。米株式市場の下げが終盤になって加速しており、ダウ平均の下げ幅が600ドルを超えるなかドル円も112円台前半に下落。きょうのNY為替市場は株式が一向に下げ止まらず円高・ドル高の動きが優勢となる中、ドル円も上値の重い展開となった。序盤は日本や中国などアジア株が反発したことからドル円も買い戻しが優勢となり112.75円付近まで上昇してNY時間が始まった。朝方発表の9月の米新築住宅販売件数が前月比で大幅に減り、市場予想も大きく下回った。株安によるリスク回避もあり安全資産とされる米国債が買われ、米長期金利が低下した。その他、ボーイングの決算が好調だったこともサポートしていたようだ。円は対ユーロで3日続伸し、前日比1円5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=127円80~90銭で終えた。リスク回避の円買いが対ユーロでも強まり、一時127円78銭と8月下旬以来2カ月ぶりの円高水準を付けた。
NYダウ
本日の米株式相場は急落した。ダウ工業株30種平均は大幅に3日続落し、前日比608ドル01セント(2.4%)安の2万4583ドル42セントと7月上旬以来の安値で終えた。年初来の騰落率はマイナスに転じた。世界景気の先行き不透明感が意識された。引けにかけて売りが加速した。以下、ナスダック総合指数が329.14安の7108.40、S&P500が84.59安の2656.10。この日発表のボーイングの決算が好調だったことで、ダウ平均の寄り付きは上昇して始まったものの直ぐに下げに転じた。IT・ハイテク株や銀行株の売りが続き相場を圧迫していた。IT・ハイテク株についてはテキサス・インスツルメンツ(TI)の決算が弱かったことが重しとなっている模様。同社は半導体産業の主要企業が顧客となっており裾野が広い。この決算を受けて半導体中心に他のハイテク株にも波及し、IT株も連れ安となっている。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が節目の2700を下回り、先安観につながった面もあった。投資家心理を測る指標である米株式相場の変動性指数(VIX)は不安心理が高まった状態とされる20を上回り、一時26前後に上昇した。相場の不安定な値動きを嫌気した売りも出た。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が9.0~5.6ドル安、中心限月の12月限が5.7ドル安、銀が12.2~11.6セント安、中心限月の12月限が11.7セント安。金12月限は反落。時間外取引では、ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値の低下を受けてユーロ安に振れたことが圧迫要因になった。日中取引では、ドル高を受けて売り優勢となったが、株安が下支えとなった。銀12月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。ニューヨーク金12月限は、反落。時間外取引では1230.6~1236.5ドルのレンジで推移、前日比6.1ドル安の1230.7ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値の低下を受けて下げ幅を拡大した。ドルがユーロや英ポンドなどに対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金先物の売りを誘った。ただ、米株安を受けて運用リスクを回避する目的で金先物に買いが入る場面もあり、下値は限られた。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.34~0.39ドル高。その他の限月は0.44ドル安~0.30ドル高。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫は市場予想以上に増加したものの、石油製品の在庫が取り崩されたことを好感し、前日までの下げの反動が現れた。石油製品需要は節目の日量2000万バレルを大きく上回った。製油所稼働率は89.2%と前週比でやや上昇したものの、定期改修で全体的には引き続き稼働率は抑制されており、石油製品の供給は制限されている。米株式相場が下げ幅を広げると、リスク資産とされる原油先物は伸び悩んだ。景気の減速懸念も原油需要が弱まるとの見方につながり、相場の重荷だった。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反落。終値の前営業日比は2.00セント安~変わらず。中心限月の12月限は2.00セント安の368.25セント。大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は7.50セント~1.75セント安。中心限月の11月限は7.25セント安の850.25セント。米コーンベルトでの好天に伴い、収穫進行見通しが強まったことが弱材料となった。米株式市場の軟調な動きも売りを呼ぶ一因となり前日安値を下抜く場面も見られたが 材料に織り込み感が強いこともあって下げ幅も限定的。この日の12月限の取引レンジは2セントの狭いレンジであり、様子見ムードの強まりを窺わせる足取りとなった。
今日のニュース
主な経済指標結果
特になし

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。