朝刊:2018/10/29

米ハイテク株中心に売られる。リスクオフムードが高まり代替先のゴールドに資金は流れるか?

NY為替
29日の日本時間午前7時半過ぎのドル円は111.85円。きょうのNY為替市場、リスク回避の雰囲気が強まりドル円は売りが強まった。一時111.40円近辺まで下げ幅を拡大している。100日線が111.55円付近に来ているがその水準を下回った。米株安が一向に止まらず、きょうのダウ平均は一時500ドル超急落し、リスク回避の円高がドル円を押し下げている。円は対ユーロで上昇し、前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=127円55~65銭で取引を終えた。円は一時111円38銭と9月中旬以来の円高・ドル安水準を付けた。ユーロは対ドルで3日ぶりに反発し、前日比0.0030ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1400~10ドルで終えた。一時は1.1338ドルのユーロ安・ドル高水準を付けたが、週末を控えて持ち高調整や利益確定を目的としたユーロ買い・ドル売りが優勢になった。
NYダウ
26日の米株式相場は反落した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が296.24ドル安の2万4688.31ドル、ナスダック総合指数が151.13安の7167.21、S&P500が46.88安の2658.69。前日引け後に発表になったアマゾンとアルファベットの決算が予想を下回ったことで株式市場は再びネガティブな雰囲気に包まれている。特にアマゾンの年末商戦を控える10-12月期の売上高見通しが弱い内容だったことは失望感を強めた模様。IT・ハイテク株をはじめ幅広い銘柄が売られ、ダウ平均は一時539ドル安まで急落した。ただ、このところの急落に値ごろ感の買いも出始め、中盤にかけて下げ渋る動きも見られた。投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)の上昇が一服すると、相場も下げ幅を縮めた。20を上回ると不安心理が高まった状態とされるVIXは一時前日より約14%高い27台に上昇したが、前日より低い水準で終えた。
NY貴金属
ニューヨーク金は続伸、銀は反発。終値の前日比は、金が変わらず~3.4ドル高、中心限月の12月限が3.4ドル高、銀が6.7~7.1セント高、中心限月の12月限が7.0セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、中国人民元下落などで先行き懸念が出たことが下支えとなった。欧州時間に入ると、イタリアの財政問題に対する懸念が支援要因となって堅調となった。日中取引では、米株価急落やドル安を受けて上値を伸ばし、7月17日以来の高値1246.0ドルを付けた。銀12月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金12月限は、続伸。時間外取引では1232.5~1241.2ドルのレンジで推移、前日比5.4ドル高の1237.8ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、中国人民元下落で先行き懸念が出たことを受けて小じっかりで推移した。欧州時間に入ると、イタリアの財政問題に対する懸念などを受けて上値を伸ばした。米株式相場が大幅に下げた場面で、実物資産の裏付けがあり安全資産とされる金先物に買いが入った。ただその後に米株が下げ渋ったため、金は伸び悩んで終えた。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.26~ 0.31ドル高。その他の限月は0.32~0.85ドル高。米国のイラン制裁による供給減少が見込まれていることや、ドル安で買い戻しが入ったことが支援要因になった。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は在庫削減に向け「介入が必要」との見解を示したと伝わった。米国のイラン制裁が11月4日から始まる。中国政府は国有石油会社の少なくとも2社に対してイランから石油の購入を避けるよう指示した。米政府による禁輸実施以降もイランから原油を輸入し続けている企業は、米国の金融システムから排除されるリスクを抱えることになる。ただイラン産原油輸入の凍結は一時的なもので、米国との交渉の結果次第で再開される可能性があるという。一方、イランでは11月から北部キルクーク油田からの供給を止める見通しとなっている。
シカゴコーン・大豆
コーンは軒並み反発。終値の前営業日比は1.75~6.75セント高。中心限月の12月限は6.75セント高の367.75セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は期先の21年11月限以外が変わらず~3.25セント高。中心限月の11月限は3.25セント高の845.00セント。前日の下落後の修正から買い戻された。ただ、輸出の伸び悩みに対する懸念が上値を抑制する要因ながら、前日の下げ幅に近い反発となった。米コーンベルトでの収穫進展見通しが重石となり、370セントが上値の抵抗線として意識された。
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