朝刊:2018/10/30

ダウ前場は高いも後場は失速。上下で900ドルオーバーの振れ幅で方向感欠く。商品市況もまちまち

NY為替
29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前週末比50銭円安・ドル高の1ドル=112円35~45銭で取引を終えた。株にらみの中、終盤になってダウ平均が一時566ドル超急落するなど前半から雰囲気が一変しドル円を圧迫した。11月のG20首脳会談の際の米中首脳会談が不調なら米国は12月始めにも新たな関税を課す計画があるとの報道が伝わったことで一気に株安が強まりドル円を圧迫した。ただ、きょうのドル円は買い戻しが優勢となり、ポイントとなってる112.50円水準を一時回復していた。前半は株安が一服していたことや米国債利回りも上昇しドル円をサポート。年末にかけてのドル買い需要への期待感も膨らんでおり株式市場が落ち着き円高圧力が緩めば、ドル高の勢いがドル円を押し上げる構図に変化はない。ユーロは対ドルで反落し、前週末比0.0035ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1365~75ドルで終えた。良好な米経済指標の発表に加えて、メルケル独首相が12月の党大会で党首再選に出馬しないと伝わり、欧州政治の先行き不透明感が意識されたのがユーロの重荷となった。ただ同氏は2021年までは首相にとどまる方針でユーロの下値は堅かった。
NYダウ
29日の米株式相場は大幅続落した。前週の下げの反動から買いが先行したものの、米中貿易摩擦への警戒感から次第に売りに押された。業績成長期待が鈍っているIT(情報技術)大手の下げも続いた。NY株式市場でダウ平均は続落。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が245.39ドル安の2万4442.92ドル、ナスダック総合指数が116.92安の7050.29、S&P500が17.44安の2641.25。序盤は反発して始まった。先週末にS&Pがイタリアの格付けを維持したことや、中国が自動車購入税を引き下げるといった景気対策の観測が流れたことがサポートしていた。市場の一部からは先週までの下落から値ごろ感も指摘され始めていた中、ダウ平均は一時352ドル高まで上昇する場面が見られたものの、午後に入って急速に伸び悩んでいる。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が8.6~7.7ドル安、中心限月12月限が8.2ドル安、銀が26.0~25.5セント安、中心限月の12月限が25.8セント安。金12月限は反落。時間外取引では、もみ合いとなったのち、欧州時間のユーロ安を受けて下落した。日中取引では、ドル高を受けて下げ幅を拡大したが、株安が下支えとなった。銀12月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。外国為替市場でドルが全般に買われ、ドル建ての金先物には売りが出た。前週におよそ3カ月ぶりの高値を付けており、利益確定売りも出やすかったという。ニューヨーク金12月限は、反落。時間外取引では1229.6~1237.6ドルのレンジで推移、前日比5.0ドル安の1230.8ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、不安定な株価を受け、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、メルケル独首相が12月の党大会で党首としての再選を目指ささないとし、ユーロ安に振れたことを受けて軟調となった。
NY原油
29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4営業日ぶりに反落した。終値の前営業日比は、期近2限月が0.55~ 0.54ドル安。その他の限月は0.50ドル安~0.37ドル高。米株式市場が引き続き重かったことで、需要見通しの不透明感から原油には売りが継続した。主要な米株価指数は原油市場の引けにかけて上げを解消し、その後はダウ平均が今年7月以来、S&P500が5月以来の安値圏に沈んでおり、月初からの下げが止まらない。原油在庫の増加傾向が続くなか、高水準の原油生産が続くとの見方が先物の売りを誘った。27日にロシアのノバク・エネルギー相が、生産水準を抑制あるいは削減する根拠はないと述べたことも圧迫要因。先週、サウジアラビアの石油輸出国機構(OPEC)理事が在庫増加を背景とした生産調整に言及したものの、ロシアは増産方針を維持する構え。同エネルギー相は、供給不足のリスクがあると述べている。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて小幅反落。終値の前営業日比は1.25セント安~変わらず。中心限月の12月限は1.00セント安の366.75セント。大豆は軒並み反落。終値の前営業日比は6.00~2.25セント安。中心限月の11月限は6.00セント安の839.00セント。反発に転じた前週末の流れを引き継いだ買いが入り、10月23日以来となる370セント越えを達成したものの、米コーンベルトでの収穫進展見通しが重石となって売り直された。この日は365.00セントを下回ることなく推移し、下値は堅かった。
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