朝刊:2018/10/31

米株反発の431ドル高。過度な米中貿易摩擦は後退ムードか?商品市況はまちまち

NY為替
30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比75銭円安・ドル高の1ドル=113円10~20銭で終えた。きょうのNY為替市場は株安が一服する中、ドル円は買い優勢の展開となり113円台を回復。株にらみの展開に変化はなく、ダウ平均の値動きに沿った展開が続いている。トランプ大統領がFOXテレビとのインタビューで、対中貿易に関し、素晴らしい取引を見込むと述べたこともサポートとなっているようだ。リスク選好の円安の動きまでは出ていないが、ドル買いの流れが依然として続いていることからドル円は底堅さを堅持。ドルインデックスは年初来高値更新が続いている。
NYダウ
30日の米株式相場は3営業日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比431ドル72セント(1.8%)高の2万4874ドル64セントで終えた。ナスダック総合指数が111.36高の7161.65、S&P500が41.38高の2682.63。前日は「11月末のG20首脳会談の際の米中首脳会談が不調なら米国は12月始めにも新たな関税を課す計画がある」との報道が伝わったことで一気に株安が強まっていた。しかし、トランプ大統領がFOXテレビとのインタビューで対中貿易に関し、「素晴らしい取引を見込む」と述べたことがサポートしている模様。きょうは前日終盤の下げを取り戻している。ダウ平均は終盤にかけて上げ幅を拡大し400ドル超反発した。
NY貴金属
ニューヨーク金は小幅続落。銀は小反発。終値の前日比は、金が3.1~2.1ドル安、中心限月の12月限が2.3ドル安、銀が1.7~2.0セント高、中心限月の12月限が2.0セント高。ドルがユーロや円など主要通貨に対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金先物の売りを誘った。金12月限は小幅続落。時間外取引では、株安警戒感の緩和から小安くなったが1221.4ドルで買い支えられ、下値は堅く推移。日中取引では、米株高、ドル高を受けて売り優勢の状態が続き、小幅安状態を継続した。時間外取引でつけた安値1221.4ドルが支持線となり、押し目買いは感じられる商状だった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.90~0.86ドル安。その他の限月は1.11~0.92ドル安。一時は65.33ドルと期近物として8月以来の安値を付けた。米中貿易摩擦の激化で世界景気が減速し、原油需要を抑えるとの懸念が強かった。米中貿易戦争の拡大懸念が相場を圧迫した。米国が中国に対する新たな関税を検討しいると伝わっており、追加関税を課されていない中国からの輸入品すべてに対する関税賦課が早ければ年内にも発表される見通し。トランプ米大統領は「中国と素晴らしい取引ができると思う」、「取引ができないようであれば、2670億ドル分を発動する用意がある」と述べた。
シカゴコーン・大豆
コーンは続落。終値の前営業日比は2.00セント安~変わらず。中心限月の12月限は2.00セント安の364.75セント。大豆は続落。終値の前営業日比は5.50~2.75セント安。中心限月の11月限は5.50セント安の833.50セント。 米コーンベルトでの収穫進行が前日発表の週間作物進度報告で確認されたことが弱材料視されるなか売られた。12月限は前日安値を割り込んだが、364セント割りこまずに買い戻された。シカゴ日中取引中盤以降は固定されたレンジ内での往来にとどまっており上値の重さと同時に下落に対する抵抗を窺わせる足取りとなった。
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