朝刊:2018/11/02

ダウは三日連続の続伸。ゴールドも大幅高。一方、原油市況は大幅安

NY為替
1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=112円65~75銭で取引を終えた。英ポンドやユーロなどに対してドルが大幅に下落し、円に対してもドル売りが波及した基本的にドルに対するネガティブな材料は見当たらなかったが、前日にドルインデックスが年初来高値を更新するなどドル高が急速に進んだことから、利益確定売りが入っているものと思われる。また、欧州通貨を見直す動きもあるようだ。明日の米雇用統計や来週火曜日の米中間選挙を控えたポジション調整が入っているものかもしれない。この日発表のISM指数が弱い内容だったことも拍車をかけた。10月のISM製造業景気指数は4月以来の水準に低下。米製造業は拡大が続いているものの、輸出が約2年ぶりの水準に落ち込むなど、米中貿易問題の影響が企業センチメントに再び出始めていることを示唆する内容ではある。また、9月のハリケーンの影響が10月分にも残った可能性もありそうだ。ユーロは対ドルで4営業日ぶりに大幅に反発し、前日比0.0100ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1405~15ドルで終えた。英国のEU離脱交渉の合意が近いとの思惑に加え、ユーロ売り・ドル買いが続いていたため持ち高調整や利益確定を目的としたユーロ買い・ドル売りが入りやすかった。
NYダウ
1日の米株式相場は3日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比264ドル98セント(1.1%)高の2万5380ドル74セントで終えた。ダウ平均は3日続伸。終値の前日比は、ナスダック総合指数が128.16高の7434.06、S&P500が28.63高の2740.37。米中貿易摩擦が激化するとの警戒感が後退した。建機のキャタピラーや半導体のインテル、航空機のボーイングなど中国への収益依存度が高い銘柄が一段高となり、ダウ平均を押し上げた。序盤は戻り売りが出る場面も見られたものの、きょうも買い戻しの動きが優勢となった。トランプ大統領が習近平国家主席との貿易について協議し、話し合いは順調だとツイートしたことも買戻しを誘っている。また、きょうはアップルのサプライヤーの決算が好調で半導体株の上昇が相場を支援。アップルはきょうの引け後に決算発表が予定されている。ダウ平均は引けにかけて上げが加速し、ほぼ高値引けとなった。きょうの上げで200日線の水準を回復。アップルの決算や明日の米雇用統計への反応が注目される。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は急反発。終値の前日比は、金が23.5~25.7ドル高、中心限月の12月限が23.6ドル高、銀が49.5~50.4セント高、中心限月の12月限が49.5セント高。金12月限は急反発。時間外取引では、ポンド主導でドル安に振れたことを受けて堅調となった。日中取引では、ドル安や時間外取引の高値を突破したことを受けて上値を伸ばした。 銀12月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが目立ち、ドルの代替資産として逆の動きになりやすい金には買いが優勢だった ニューヨーク金12月限は、急反発。時間外取引では1216.1~1228.5ドルのレンジで推移、前日比11.7ドル高の1226.7ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、ポンド主導でドル安に振れたことを受けて軟調となった。
NY原油
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.63~1.62ドル安。その他の限月は1.68~1.28ドル安。サウジアラビアやロシア、米国など産油大国が増産しているほか、サウジアラビア以外の石油輸出国機構(OPEC)加盟国も引き続き生産量を拡大しており、イランの減産を背景とした供給ひっ迫懸念が一段と後退している。イラン産原油の供給減に対する警戒感が和らいだとの指摘もあるとおり、米国がイランに対する経済制裁として11月から世界各国に同国産の原油の輸入停止を求めており、すでに輸入を停止したり、減らしたりする動きが広がっている。米エネルギー情報局(EIA)が水曜日に発表した8月の米原油生産量は前月比41万6000バレル増の1134万6000バレルと過去最高水準を更新した。シェールオイルの増産が背景。ロシアの10月の生産量は1141万バレルに達し、ソビエト連邦当時以来の高水準まで拡大したもよう。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反発。終値の前営業日比は期先の21年12月限以外が0.75~ 3.50セント高。中心限月の12月限は3.50セント高の366.75セント。大豆は米中貿易摩擦解消期待で大幅続伸。終値の前営業日比は22.00~30. 25セント高。中心限月の1月限は30.25セント高の882.00セント。大豆の大幅高に追随する買いが見られて値位置を切り上げた。一時は10月29日以来となる370セント突破を示現したが、米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が伸び悩んだうえ、収穫進行観測が重石となって上げ幅を縮小して終えた。12月限は363.25セントで取引を開始した後のアジアの時間帯は瞬間的な上昇は見られたものの、概ね363.50~364.00セントのレンジ内での往来にとど まった。
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