朝刊:2018/11/09

ダウは横ばいの10ドル高。しかし10/9以来の高値更新。ゴールドは小幅安

NY為替
8日のロンドン外国為替市場で円相場は下落した。英国時間16時時点では、前日の同時点と比べて40銭円安・ドル高の1ドル=113円70~80銭だった。午後にFOMCの結果が発表され、政策金利は大方の予想通り据え置きとなった。声明では「更なる漸進的な利上げを想定」との見解を繰り返したほか、設備投資に関して「急速なペースから緩やかになった」との表現に変更された。ただ、概ね変化はなく、従来通りに12月利上げは示唆する内容ではあった。先月の株急落やトランプ政権からの圧力で、やや慎重なトーンも垣間見せるのではとの見方も一部ではあったようだが、変わらずタカ派トーンを維持したことから改めてドル買いが入った模様。米国債利回りも前半の下げを取り戻している。FOMC後にドル円は114円台まで上昇。11月に入って買い戻しが続いているがまだ過熱感はなく、株式市場の動向次第ではもう一段の上値も期待できそうだ。ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落した。同16時時点に比べ0.0050ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1420~30ドルだった。欧州委員会は8日に発表した経済見通しで、ユーロ圏の19年の実質成長率を下方修正した。イタリアについて財政リスクや経済見通しへの懸念を示したことなども、ユーロ売りを促した。
NYダウ
米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら4日続伸した。前日比10ドル92セント高の2万6191ドル22セントと10月9日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が39.87安の7530.89、S&P500が7.06安の2806.83。午後になってFOMCの結果が発表され、政策金利は大方の予想通り据え置きとなった。声明では「更なる漸進的な利上げを想定」との見解を繰り返したほか、設備投資に関して「急速なペースから緩やかになった」との表現に変更になっている。ただ、概ね変化はなく、従来通りに12月利上げは示唆する内容ではあった。 米株の変動性指数(VIX)は16台で推移しており、投資家心理は落ち着きを取り戻している。VIXは20を超えると不安心理が高まった状態とされる。年末に向けた株高を期待した買いも入りやすく、取引時間中は前日終値を挟んでもみ合う場面が目立った。これを受けドル高や米国債利回りも上昇の反応を見せたことから、株式市場は売りが優勢となった。しかし、下押す動きまではなく、ダウ平均は前日付近まで戻している。IT・ハイテク株が軟調だったほか、原油下落が止まらずエネルギー株も下落。そのほかのセクターはまちまちの動き。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が3.8~3.3ドル安、中心限月の12月限が3.6ドル安、銀が14.7~14.2セント安、中心限月の12月限が14.6セント安。 金12月限は反落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えたドル高などを受けて軟調となった。日中取引では、1日以来の安値1220.8ドルを付けたのち、下げ一服となった。銀12月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 ニューヨーク金12月限は、反落。時間外取引では1222.2~1232.4ドルのレンジで推移、前日比3.2ドル安の1225.5ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えたドル高などを受けて軟調となった。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金には売りが優勢となった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.00~0.96ドル安。その他の限月は0.93~0.22ドル安。シェールオイルの生産拡大を背景に米国で増産が続いているほか、イラクやアブダビが生産能力の増強計画を発表していることから、供給過剰に対する警戒感が高まっている。今週、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油生産量は大幅に拡大し、過去最高水準を塗り替えた。イラク石油相は来年の生産能力を日量500万バレルに拡大すると発表したほか、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビは2020年末までに日量400万バレル、2030年までに同500万バレルまで生産能力を拡大させる計画を明らかにしている。米国が5日に再開した対イラン制裁を見越して有力産油国は供給を増やしていたが、米国はイラン産原油の禁輸の適用除外を一部の国に認めたため需給が緩んでいる。米国では原油在庫が増加傾向にあり、需給緩和が当面続くとの見方が広がっている。
シカゴコーン・大豆
コーンは概ね小幅反発。終値の前営業日比は期先の21年12月限以外が1.25~3.25セント高。中心限月の12月限は1.25セント高の373.40セント。大豆は期近の中心限月が小幅続落。終値の前営業日比は0.50セント安~2.00セント高。中心限月の1月限は0.50セント安の879.00セント。 米農務省(USDA)の需給報告発表直後に大きく高下した。需給報告で18/19年度の米コーンイールド及び期末在庫量の下方修正を受けて買われたが、一方で中国の18/19年度の生産量見通しが大きく引き上げられたことが弱材料視されて売られて今月2日以来の安値まで値を落とす場面が見られるなど振幅の激しい動きとなったが、終値ベースでは小幅高に落ち着いた。
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