朝刊:2018/11/12

ダウ200ドルオーバー安。対主要通貨のドル上昇でゴールドも大幅安

NY為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は6営業日ぶりに上昇した。前日比25銭円高・ドル安の1ドル=113円75~85銭で取引を終えた。ただ、米株式市場が大幅安となり、リスク回避の円高がドル円の上値を重くした。前日のFOMCではFRBは利上げ姿勢を堅持している。一部からは慎重姿勢も垣間見せるのではとの見方も出ていたが、その期待を裏切っている。12月利上げも確実視される中、ドルに見直し買いが強まっているのかもしれない。ドル・インデックスは10月に付けた高値97.20をうかがう動きも見られている。10月高値が当面の高値との声も出ていたが、きょうは下落したものの米株式市場が落ち着く中、キャリー取引によるドルへの資金流入が再び強まりつつあるのかもしれない。ユーロは対ドルで3日続落。前日比0.0030ドル安い1ユーロ=1.1330~40ドルで終えた。前日のFOMC声明を受けて米利上げ継続の観測が強まり、ユーロの重荷となった。イタリアの財政不安も引き続きユーロ売りにつながった。
NYダウ
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比201ドル92セント(0.8%)安の2万5989ドル30セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続観測が相場の重荷となった。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均ナスダック総合指数が123.98安の7406.90、S&P500が25.82安の2781.01。この日発表の中国の生産者物価が予想通りだったとはいえ、4ヵ月連続の低下となり、中国経済及び世界経済への懸念が強まっている。内需や製造業の活動が弱まっていることが示された格好。これを受けてアジア株が下落し、NY市場にも波及したようだ。また、商品市場で原油や金属などが下落し、為替市場ではドル高の動きが出ていることも株式市場を圧迫している。今週も株式市場は買い戻しが強まっていたことから、週末ということもあり上げ一服となった面もあるようだ。ダウ平均は一時300ドル超下落。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が17.8~16.5ドル安、中心限月の12月限が16.5ドル安、銀が28.6~28.0セント安、中心限月の12月限が28.3セント安。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金に売りが出た。損失覚悟の売りも巻き込み、下げが加速したようだ。金12月限は続落。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)がさらなる漸進的な利上げを継続する方針を維持したことで、ドル買いが続いたことが重しとなった。市場予想通りに、米連邦準備理事会(FRB)は来月追加利上げを決定する見通し。
NY原油
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.50~0.48ドル安。その他の限月は0.81~0.12ドル安。10日続落は1984年以来34年ぶり。米国が中国を含む一部の国に対してイラン産原油の禁輸の適用除外を認めたことをきっかけに、原油需給が緩むとの観測が急速に広がっている。供給過剰が意識されるなか、節目の60ドルを一時下回った。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国は来年から再び減産する可能性がある一方で、米中貿易戦争の拡大を背景に景気が鈍化し、石油需要が伸び悩むことが引き続き警戒されている。
シカゴコーン・大豆
コーンは反落。終値の前営業日は4.00~0.25セント安。中心限月の12月限は3.75セント安の369.75セント。大豆は反発。終値の前営業日比は4.75~8.25セント高。中心限月の1月限は7.75セント高の886.75セント。USDA発表で18/19年度の米期末在庫量は下方修正されたものの、中国の生産量の大幅修正とこれに伴う世界の需給の緩みに対する懸念や、週末を控えた整理売りが入り値を落とした。
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