朝刊:2018/11/14

オイルは大幅続落。ドル円は一時売られるも114円台まで買い戻される

NY為替
13日のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで4営業日ぶりに大幅反発した。ただ、ドル円の下値は底堅い印象もある。前日は米株急落によるリスク回避の円高で113円台に再び下落し、東京時間には113.60円近辺まで値を落としていた。しかし、貿易問題で米中が協議を再開との報道をきっかけにドル円は買い戻しが優勢となり114円台に戻していた。 NY時間に入ると米株が下げに転じたことからドル円も113円台に再び下落したが、下値も底堅くリバウンドの流れが崩れる気配までは見られていない。きょうは一服していたものの、もうしばらくドル高が続くとの期待は根強く、ドル円をサポートしているものと見られる。米大手金融のファンドマネジャー調査によると、ドルロングが最も多かった取引の一つとなっているという。米追加利上げが期待されるなか、ドル資産は魅力的な投資先になっているようだ。
NYダウ
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が100.69ドル安の2万5286.49ドル、ナスダック総合指数が0.01高の7200.88、S&P500が4.04安の2722.18。米中貿易問題でムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相が今月末のG20首脳会合の際に予定されている米中首脳会談に先駆けて協議を再開したと報じられたことで上昇して始まったものの下げに転じた。前日の急落で株価の先行きに対する警戒感が高まっており上値が重い。商品市場で原油相場が7%急落するなか、エネルギー株の下げが全体を圧迫。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は小幅続落。終値の前日比は、金が5.1~1.8ドル安、中心限月の12月限が2.1ドル安、銀が3.6~2.2セント安、中心限月の12月限が3.4セント安。金12月限は小幅続落。時間外取引で、11月のドイツのZEW景況感の小幅な改善を示したが、ユーロの上値が重いことから金売りは売り圧力が強い展開。1200ドル割れとなり、先月11日以来の安値となる1196.6ドルまで下落。1200ドル割れ状態では安値拾いの動きや、買い戻しで下値を切り上げ、1201ドル台に戻し、小幅安で日中取引待ちとなった。金にも買い持ち高を減らす動きが波及した。一時は1196.6ドルと10月中旬以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。
NY原油
ニューヨーク原油は暴落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が4.24ドル安。その他の限月は4.23~1.26ドル安。米中貿易戦争の拡大によって世界的な景気が減速し、石油需要が伸び悩むとみられている一方で、供給過剰感が強まると警戒されていることで、売りが売りを呼んだ。減産を検討しているサウジなどに対して12日にトランプ大統領が減産しないよう要求し、「原油価格はもっと低いはず」と主張した。米国がイラン産原油を禁輸することを前提に産油国は原油供給を増やしていた。週末にアブダビで主要産油国による共同閣僚監視委員会(JMMC)が行われたなかで、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は来月の石油輸出国機構(OPEC)総会における減産を示唆した。米国がイランに対する石油制裁を一時緩和したことで、年末から来年前半にかけて供給過剰に陥ることが警戒されている。規模は明らかではないが、米国は中国やインドなどイラン産原油の主要な取引先に対して、180日間に限って購入継続を容認している。
シカゴコーン・大豆
コーンは反落。終値の前営業日は4.75セント安~1.25セント安。中心限月の12月限は4.75セント安の366.50セント。大豆は続落。終値の前営業日比は5.25セント安~2.50セント安。中心限月の1月限は5.00セント安の878.25セント。米中の協議再開の報道を受けた大豆高に追随する買いが見られたが、小麦の下落をいや気する売りが見られたうえ、大豆の下落も転売を誘発したことで下落に転じた。米株式市場の下落も価格を下押す要因となり12月限は11月2日以来の安値まで下落。その後の戻りは浅くほぼ安値引けしている。
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