朝刊:2018/11/16

ダウは5営業ぶりに反発。原油も続伸。ゴールドもしっかり

NY為替
きょうのNY為替市場はポンドの売りが目立った。ポンド円は本日高値から300ポイント超急落し144円台に一時下落。前日はメイ首相が提案したEU離脱協定を閣議了承されたことで安心感が広がっていたが、きょうはラーブEU離脱担当相の辞任が伝えられ、メイ首相の去就を含めて英政治リスクが高まっている。英議会がEU離脱協定案を承認するか不透明な情勢で合意なき離脱への警戒感が高まっている。与党保守党内からもメイ首相の党首としての信任投票実施の声もあがっており、投票に賛同するか各議員に書簡が回っている。円の対ユーロ相場は3日ぶりに反発した。同60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円10~20銭だった。ユーロは対ドルで小幅続伸した。同16時時点に比べ0.0010ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1310~20ドルだった。ポンド安・ドル高を映したユーロ売り・ドル買いで、一時ユーロ安に振れる場面があった。市場の一部からは、合意なき離脱の場合、GDPを8%押し下げるとの試算も出ている。ポンドドルは1.20ドル割れも想定されているようだ。ポンド円はきょうの下げで200日線を完全に下放れしたほか、100日線も下回っており、10月安値142.75円が視野に入る展開となっている。
NYダウ
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比208ドル77セント(0.8%)高の2万5289ドル27セントで終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が122.64高の7259.03、S&P500が28.62高の2730.20。この日の市場は強弱まちまちの材料が入り乱れる中、序盤の株式市場は上値の重い展開が続いた。米中貿易問題進展への期待感も伝わる一方で、英EU離脱を巡ってメイ政権内の混乱が伝えられ英政治リスクが警戒されている。小売などeコマースなど消費関連株の下げが目立った中、ダウ平均は一時290ドル安まで下落していたものの、後半になってIT・ハイテク株に値ごろ感の買い戻しが入り、更に前日下げが目立った銀行株も買戻されプラス圏に浮上している。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が4.4~5.2ドル高、中心限月の12月限が4.9ドル高、銀が18.0~19.0セント高、中心限月の12月限が18.3セント高。金12月限は続伸。時間外取引で、押し目買いが入る場面も見られたが、ポンド急落受けて戻りを売られた。日中取引では、株安を受けて地合いを引き締めた。銀12月限は、ポンド急落に上値を抑えられたが、金堅調を受けて押し目を買われた。ニューヨーク金12月限は、続伸。時間外取引では1208.7~1217.0ドルのレンジで推移、前日比0.7ドル高の1210.8ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の利上げ見通しを受けて戻りを売られたが、ユーロ高を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、ポンド急落を受けて軟調となった。
NY原油
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.21~0.24ドル高。その他の限月は1.49ドル安~0.23ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品の在庫が減少したことが買い戻しを誘った。季節的に暖房需要が拡大していることや、ガソリン小売価格が下落していることで、石油製品需要は底堅い。ただ、原油在庫は大幅に増えた。米原油生産量が日量1170万バレルと過去最高水準を塗り替えた。定期改修シーズンが終了し、製油所稼働率は上昇しつつあるが、原油在庫の取り崩しは限られている。 原油先物は週前半まで下落基調を強めていた。米景気を支えるために原油価格を低く抑えたいトランプ米大統領によるけん制で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国などが減産延長を決めにくいとの思惑も強かった。ロシアはOPECプラスの合意に従う見通しだが、ロイター通信が関係筋の話として伝えたところによると、一部の産油国とロシアでは減産に対する積極性で温度差があるよう。
シカゴコーン・大豆
コーンは期近が小幅続伸。終値の前営業日は0.25セント安~1.00セント高。中心限月の12月限は0.50セント高の367.50セント。大豆は米コーンベルトの寒波懸念で期近は続伸。終値の前営業日比は2.00セント安~5.50セント高。中心限月の1月限は5.25セント高の888.75セント。米コーンベルトでの寒波懸念とこれに伴う大豆高が好感されて買われた。原油市場、金市場の上昇も買いを支援し、12月限は一時、13日以来となる370セント台まで値を伸ばしたが、高値付近では売りが活発化。12月限の終値は前日に近く、上昇に対する抵抗の強さを窺わせる足取りとなった。
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