朝刊:2018/11/19

ダウ続伸の123ドル高。米中貿易摩擦の懸念は和らぐ。原油まちまち。ゴールド続伸

NY為替
16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、前日比80銭円高・ドル安の1ドル=112円75~85銭で取引を終えた。NY為替市場はドル売りが優勢となった。FRB幹部の発言に敏感に反応しているようだ。特にクラリダFRB副議長の発言に反応していたようで、副議長は米CNBCのインタビューで「世界経済に減速している証拠がある」と述べていた。円は一時112円65銭と2週ぶりの円高・ドル安水準を付けた。今週、パウエル議長はFRBが来年直面する課題の一つに、海外需要の鈍化を指摘していたが、副議長の発言もその線に沿った内容とも言える。また、カプラン・ダラス連銀総裁が来年から2020年にかけて成長鈍化見通しを示したことも圧迫した可能性もありそうだ。ユーロは対ドルで3日続伸し、前日比0.0090ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1415~25ドルで終えた。クラリダFRB副議長の発言を受けて対ユーロでもドルが売られた。足元でユーロ売り・ドル買いの持ち高が積み上がっていたため、ユーロ買いが入りやすかったとの声があった。
NYダウ
米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比123ドル95セント(0.5%)高の2万5413ドル22セントで終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が11.16安の7247.87、S&P500が6.07高の2736.27。 前日引け後に発表になったエヌビディアの決算が失望的な内容だったことからIT・ハイテク株中心に売りが膨らみダウ平均は反落して始まった。一時141ドル安まで下げ幅を広げる場面が見られたものの、売りが一巡すると買い戻しも入りプラス圏に浮上している。前日も下げから反転の流れだったが、下値では見直し買いも入って来ているようだ。米債券市場で長期金利が低下した。安定的な配当が見込めて金利低下局面で投資妙味が増すとされる公益事業や不動産株などに買いが入った。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が7.3~8.0ドル高、中心限月の12月限が8.0ドル高、銀が11.5~12.1セント高、中心限月の12月限が11.9セント高。金12月限は続伸。時間外取引で、ユーロの押し目が買われたことを受けて堅調となった。日中取引では、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長の発言などを受けてドル安に振れたことが支援要因となった。銀12月限は、ドル安を受けて堅調となった。 利上げ観測が後退し外国為替市場でドルが売られた。ドルの代替投資先として逆の動きをしやすい金が買われた。ニューヨーク金12月限は、続伸。時間外取引では1213.7~1218.9ドルのレンジで推移、前日比1.2ドル高の1216.2ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、ユーロ高を受けて堅調となった。
NY原油
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は横ばいだった。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の12月物は前日と同じ1バレル56.46ドルで取引を終えた。ニューヨーク原油の期近は同値圏。終値の前営業日比は、期近2限月が変わらず。その他の限月は0.33~0.02ドル安。今週、石油輸出国機構(OPEC)が来年から日量140万バレル減産する意向を示したことや、サウジアラビアの米国への原油輸出が減少していることが示されたことなどで、米国の時間帯の前半までは一貫して、急落後の戻り高値を更新する展開となった。しかしロシアがこの減産に難色を示していることもあり、後半は売り崩されて、結局は期近は前日同値圏まで上げ幅を削った。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが16日に公表した米国の石油掘削に使う設備(リグ)の稼働数が前週比から2基増えるなど、シェールオイルの増産基調が続いていることも需給緩和懸念につながった。ただし、帳入れ後は小戻している。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反落。終値の前営業日は2.75セント安~0.75セント高。中心限月の12月限は2.75セント安の364.75セント。大豆は期近が続伸。終値の前営業日比は1.25セント安~3.50セント高。中心限月の1月限は3.50セント高の892.25セント。 大豆はこの日も米中西部の寒波懸念で上伸したが、コーンはもともと寒さの影響が少ないことや、前日の高値を上抜く勢いがなかったことで、週末前の玉整理が主導した。輸出成約高は、事前予想レンジの上限に近かったが100万トンには届かず、積極的な支援材料にはならなかった。
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