朝刊:2018/11/21

ダウは大幅安の551ドル安。原油も大幅安。VIX指数も上昇し、市場の不安心理が高まった状態か?!

NY為替
20日のロンドン外国為替市場で円相場は小反落した。英国時間16時時点では、前日19日の同時点と比べて10銭円安・ドル高の1ドル=112円60~70銭だった。株安・原油安が急速に進むなど、市場はリスク回避の雰囲気を強めている。ダウ平均が一時600ドル超下落するなど米株式市場が下げ止まらない中、序盤のドル円はリスク回避の円高の動きで上値が重かった。しかし、朝方の売りが一巡すると買戻しが強まり112円台後半まで戻す動き。重要なポイントの112.50円を回復している。ドル高の動きがドル円をサポートした。前日はFRBの利上げ期待の後退からドル売りが優勢となっていたが、きょうは逆の動きで、リスク回避のドル買いといったところのようだ。ユーロは対ドルで6営業日ぶりに反落した。同16時時点に比べ0.0040ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1410~20ドルだった。ユーロ買い・ドル売りが優勢で始まった後、イタリアの財政懸念などが重荷となり、ユーロは徐々に下げ幅を広げた。
NYダウ
米株式市場でダウ工業株30種平均は大きく続落し、前日比551ドル80セント(2.2%)安の2万4465ドル64セントと10月29日以来ほぼ3週ぶりの安値で終えた。年初来の騰落率で再びマイナスに転じた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が119.65安の6908.82、S&P500が48.84安の2641.89。ターゲットやコールズの決算を受けて小売株の下げが圧迫したほか、前日同様にIT・ハイテク株に売りが先行し、市場にはネガティブな雰囲気が強まった。小売の決算については年末商戦のシーズンでの弱い見通しが示されており、市場は景気の先行き懸念を強めているようだ。四半期決算で既存店売上高が市場予想ほど伸びなかったディスカウントストアのターゲットが急落。見通しが市場予想に届かなかった同業のTJXなど小売株が軒並み売られ、米景気の不透明感を誘った。これまで上げを先導してきたFAANGなど成長銘柄への不透明感が強まっている。短期的にはIT・ハイテク株の不振が世界経済に大きく影響するとの見解も出始めているようだ。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が4.6~4.1ドル安、中心限月の12月限が4.1ドル安、銀が18.7~13.3セント安、中心限月の12月限が13.4セント安。金12月限は反落。時間外取引で、ユーロ安などを受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感やイタリアの財政問題に対する懸念を受けて下げ一服となった。日中取引では、買い優勢で始まったが、ドル高を受けて戻りを売られた。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金が売られた。ニューヨーク金12月限は、反落。時間外取引では1221.6~1227.2ドルのレンジで推移、前日比0.7ドル高の1226.0ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、ユーロ安を受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感やイタリアの財政問題に対する懸念を受けて下げ一服となった。
NY原油
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の12月物は前日比3.77ドル安の1バレル53.43ドルで取引を終えた。原油需給の悪化懸念が改めて意識され、売りが加速した。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が3.77~3.75ドル安。その他の限月は3.85ドル安~横ばい。米株式市場の下落を背景に景気見通しの不透明感が一段と強まり、石油需要の下振れが連想された。世界的な景気減速懸念が広がりつつあったなか、株安でさらに警戒感が強まった。当限は年初来安値を更新している。ダウ平均やS&P500種は10月の急落後の戻りが鈍い。ナスダック総合指数は10月安値を下抜いた。主要産油国は12月の石油輸出国機構(OPEC)会合で協調減産を協議するとみられるが、ロシアが減産に消極的とも伝わっている。
シカゴコーン・大豆
コーンは小幅続落。終値の前営業日は1.00セント安~変わらず。中心限月の12月限は1.00セント安の361.25セント。大豆は反発。終値の前営業日比は6.00~7.50セント高。中心限月の1月限は7.25セント高の881.00セント。米コーンベルトでの収穫進展が重石となり、小幅続落となった。米農務省(USDA)による大口成約のキャンセル発表も弱材料となり、12月限は安値引けした。ただ、12月限は360セント台は維持して終えている。取引レンジ自体、2.25セントと狭く、コーン市場での様子見ムードの強まりを窺わせる足取りとなった。
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