朝刊:2018/11/26

オイル大幅反落。感謝祭明けは波乱含みのスタートか?金、銀も反落。

NY為替
23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反発し、祝日前の21日に比べ5銭円高・ドル安の1ドル=112円95銭~113円05銭で取引を終えた。NY為替市場はドル買いが優勢となった。原油相場が50ドル台前半まで急落するなど商品相場の下げがドルをサポートしている。昼に入って米国債利回りが下げ幅を縮小していることもフォロー。そのような中、感謝祭明けの米株が下げていることで序盤は円高圧力から、ドル円は売りが先行したが、ドル高がサポートし下げ渋る動きを見せた。一方、円は対ユーロで反発し、21日比75銭円高・ユーロ安の1ユーロ=127円95銭~128円05銭で取引を終えた。週初は見切売りも出て112円台前半まで値を落としていたが、リスク回避のドル高の動きがサポートし113円台まで戻していた。しかし、株式市場が依然として不安定で、景気の先行き懸念も台頭する中、FRBの利上げ期待も後退しており、ドル円の上値は重い。
NYダウ
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落した。感謝祭の祝日前の21日終値比178ドル74セント安の2万4285ドル95セントと7月上旬以来約4カ月半ぶりの安値で終えた。前日比は、ナスダック総合指数が33.26安の6938.98。原油相場の下げが止まらず、きょうは50ドル台まで急落している。サウジの生産が過去最高との見方が強まっており過剰供給への懸念が根強い。これを受けてエネルギー株の下落が相場を圧迫。23日は感謝祭の翌日で米東部時間午後1時までの短縮取引だった。休暇を取る市場参加者が多く取引が低調だったため、値幅が大きくなりやすかったとの指摘もあった。IT・ハイテク株は売り先行で始まったものの、値ごろ感からの買い戻しも入っている。ただ、アップルの下げが続いており、IT・ハイテク株の上値は依然として重い。米当局が中国のファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)への圧力を強めているとの懸念も高まっているようだ。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が5.0~4.4ドル安、中心限月の12月限が4.8ドル安、銀が25.9~25.6セント安、中心限月の12月限が25.9セント安。感謝祭の翌日で短縮取引だったなか、金12月限は反落。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低下を続けていることや原油安で世界的な景気減速見通しが強まり、逃避的なドル高に振れたことが重しとなった。原油先物相場が大幅下落し、金にも持ち高を手じまう売りが出たようだ。外国為替市場でドルが対欧州通貨で上昇したことも、ドルの代替投資先とされる金の売りを誘った。11月のユーロ圏総合PMIは52.4と、約4年ぶりの低水準だった。PMIは国内総生産(GDP)に先行する傾向があり、ユーロ圏の景気減速は10-12月期も続く可能性がある。米株式市場が下落したことも不透明感を強めた。ただ、景気見通しの不透明感が広がっているなかでも、安全資産の金需要は強まっていない。
NY原油
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前営業日比ドル4.21ドル安の1バレル50.42ドルで取引を終えた。一時は50.15ドルと期近物として昨年10月以来の安値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、その他の限月は4.21~1.32ドル安。当限は年初来安値を再び塗り替えた。供給過多を警戒した売りが続いている。世界的な景気減速による石油需要の下振れが警戒されている。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低下を続けていることで不透明感が強まった。米中貿易戦争も引き続き警戒されている。来月の石油輸出国機構(OPEC)総会に向けて減産が協議されているものの、下げに歯止めがかからない。需給が緩んだ状態が長期化するとの見方から、原油相場の先安観が改めて強まった。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて反落。終値の前営業日は2.75セント安~変わらず。中心限月の12月限は2.75セント安の359.00セント。大豆は期近の主要限月が反落。終値の前営業日比は2.00セント安~0.25セント高。中心限月の1月限は2.00セント安の881.00セント。サンクスギビングデーの祝日明けの短縮取引のなか、12月限のオプション最終取引日も重なったが、原油の崩落に米株安が加わって、上値が重くなった。しかし、大豆同様、デイリーでの大口輸出成約報告が発表され、また、週間輸出成約高も予想レンジの上限に近かったため、下げ幅は抑制された。 一方、ブラジル産の生産高に関して、同国の民間調査会社から相次いで、これまでを上回る見通しが出ていることは圧迫要因。
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