朝刊:2018/11/29

ダウは大幅続伸の617ドル高。ゴールドも追随して続伸。オイルは反落

NY為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=113円65~75銭で終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演で利上げ打ち止めが近いとの思惑が広がり、円買い・ドル売りを促した。きょうのNY為替市場はパウエル発言を受けてドル売りが急速に強まった。現地時間の昼にNYエコノミッククラブでパウエルFRB議長の講演が行われ、それを受けてドルは急速に下落した。議長は「政策に既定路線なく、金利は中立レンジをやや下回る」と述べた。円は対ユーロで反落し、前日比65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円15~25銭で終えた。ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反発した。前日比0.0075ドル高い1ユーロ=1.1360~70ドルで終えた。パウエルFRB議長の講演後、対ユーロでもドル売りが広がった。
NYダウ
米株式相場は大幅に3日続伸し、ダウ工業株30種平均は前日比617ドル70セント(2.5%)高の2万5366ドル43セントで終えた。上げ幅は3月下旬以来、約8カ月ぶりの大きさで月間でも上昇に転じた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言で、利上げ打ち止めが近いとの思惑が広がった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が208.89高の7291.59、S&P500が61.61高の2743.78。序盤は12月1日に予定されている米中首脳会談への期待が買い戻しを誘発していた。きのう、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はインタビューで「合意の可能性にオープン」と述べていたことに期待感を高めていた模様。複数の政府関係者の発言として米中首脳会談が「停戦の舞台になる」と報じた。トランプ米大統領は貿易戦争が金融市場や経済に与える影響を懸念しているという。問題解決に向け米中が交渉する数カ月間は新たな関税を遅らせる可能性があるという。
NY貴金属
ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が9.8~10.2ドル高、中心限月の12月限が10.2ドル高、銀が23.3~24.1セント高、中心限月の12月限が24.1セント高。金12月限は反発。時間外取引では、ユーロの小動きなどを受け、もみ合いとなった。日中取引では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて利上げ終了前倒しが意識され、ドル安に振れたことをきっかけに上昇した。銀12月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金12月限は、反発。時間外取引では1211.9~1215.1ドルのレンジで推移、前日比0.1ドル高の1213.5ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、ユーロの小動きを受け、もみ合いとなった。 パウエルFRB議長の発言を受け、外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落した。ドルの代替投資先とされる金の買いを促した。
NY原油
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比1.27ドル(2.5%)安の1バレル50.29ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.27~1.24ドル安。その他の限月は1.22ドル安~0.37ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油在庫が市場予想以上に増加し、10週連続の増加となったことが重しとなった。米製油所稼働率は95.6%まで上昇し、定期改修による原油消費量の落ち込みはほぼ解消されているものの、米原油生産量が過去最高水準の日量1170万バレルを維持するなかで、原油在庫の積み増しが続いている。相場は上げに転じる場面もあった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、今の政策金利は「中立水準をわずかに下回る」との認識を示した。
シカゴコーン・大豆
コーンは総じて続伸。終値の前営業日は2.00~4.75セント高。中心限月の12月限は4.00セント高の360.50セント。大豆は軒並み大幅続伸。終値の前営業日比は7.75~15.00セント高。中心限月の1月限は15.50セント高の890.50セント。大豆高、小麦高に加えパウエル議長発言を受けてドル安が進行したことで手掛かりとなって買い優勢となった。12月限は360セント台まで浮上した後も値を崩すことなく、ほぼ高値で引ける強い足取りを見せた。12月限が終値ベースで360セント台となるのは11月21日以来。
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