朝刊:2018/11/30

明日の米中首脳会議を前にダウは小幅安。ゴールドはまちまち。オイルは三日ぶりに反発

NY為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=113円45~55銭で取引を終えた。米国の利上げ打ち止め時期が早まるとの観測を背景にした円買い・ドル売りが続いた。きょうのNY為替市場は前日からのドル売りの動きは一服していたものの上値は重い。明日からのG20首脳会議に市場の関心が集まっており神経質な動きが続いている。特に12月1日に予定されている米中首脳会談の動向に注目しているようだ。なお、午後に入ってFOMC議事録が公表されたが、金利に対して柔軟なアプローチの必要性を検討していたことが明らかとなった。発表直後は振幅したものの、大きな反応には至らなかった。円は対ユーロで小幅に続落し、前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円25~35銭で取引を終えた。ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0030ドル高い1ユーロ=1.1390~1.1400ドルで終えた。米の利上げ打ち止め観測や米金利低下を背景にしたドル売り・ユーロ買いが入った。
NYダウ
米株式相場は4日営業日ぶりに反落した。ダウ工業株30種平均は前日比27ドル59セント(0.1%)安の2万5338ドル84セントで終えた。早期の米利上げ打ち止め観測から前日に急伸した反動で目先の利益を確定する目的の売りが優勢だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が18.51安の7273.08、S&P500が5.99安の2737.80。明日からのG20首脳会議を巡って調整の動きが出ていた模様。前日はパウエルFRB議長の講演を受けて来年の利上げ期待が後退し、株式市場は急反発していたが、その反動が出ていたとも言える。貿易協議が不調に終われば制裁関税の対象を中国からの全輸入品に拡大すると重ねて表明していたこともあり、投資家のリスク回避姿勢がやや強まった。12月1日に米中首脳会談が予定されているが、市場では最終合意への期待感は薄いものの、何らかの前向きなアクションは出るのではとの期待もあるようだ。ダウジョーンズは「米中は緊張緩和に向けた合意を模索している」と伝えていた。トランプ大統領も「中国は合意したがっている。それに近づいている」と述べている。ただ、何らかの前進は見られるのかもしれないが、最終合意には程遠く、25%への関税引き上げは実施される可能性は高いと見ている向きが多い。
NY貴金属
ニューヨーク金は小幅続伸、銀は小反落。終値の前日比は、金が変わらず~0.7ドル高、中心限月の2月限が0.6ドル高、銀が6.1セント高~変わらず、中心限月の3月限が5.3セント安。 金2月限は小幅続伸。時間外取引では、ユーロ高を受けて堅調となった。日中取引では、独消費者物価指数が事前予想を下回り、ユーロ高が一服したことを受けて上げ一服となった。 銀3月限は、ユーロ高一服を受けて小幅安となった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が現在の政策金利は「景気を加速も減速もさせない中立水準をわずかに下回る」水準との認識を示した。利上げ打ち止めが近いとの見方を招き、金利が付かない金の投資妙味が増すとの思惑が相場を支えた。ニューヨーク金2月限は、小幅続伸。時間外取引では1226.7~1234.1ドルのレンジで推移、前日比2.5ドル高の1232.3ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、ユーロ高を受けて押し目を買われた。立会時間は、23日以来の高値1234.9ドルを付けたのち、ユーロ高一服などを受けて上げ一服となった。その後は、利食い売りなどが出て軟調となり、1227.2ドルまで下落した。
NY原油
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比1.16ドル高の1バレル51.45ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.13~1.16ドル高。その他の限月は0.22~1.11ドル高。来週の石油輸出国機構(OPEC)総会を控えて、減産に消極的であるとみられていたロシアが減産の必要性を受け入れたと伝わった。供給過剰を警戒して当限は一時50ドルを下回ったが、安値から大きく切り返して引けた。OPEC総会を12月6日に控え、主要産油国が減産で合意すれば需給改善につながるとの見方が広がった。来週6日にOPEC総会が行われるなかで、サウジアラビアを中心とした産油国は日量100~140万バレル規模の減産を協議しているものの、ロシアのプーチン大統領は必要であるならば、OPECと協力関係を維持すると今週語っており、減産については慎重な言い回しだった。ロシアにとって1バレル=60ドルでも十分であるとの認識を示している。
シカゴコーン・大豆
コーンは小幅まちまち。終値の前営業日は0.50セント安~0.50セント高。中心限月の12月限は0.25セント安の360.25セント。大豆は総じて小幅反落。終値の前営業日比は5.25~3.25セント安。中心限月の1月限は3.25セント安の887.25セント。USDA発表の週間純輸出成約高が強気な内容だったことが好感されたうえ、原油高や金の小幅続伸という外部要因も買いを呼ぶ一因となったが、大豆安、小麦の軟調な動きが重石となり下方への方向性を強めた。ただ、全体的に値幅は限られており、12月限は360セント台は維持して終えている。
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