朝刊:2018/12/03

ダウは199ドル高の続伸。ゴールドは反落。G20を睨んで様子見か?

NY為替
ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=113円35~45銭で終えた。米長期金利が3%を割り込み、日米金利差の縮小を見込んだ円買いが入った。月末ということもあり、ロンドンフィキシングにかけてドル買いが強まった。年末に向けたドル買い需要を予感される動きでもある。 一方、きょうからG20首脳会談がアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されており、特に明日の米中首脳会談の行方を市場は注目している。その結果待ちの雰囲気も強かったが、きょうのドル買いはそれに向けたリスク回避の動きとの指摘もあった。ただ、それに対しては懐疑的な見方も出ていた。その米中首脳会談だが、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表からは楽観的なコメントも出ていたが、市場は慎重に見ているようだ。同代表は「米中首脳会談が成功しなかったなら、それは驚きだ」と述べていた。最終合意を期待する向きは少ないが、何らかの前進を示すコメントなどは期待できるのかもしれない。どのような結果になるか未知数だが、いずれにしろ週明けの市場の反応次第といった状況ではある。ユーロは対ドルで3日ぶりに反落した。前日比0.0080ドル安い1ユーロ=1.1310~20ドルで終えた。11月のユーロ圏の消費者物価指数の前年同月比の伸びが前の月から鈍化し、ユーロ売りを誘った。
NYダウ
米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比199ドル62セント(0.8%)高の2万5538ドル46セントで終えた。12月1日の米中首脳会談で貿易交渉に進展がみられるとの期待感に加え、交渉を続ける間は米政府が中国製品への新たな関税を見送るとの報道が相次いだ。終盤になって買いが強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が57.45高の7330.54、S&P500が22.22高の2759.98。米中首脳会談に関して中国の経済担当高官から楽観的な発言が聞かれたことが上げに繋がった模様。ただ、両国の隔たりはまだあるとも述べていた。前半は前日終値を挟んで小幅な値動きが続いた。全体的にはG20首脳会談と明日の米中首脳会談を巡って様子見気分が強かった。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表から楽観的なコメントも出ていたが、市場は慎重に見ているようだ。同代表は「米中首脳会談が成功しなかったなら、それは驚きだ」と述べていた。中国での販売比率が高いキャタピラーや中国製品の取り扱いが多いホーム・センターのホーム・デポなどに買いが広がった。
NY貴金属
ニューヨーク金は反落、銀は続落。終値の前日比は、金が4.5~3.9ドル安、中心限月の2月限が4.4ドル安、銀が18.8~17.6セント安、中心限月の3月限が18.5セント安。金2月限は反落。時間外取引では、もみ合いとなったのち、欧州時間からのドル高を受けて地合いを緩めた。日中取引では、好調なシカゴ地区購買部協会景気指数を受けてドル高に振れたことを受けて軟調となった。外国為替市場でドルがユーロなど対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金には売りが優勢となった。銀3月限は、ドル高を受けて続落した。ニューヨーク金2月限は、反落。時間外取引では1226.1~1231.1ドルのレンジで推移、前日比3.2ドル安の1227.2ドルとなった。2月限は、安寄りしたのち、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、ユーロ圏消費者物価指数(CPI)の鈍化などを受けてユーロ安に振れたことが圧迫要因になった。
NY原油
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の1月物は前日比0.52ドル安の1バレル50.93ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.53~0.52ドル安。その他の限月は1.59~0.55ドル安。供給過剰に対する懸念や需要減少の見方を受けて軟調となった。ただ序盤の売りが一巡すると、サウジアラビアやロシアの減産に対する見方が下支えとなり、安値から戻した。供給過剰に対する懸念が強いなか、11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が事前予想を下回り、2年超ぶりに拡大が止まったことを受けて需要減少に対する懸念が出た。ただ6日のOPEC総会でサウジアラビアやロシアの減産に対する期待感もあり、下支え要因となった。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した米国での石油掘削に使う設備(リグ)の稼働数は前週比で増えたが、相場の影響は目立たなかった。
シカゴコーン・大豆
コーンは反発。終値の前営業日は変わらず~6.25セント高。中心限月の3月限は4.50セント高の377.75セント。大豆は反発。終値の前営業日比は2.75~7.50セント高。中心限月の1月限は7.50セント高の894.75セント。米国の輸出が好調を維持していることに加え、月末を迎えるなかで玉整理のための買戻しが膨らんだことで買い有利となった。3月限は一時は11月16日以来の水準まで上昇。終値も高値に近い水準だった。
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