朝刊:2018/12/18

ダウ大幅続落。オイルも続いて続落。代替先のゴールドに買いが集まり反発

NY為替

ニューヨーク外為市場ではドルが下落。前週末に付けた1年半ぶり高値から押し戻された。週末比55銭円高・ドル安の1ドル=112円80~90銭で取引を終えた。低調な米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)による2019年以降の利上げペースが鈍るとの見方が強まり、円買い・ドル売りが優勢となった。米株式相場の大幅下落も円買いを促した。ニューヨーク連銀の12月の製造業景況指数が前月から大幅に低下し、全米住宅建設業協会(NAHB)による12月の住宅市場指数も15年5月以来の低さに落ちこんだ。米景気拡大の勢いが鈍っていると受けとめられた。18日から始まる連邦公開市場委員会(FOMC)を前に警戒感が広がった。今回のFOMCでは今年4回目となる利上げが決定される見込みだが、市場では今後の利上げペースや景気認識などに注目が集まる。結果は19日午後に発表され、その後パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見を行う。市場参加者は、利上げ決定に加え、9月時点よりも弱めの利上げ予想が示されると予想している。欧州や中国など世界的な景気減速や貿易摩擦を巡る懸念、米国内物価の落ち着きなどを背景に、来年の米利上げ観測は当初よりも後退している。主要6通貨に対するドル指数は0.4%安の97.065。米商品先物取引委員会(CFTC)のIMM通貨先物統計によると、ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する買い越し額は284億8000万ドルと、ほぼ2年ぶりの高水準だった前週の311億2000万ドルから減少した。ユーロ・ドルは0.4%高。一時1.1358ドルを付けた。11月のユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年比の伸びが1.9%と速報段階の2.0%から下方修正された。オフショア人民元は6.8971元とほぼ横ばい。中国の習近平国家主席は18日、改革開放40周年を記念して演説を行う。ドル・円は1週間ぶりの安値を付け、0.6%安の112.94円で推移。ドル・円 始値 113.25 高値113.30 安値 112.69。ユーロ・ドル 始値 1.1350 高値 1.1358 安値 1.1330。

NYダウ

17日のニューヨーク株式市場は、景気の先行きに対する不安が強まり、ダウ平均株価は、一時、600ドル以上値下がりするなど、先週末に続き大きく下落しました。この日のニューヨーク株式市場は、住宅建設に関係する経済指標が市場予測を下回ったことなどから、景気の先行きに対する不安が一段と強まり、ダウ平均株価は、先週末に比べて一時600ドル以上値下がりするなど、売り注文が広がった。結局、17日のダウ平均株価の終値は、先週末に比べて507ドル53セント安い23592ドル98セントで引けた。ダウ平均株価は、先週末の14日と合わせて2日間で1000ドルを超える値下がりを記録したことになり、17日の終値は、3月23日につけた今年の安値(23533ドル)水準に迫った。米中貿易摩擦に対する懸念も根強いうえ、今週決まる予定の追加の利上げも投資家心理を冷やしている。18~19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、株式の持ち高を落とす動きが広がった。リスク回避局面で資金の受け皿となってきたヘルスケア株が売られ、投資家心理が一段と萎縮した。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前週末比156.932ポイント安の6753.733(速報値)で終えた。2017年11月中旬以来1年1カ月ぶりの安値に下げた。機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も今年の安値を更新した。日経平均先物は続落した。3月物は前週末比140円安の21085円で引け、17日の大取終値を365円下回った。世界景気の先行き警戒感が根強いうえ、18~19日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に買い控える向きが多く、米株とともに売られた。この日の3月物安値は20910円、高値は21500円。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が10.3~10.5ドル高、中心限月の2月限が10.8ドル高、銀が12.2~12.6セント高、中心限月の3月限が12.2セント高。金2月限は反発。時間外取引では、ユーロの小幅高を受けて小じっかりとなった。日中取引では、米国債の利回り低下によるドル安を受けて堅調となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで売られ、ドルの代替投資先とされる金の買いを誘った。銀3月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金2月限は、反発。時間外取引では1239.4~1244.0ドルのレンジで推移、前日比2.3ドル高の1243.7ドルとなった。2月限は、高寄りしたのち、ユーロの小幅高を受けて小じっかりとなった。米株が大幅続落し、実物資産の裏付けがある金先物に資金が向かいやすかった。立会時間は、米国債の利回り低下を受けてドル安に振れたことを受けて堅調となった。ニューヨーク連銀製造業業況指数が大幅に低下し、1年7カ月ぶりの低水準となった。株安も支援要因となり、1252.2ドルまで上昇した。

NY原油

ニューヨーク・マーカンタイル取引所で原油先物相場は続落。WTIで期近の2019年1月物は前日比1.32ドル安の1バレル49.88ドルで取引を終えた。世界景気の減速で原油需要が縮小するとの懸念が根強い。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.32~1.27ドル安。その他の限月は1.21ドル安~0.17ドル高。ダウ平均やS&P500など主要な米株価指数が直近の安値を下回り一段安となったことが、世界的な景気減速の進展と石油需要の下振れを連想させた。当限は2017年10月以来に50ドルの節目を下回って引けた。ユーロ圏の景気はすでに減速しているほか、先週発表された中国経済指標の伸びは一段と鈍化しているなかで、12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が弱かったことが警戒感を高めた。午後に米株の売りが加速すると投資家のリスク回避姿勢が強まり、原油相場は下げ幅を広げた。

シカゴコーン・大豆

コーンは小幅反落。終値の前営業日は0.75セント安~0.25セント安。中心限月の3月限は0.75セント安の384.00セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は2.25~4.50セント高。中心限月の1月限は4.25セント高の904.75セント。コーン独自の材料に乏しいなか、世界経済に対する懸念を受けた株安、原油安といった外部要因を受けて売り優勢となった。ただ、3月限自体の値幅は推定で2.75セントにとどまるなど狭いレンジ内での往来で、様子見気分が強いなかでの高下となっている。時間外取引開始後を384.25セントで開始した3月限は取引開始後に地合いを引き締めたがアジアの時間帯は384.50セントを上値抵抗にしての推移にとどまった。


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