夕刊:2019/01/04

オイルは大幅反発。ゴールドも安値から値を戻す。本日はゴムが気を吐き大幅高

為替

4日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。上海総合指数など中国株のプラス圏推移を受け、日本株の大幅安を嫌気した円買いは後退し、ドルは108円台に値を上げた。昨日のNY市場で一時104円92銭を付けたもののその後折り返した。ドル・円は107円半ばで寄り付いた後は、もみ合いを経てじり高。大発会の日経平均株価は前日の米株大幅安で弱含み、やや円買いに振れやすい地合いとなった。その後は上海総合指数の反転で、円買いは後退した。午前中に発表された中国の12月財新サービス業PMIは予想を上回り、過度な減速懸念は和らいでドルは108円台に持ち直した。米下院で予算案が可決され、米政府機関閉鎖の長期化懸念が後退したことやダウ先物の堅調地合いを背景に、午前に強まったリスク回避の巻き戻しが継続。ドル円は米債利回りの上昇も後押しとなり108円45銭付近まで上値を拡大。クロス・円もユーロ・円が123円59銭付近まで続伸、ポンド・円が137円07銭付近まで上値を伸ばしたほか、豪ドル・円も76円23銭付近まで水準を切り上げるなど円全面安の様相。本日これまでのレンジ:ドル・円:107.52円-108.45円、ユーロ・ドル:1.1388ドル-1.1412ドル、ユーロ・円:122.59円-123.59円

株式(日経平均)

新年4日の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比452円81銭安(-2.26%)の19561円96銭となり、大幅続落した。年末年始の国内休場中に米国株が下落した。米アップルが業績見通しを引き下げ、世界景気の先行き懸念が強まる中、急速なドル安・円高進行も加わり、リスク回避目的の売りが膨らんだ。下げ幅は一時700円を超えた。 米アップルが、中国でのスマートフォン販売減速を理由に業績見通し引き下げたことを受け、3日の米国市場で同社株は10%近く下落。東京市場では村田製作所や太陽誘電といった電子部品株や、SUMCOなど半導体関連の一角が大幅安となった。また中国景気の先行きに対する警戒から、ファナックや安川電機などFA(工場の自動化)関連、コマツなど建機株が軟調。ツガミ、牧野フライス製作所など工作機械株が大きく値下がりしている。半面、業種別指数の電気・ガス、石油・石炭は円高を好感して高い。電鉄株など内需の一角が底堅く推移したほか、価格競争力を強みに持つニトリホールディングス、イオン、サイゼリヤなどが逆行高となっている。円高メリット銘柄に買いが入ったが、市場はデフレ長期化継続を織り込みにいっている可能性もある。中国商務省は4日、米中次官級の通商協議を7─8日に北京で行うと発表。先物にショートカバーが入り、日経平均は前場中盤に下げ幅を縮小する場面があったが、安値圏で膠着感を強めた。18年12月28日の終値と比べ500円強安い19400円台後半を中心に狭い範囲での値動きとなっている。米中景気の減速に対する警戒感が強まる中、投資家の関心が高い18年12月の米雇用統計の発表を控え、積極的な売買を見送る投資家が増えている。市場は、景気悪化を示唆する材料に反応しやすくなっており、雇用統計の下振れが警戒される。東証一部出来高15億5130万株、売買代金2兆7718億円、値上り598、値下り1475、変わらず56。TOPIX:1471.16 -22.93 -1.53%、マザーズ:827.33 +15.01 +1.85%。

貴金属

金先限帳入値4498円(前日比-39円)銀先限帳入値54.9円(前日比+0.7円)白金先限帳入値2800円(前日比-40円) パラジウム先限帳入値3953円(前日比-63円)東京金は反落、銀は続伸。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えとなった。銀はニューヨーク高を受けて小幅高となった。午後に入ると円安がすすみ、金の値段も上がり始める。4500円を突破してくるとその後も本日の高値で推移。その後は4500円を挟んだ展開で大引けを迎える。プラチナ系貴金属(PGM)は、続落。プラチナはドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、リスク回避の動きとなったが、ドル建て現物相場の堅調が下支えとなった。午後に入ると円安が追い風になり値段を戻す。2800円を行ったり来たりの展開で取引を終える。

石油

原油先限帳入値36980円(前日比-円) ガソリン先限帳入値48300円(前日比+960円)灯油先限帳入値53670円(前日比+1150円)午前の東京石油市場は上昇も上げ幅を縮小。昨年末から海外原油が戻りを試していることが支援要因だが、世界的な景気減速見通しで円高に振れていることや、ニューヨーク時間外取引の下げが上値を抑えている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少したことは材料視されていない。こちらも円安が追い風になり、軒並み全限月4桁高で取引を終了する。海外の電子取引もしっかりしていた。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値177.0円(前日比+6.8円)ゴムTSR先限帳入値153.0円(前日比-円)東京ゴムRSSは、大幅高。上海高や日本市場が連休中の産地高などを受けて、買いが先行している。産地主導での強地合いが続いている。当先のサヤをみても、2月限以降は逆ザヤを形成しつつあり、ウィンタリング(落葉期=減産期)を控えて、需給が引き締まっていくとの見方が強いようだ。午後に入っても値段は落ちず、高値で推移。午前中は円高の影響を受けずに下がらなかったが、午後に入っての円安には素直に反応し値を上げる。本日はゴムが一番力強かった印象。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22340円(前日比-250円)東京コーンは軒並み大幅安。円高と弱気のテクニカル要因から軟調。序盤はシカゴ高、円高の進行と強弱材料が交錯し、限月間で方向性を欠いた。先限が22300円割れを試す下落となり、改めて弱気のテクニカル要因が認識されると、相場全体が地合いを緩めた。シカゴ夜間取引が小幅続伸で推移しているが、特に買い材料視されず、閑散商いの中を下落。 こちらは、午後に入っても値段の変化はあまりなし。午後に入り円安になるも特に反応もなく、終始閑散とした商い。


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