夕刊:2019/01/07

日経平均は2万円台を取り戻す。白金、オイル系は堅調。金も安値からは切り返す。

為替

7日の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円台前半で小幅な動きとなっている。高値108.78-安値108.03。午後は外国為替市場で材料視されそうな経済指標の発表が予定されておらず、持ち高を積極的に傾ける動きは限られている。日経平均株価の上昇一服を背景に、株高連動の円売り・ドル買いにも一服感が出ている ドル円は、108.03円までじり安に推移し、4日のニューヨーク市場でのパウエルFRB議長のハト派発言後の安値に面合わせした。108.00円には買い、割り込むとストップロスが観測された。ドル・円は、7-8日の米中次官級通商協議を見極めたい向きも多く、108円前半で弱含みに推移。ドル売りオーダーは108.80円、109.00円、109.20-30円に控えているが、108.85円超え、109.30円超えにはストップロスが控えている。ドル買いオーダーは、108.00円、107.80円、107.50円に控えているものの、108.00円割れ、107.50円割れにはストップロスが控えており、米中通商協議が難航した場合の下値リスクに要警戒。ユーロ・ドルは底堅い。ドル売りの流れに沿って1.1430ドルまで上昇し、その後も高値圏で底堅く推移した。ユーロ・円は戻りが鈍い。本日これまでのレンジ:ドル・円:108.03円-108.78円、ユーロ・ドル:1.1389ドル-1.1430ドル、ユーロ・円:123.44円-124.03円

株式(日経平均)

7日の東京株式市場は、前週末の米ニューヨーク市場が急騰した流れを受けて大きく上昇し+477円01銭(+2.50%)高の20038円97銭で引けた。日経平均株価は取引開始後まもなく、2営業日ぶりに2万円台を回復。4日に大きく下げて割安感が出た株への買い戻しが入り、上げ幅は一時700円を超えた。日経平均は前営業日より382円高で取引を開始。全面高の展開で、特に中国景気に左右されやすい建設機械関連や、4日に大きく売られた輸出関連の電機や自動車の上げ幅が大きい。前週末の米ニューヨーク市場では、ダウ工業株平均が746.94ドル上昇。12月の米国雇用統計が市場予測を上回る堅調ぶりを示し、アップルの業績下方修正が生んだ世界景気減速への懸念が和らいだ。さらにFRBのパウエル議長が講演で、利上げに柔軟な姿勢を示したことも好感された。米国では、雇用統計の上振れによって過度な景気鈍化への懸念が後退したほか、パウエルFRB議長が利上げに対して柔軟な姿勢を示したことも買い安心感につながる。米中貿易交渉の進展期待や預金準備率の引き下げにより中国の先行き懸念も低下する状況。午後に入り膠着感を強め、前週末比540円程度高い20100円近辺での値動きとなったが引けにかけて弱含み2万円前半まで値を消した。外国為替市場での円高進行を嫌気した戻り待ちの売りなどで上値が重くなるなか、きょう発表される2018年12月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数の結果を見極めたいとして、投資家の様子見姿勢が強まっている。3日発表のISM製造業景況感指数は約10年ぶりの低下幅となり、米景気の減速懸念を強める内容だった。もっとも、米国の雇用指標は伸びたほか、昨年の年末商戦は好調だったため内需のサービス業が中心の非製造業は、グローバルな景気減速の影響を受ける製造業のように大幅に悪化することは考えにくいが、投資家の警戒姿勢は強い。東証一部売買代金2兆4634億円、売買高14億2427万株、値上1964、値下り142、変わらず23。TOPIX:1512.53 +41.37 +2.81%、マザーズ:859.48 +32.15 +3.89%。

貴金属

金先限帳入値4480円(前日比-18円)銀先限帳入値54.9円(前日比0円)白金先限帳入値2877円(前日比+77円) パラジウム先限帳入値4063円(前日比+110円)東京金は続落、銀は続伸。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ一服となった。銀はニューヨーク安となったが、株安などを受けて小幅高となった。午後に入ると再度値段を下げ始め、4470円をまた割る展開になるが、海外スポット価格の上昇から再び4480円台を付ける。プラチナ系貴金属(PGM)は、反発。プラチナはニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が小幅高となったが、円安一服に上値を抑えられた。午後に入っても金とは違い値段を下げず、高値で推移していた。2900円は届かないまでも、もう一息のところまで値を上げる。

石油

原油先限帳入値37860円(前日比+880円) ガソリン先限帳入値48980円(前日比+680円)灯油先限帳入値54370円(前日比+700円)午前の東京石油市場は大幅高。一部の限月の上げ幅が4ケタ超となった。安値調整局面が続くなかで、先週末の海外市場が続伸したほか、円安が支援要因となっている。円相場は1ドル=108円半ばで取引されている。週明けの時間外取引でニューヨーク原油も堅調に推移。午後に入ると、前場の勢いは若干おさまり、200~300円くらい前場の高いところから値を下げる。それとしても全限月800円~900円近く前日比高となり、本日は強かった印象。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値177.3円(前日比+0.3円)ゴムTSR先限帳入値152.0円(前日比-1円)ゴムRSSは、軒並み高だが、上げ幅を大幅に縮小している。寄り付きでは、4日の東京夜間の強地合いや産地高を好感し、買いが先行した。だが、先限が185円付近に上昇すると、一転して売りが先行し、その後はジリジリと水準を引き下げ、一時マイナスサイドに振れる限月もあった。午後に入ると、前場ほどの商いの盛り上がりはなく、期先は177円前後でもみ合う展開。前場である程度商いのエネルギーは出してしまった印象。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22640円(前日比+300円)東京コーンは軒並み反発。シカゴ夜間が小反落も300円前後の上げ幅を維持する限月が目立つ。4日のシカゴ高、円小幅安を背景に夜間取引から反転した。先限が22500円台を回復し、弱気のテクニカル要因が後退したことや、株高も強材料となった。しかし、午後からはだらだらと下げる展開。22500円はキープして入るものの前場で付けた22700円以上は取れず。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。