夕刊:2019/01/09

オイルは4桁越えの大幅高。ゴムも大幅続伸。貴金属はまちまち。

為替

9日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。米予算編成をめぐる非常事態が回避されたことによるドル買いに振れ、一時109円を回復した。昨日高値の109円09銭が意識されると徐々に伸び悩んだ。なお、関係者筋の話として北京で中国と通商交渉中の米代表団は現在協議をまとめており、今日夕方に帰国すると伝わった。日経平均株価や上海総合指数の堅調地合いを背景に円売り基調が続き、108円後半で下値の堅い値動き。その後、米国の国境の壁建設予算について与野党が合意に達する見通しとなり、非常事態回避の思惑からドル買いに振れた。ランチタイムの日経平均先物も堅調地合いが続き、日本株高持続の観測から円売りが観測される。ただ、ドルは前日同様109円台で定着せず、上値の重さが目立つ。米中協議や連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え、目先は様子見ムードが広がりやすい。株高にも米10年債利回りは2.72%台で推移し、前日比ほぼ横ばいであり、ドル買いは進めにくいムード。上値には、109円10銭に売りオーダーとストップロス、109円35銭にも売りオーダーとストップロス、109円50銭超えにはストップロスが控えており、通商協議合意のヘッドラインに要警戒。下値には、108円35銭と108円00銭に買いオーダーが控えているものの、それぞれ割り込むとストップロスが控えており、交渉決裂などのヘッドラインに要警戒となる。ユーロドルは小高い。15時時点では1.1460ドルと12時時点(1.1451ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円が伸び悩んだことに伴って1.1464ドル付近まで小幅に上げたが、基本的には欧州勢の参入待ちの様相が濃い。ユーロ・円はもみ合い。124円75銭を挟んだ水準で小動きとなった。本日これまでのレンジ:ドル・円:108円68銭-109円00銭、ユーロ・ドル:1.1437ドル-1.1466ドル、ユーロ・円:124円38銭-124円86銭

株式(日経平均)

東京株式市場で、日経平均は前営業日比223円02銭高(+1.10%)の20427円06銭となり、3日続伸した。前日の米国株市場で主要3指数がそろって上昇。ドルが108円後半で安定して推移していることもあり、朝方から買いが先行した。米中通商協議の進展で貿易摩擦が緩和するとの期待から寄り後も堅調を持続した。上海総合指数が上昇して始まると売りポジションの巻き戻しが入り、上げ幅は一時270円を超えた。TOPIXは前日比1.10%高の1535.11、マザーズは、1.01%高の896.44だった。東証1部の午前中の売買代金は2兆3104億円、出来高13億751万株。値上り1202、値下り861、変わらず65。セクター別では、医薬品、水産・農林、精密機器、食料品などが値上がり率上位にランクイン。半面、下落したのは不動産、その他金融、建設の3業種だけだった。市場では、売りポジションが積み上がっていたタイミングで、好調な米雇用統計やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などの安心材料が続いた。デリバティブを含めた売り方の買い戻しが続いている。過度な悲観の修正で目先は戻り余地がある。アジア株が軒並み上昇し、投資家が運用リスクをとる姿勢を強めるとの見方から買いが続いている。心理的な節目である20500円に迫ると個人投資家などの戻り売りが増えて上値を抑えてた。ローソク足も短い三ツ星で上昇か下降かの分岐点を示唆する形に。明日の動きで判断。

貴金属

金先限帳入値4475円(前日比-5円)銀先限帳入値54.7円(前日比+0.4円)白金先限帳入値2878円(前日比+6円) パラジウム先限帳入値4158円(前日比+83円)東京金は小幅高、銀は反発。金はドル建て現物相場が1285ドル台での取引から序盤から買い先行となった。上げ幅を縮小も概ね小高い状態を維持し、現物相場が強含みからジリ高。午後に入ると前場の上げ幅を消す展開となる。円高に素直に反応した形。引けにかけては前日比マイナス圏に沈む。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅高。パラジウムは大幅高。プラチナはニューヨーク安にもドル建て現物相場が820ドル台前半で小高く推移していることや、金高に支援され、買い優勢。こちらも午後にはいると値段を下げ始める。しかし、2870円割れは一時はあるも、金と違ってじりじり安くなる展開にはならず。全限月前日比プラス圏で取引を終える。

石油

原油先限帳入値39260円(前日比+1430円) ガソリン先限帳入値50470円(前日比+1270円)灯油先限帳入値57890円(前日比+1000円)午前の東京石油市場は大幅高。4ケタ超の上昇幅となる限月が目立っている。米中通商協議に対する期待感から海外市場が続伸したほか、時間外取引でニューヨーク原油は昨年の12月17日以来に50ドルの節目を回復しており、国内市場を押し上げている。本日は米中通商協議の3日目が行われる。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少したことも支援要因。午後に入っても力強い動きをキープしていた。原油も39000円を割れる場面はあるも引けにかけては値を戻し、全限月1500円幅近く上げて取引を終了する。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値185.7円(前日比+4.1円)ゴムTSR先限帳入値157.0円(前日比+2.0円)ゴムRSSは、軒並み続伸。最近の強地合いを引き継いだうえ、上海ゴムも上昇していることから、買いが先行している。東京先限は、185円の節目を突破した。午後に入っても値段は高値で推移。昨日の買いの流れが続く。大引けも185円をキープして終える。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23080円(前日比+100円)東京コーンは軒並み続伸。反発力は衰えず。前日のシカゴコーンは小幅安となったが、序盤はほとんど売り材料視されず。徐々にプラスサイドでの取引が目立ち始め、全限月が買い優勢となった。23000円を挟んだ攻防となったが引けは23000円をキープして終える。先限の出来高は300枚を超える。


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