夕刊:2019/01/25

日経平均は4日ぶりに反発198円高。商品は総じてしっかり。原油は大幅高。

為替

25日の東京外国為替市場のドル・円は、実需筋のドル買いなどにより、1ドル=109円台後半で底堅く推移している。前日の米国市場では、ロス米商務長官が米メディアとのインタビューで、中国との貿易問題解決は「はるかに遠い」と言及したことを受け、ドル円は109円40銭前後まで下落した。その後は米国株の堅調地合いなどを背景に持ち直し、東京時間の早朝は、109円60銭前後で推移していた。午前9時以降は、日経平均株価が前日比200円超上昇したことから株価に連動したドル買いが入った上、5・10日要因の国内輸入企業による実需のドル買いもあったとされ、ドル円はじり高に推移した。ただ、来週は29日に英国で欧州連合(EU)離脱協定の代替案の採決が行われるほか、30日からは米中閣僚級通商協議が実施される見通しで、市場関係者は、これらの欧米の政治イベントの結果を見極めたいとのムードが強まっている。このため、午後はポジション調整の動きにとどまった。報道によると、英国の与党・保守党と協力関係の北アイルランドの民主統一党(DUP)が、29日の議会採決でメイ首相のブレグジット合意代替案を支持する見通しとなった。それを受けリスク要因の後退により株買い・円売りに振れ、ドルが上昇した。日経平均株価のプラス圏推移を見込んだ円売りが続いた。ただ、ユーロ・ドルが前日の大幅安をやや修正し、ドルの重石となっている。目先も110円手前の売りに押される展開。ドル・円は、日経平均株価が20800円台まで上げ幅拡大、ダウ先物が+140ドルの上昇となっていることで109円87銭までじり高。110円00銭には本邦輸出勢の売りオーダーに加え、通常のオプションのほかにもバリアオプションも観測されている、いったん買いの勢いは落ち着いている。本日これまでのレンジ:ドル・円:109円52銭-109円87銭、ユーロ・ドル:1.1301ドル-1.1328ドル、ユーロ・円:123円79銭-124円41銭。

株式(日経平均)

25日の日経平均株価は4日ぶり大幅反発、前日比198円93銭高の20773円56銭で引けた。TOPIX:1566.10 +0.87%、マザーズ:967.92 +1.74%の上昇。24日の米株式市場でNYダウは22ドル安と反落。中国との通商交渉についてロス商務長官が合意には依然として大きな隔たりがあると発言し、早期決着への期待が後退した。また、政府機関閉鎖の解除に向けて与野党がそれぞれ起草した法案が上院で否決されたこともあり、政治的な不透明感から上値の重い展開となった。ただ、半導体SOX指数はザイリンクスやラム・リサーチなど好決算が相次いだことで大幅に上昇。東京市場でも半導体株や電子部品株に買いが入り、日経平均は24円高からスタートすると、その後急ピッチで上げ幅を広げ20700円台を回復した。前場中ごろにかけてやや伸び悩んだが、結局この日の高値圏で前場を折り返した。一気に上昇した分、その後はしばらく値動きが落ち着いたが、節目の20500円を明確に上回ってきたことで投資家のセンチメントが強気に傾き、ボックスを上抜けしたと海外勢の短期筋の連続した買いを入れ買戻しを誘発し改めて騰勢を強める展開になり一時270円高の20844円31銭を付けた。その後は、週末を控え利益確定売りも目立ち20700円台後半で推移した。業種別では幅広いセクターに買いが入っており、中でも機械や石油・石炭、金属製品などが強い動き。一方、医薬品が下落しているほか、電気・ガスや証券・商品先物などの動きが鈍い。東証1部売買代金2兆2071億円、売買高13億3094万株、値上り1337、値下り697、変わらず93。来週は、日経平均2万1000円をトライすると思われるが、戻り売りが強まるとみられ、その水準を超えられるかどうかが焦点になる。

貴金属

金先限帳入値4513円(前日比+5円)銀先限帳入値54.3円(前日比+0.5円)白金先限帳入値2833円(前日比+19円) パラジウム先限帳入値4208円(前日比-70円)東京金、銀は前日比変わらず近辺の取引。金、白金の日中値動きは午後にかけてしっかりの値動きとなった。ドル建てNY金2月限は1280ドル近辺での値動き。東京白金はニューヨーク高を受けて買い優勢。東京パラジウムは急落。今週の東京金は終始小幅持ち合いの週となった。金が活気付くには1300ドルを超えて行く必要があり、それにはドル安が必要になってくる。今月29日に予定されていたトランプ米大統領の予算教書演説の中止、米中会談の行方、米政府機関閉鎖長期化の影響がドル売りになるかである。ニューヨーク証券取引所の金ETF残高は順調に増えており、金の下値は固そうである。又、FTC建玉明細の発表も1ヶ月も無く、マーケットに情報を与えていないという点で、嫌気されることも頭にいれておきたい。

石油

原油先限帳入値41330円(前日比+860円) ガソリン先限帳入値52620円(前日比+720円)灯油先限帳入値57910円(前日比+980円)午前の東京石油市場はしっかりから上げ幅拡大。NY原油時間外取引で、東京時間10時30分頃から買われ始めた。この時間に出たニュースは、OPECのバルキンド事務局長がダボス会議への出席の傍ら、ロイターの取材で、4月17、18日に開くOPEC加盟国と非加盟国の臨時総会で、今年第1四半期に、在庫が積みあがれば追加の対応も辞さない構えを示したことと、米国務省当局者は24日、ベネズエラの政情不安を受け、同省は在カラカス大使館の緊急対応に携わる職員以外の撤収を命じたことの発表があった。これらのニュースに反応をした模様。午後に入っても午前中の流れを受け高値圏での取引が続いた。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値182.8円(前日比+1.5円)ゴムTSR先限帳入値154.3円(前日比+1.9円)RSSは総じて買優勢。本日納会を迎えた1月限は大幅高、期近から買われ逆ザヤが拡がる日となった。上海ゴムもしっかり、株高、原油高、円安も好材料。2月限、3月限の納会時は天然ゴムの減産期に当たり、渡しものに逼迫感が生じやすい限月でもある。TSRも先限はしっかりだった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22700円(前日比-100円)東京コーンは小幅続落。限月間で方向性を欠く展開。コーン独自の材料に乏しい中、日中も動意づくことは無い一日となった。シカゴコーンは、370~385セントのレンジが続いている。


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