夕刊:2019/01/28

日経平均反落の124円安。金、白金は大幅高。オイル、ゴムは反落

為替

28日の東京外国為替市場でドル・円は上値が重いまま。香港・中国株が底堅く始まり、日経平均株価も下げ幅を縮小する動きを眺めて、仲値前につけた109.27円を下値に11時過ぎには109.45円まで買い戻された。もっとも、先週末の安値109.46円付近が短期的な抵抗水準として意識されたか、再び109.30円台に押し戻されてた。ユーロ・ドルはもみあい。ただし、同水準に位置する日足一目均衡表・雲の上限が重しとなり、その後は1.1410ドル台を中心にもみあった。また、買いが先行した中国株を受けて豪ドルが強含み、一時18日以来となる0.72ドル台に乗せて0.7202ドルまで上値を伸ばした。ユーロ・円は方向感でず。日本株の戻しにリスクオフムードが後退し、124.70円台から125.05円付近まで反発する場面はあった。しかしながら、ドル・円の伸び悩みとともに124.80円割れするなど、強い方向感はでていない。トランプ米大統領は、メキシコとの国境に壁を建設する意向を改めて表明した上で、政府機関の再閉鎖を避けるために行われている議会の予算協議について、自身が受け入れられる国境警備で合意できるかどうか疑問だと語り、自分の要求が通らない場合、つなぎ予算の期限が切れる2月15日に政府機関を再び閉鎖することも辞さない考えを示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙とのインタビューで述べた。大統領は、つなぎ予算の期限が切れる3週間以内に議会が合意に達し、政府機関の再閉鎖を回避きる可能性は低いと指摘。「(合意の確率は)五分五分より小さいと思う」とし、再閉鎖は「選択肢」と述べた。また、国家非常事態を宣言し、壁建設を強行する可能性も示唆した。トランプ大統領はインタビューで、壁建設予算と引き換えに、幼少期に親と共に不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者らに市民権を付与することに同意するか、との質問に対して「これはまったく別の問題であり、別の機会に取り上げられるべきものだ」との認識を示した。トランプ大統領は27日夜、ツイッターに「私が壁建設をあきらめると思うか?私は就任してから最初の2年間で過去のいかなる大統領よりも多くのことを成し遂げた!」とのコメントを書き込んだ。今週は、30、31日のFOMCでバランスシート縮小か休止となる可能性を受けて円高に振れやすい展開の可能性が高いと見ている。本日これまでのレンジ:ドル・円:109.27円-109.60円、ユーロ・ドル:1.1400ドル-1.1426ドル、ユーロ・円:124.72円-125.04円

株式(日経平均)

28日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。前週末比124円56銭(0.60%)安の2万0649円00銭で引けた。TOPIX:1555.51 -0.68%、マザーズ:949.65 -1.89%下落。前週末に200円近く上昇した後とあって、これまで上昇基調にあった電力・ガス、食料品といった内需・ディフェンシブ株を中心に戻り待ちの売りが出た。109円台前半まで円高・ドル安が進んだことにつれ、輸出関連株の一部に売りが増えたほか、ヘッジファンドなど海外の投資家が株価指数先物に断続的な売りを出したことも相場の重荷となった。マザーズと東証株価指数(TOPIX)も反落した。米紙報道をきっかけに米連邦準備理事会(FRB)がバランスシートの縮小を想定よりも早めに終えるとの観測が浮上。金融政策の正常化ペースが一段と緩やかになり、米金利が低下すれば運用環境が悪化するとの警戒から銀行や保険といった金融株に売りが出た。しかし、下値を探る動きは限定された。米政府機関の閉鎖が一時解除されたことなどが好感され、前週末の米株式相場が上昇。28日は中国・上海などアジア株が総じて上げるなど投資家心理は改善傾向にあり、相場の下支え要因となった。トヨタが下げ幅を広げるなど、外国為替市場での円高・ドル安傾向を嫌気した売りが輸出関連株の一部に出て相場全体の重荷となっている。積極的な取引を見送る投資家が多く、商いが低調となるなど押し目買いの動きも鈍い。その後の戻りは鈍く上値の重い展開となっている。新規の手掛かり材料に乏しく、29-30日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)や決算発表の本格化などを控え、様子見気分が強い。東証一部の売買代金1兆8765億円、売買高10億6502万株、値上り560、値下り1498、変わらず69。出来高、売買代金とも低水準。

貴金属

金先限帳入値4565円(前日比+52円)銀先限帳入値55.4円(前日比+1.1円)白金先限帳入値2872円(前日比+39円) パラジウム先限帳入値4258円(前日比+50円)東京金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。午後に入っても上昇の勢いは衰えず、高値4574円を付ける。その後は失速するも出来高は先限だけで50000枚オーバー。本日は久方ぶりの大商いとなる。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて上昇。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高とドル建て現物相場の押し目が買われたことを受け、もみ合いとなった。パラジウムはニューヨーク高を受けて期先2本が反発した。午後に入ると前場の勢いはそのまま高値圏でもみ合う。先限のみでも出来高10000枚を超えており、久方ぶりの大商い。

石油

原油先限帳入値40500円(前日比-830円) ガソリン先限帳入値51560円(前日比-円)灯油先限帳入値57010円(前日比-円)午前の東京石油市場は総じて反落。25日の海外原油は小幅続伸となったが、夜間取引から売りが優勢となり、修正安となった。日中取引はニューヨーク原油時間外取引が反落、円相場が1ドル=109円台前半に上昇したことをは背景に夜間取引の引け時から一段安となり、600円以上の下落が目立った。午後に入っても値段は上がらず。東京原油先限は40500円を挟んだ展開。ガソリンは4桁安まで下がる限月もちらほら。軒並みオイルは総じて軟調で終始。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値180.7円(前日比ー円)ゴムTSR先限帳入値154.0円(前日比-0.3円)ゴムRSSは、軒並み高。寄り付きでは、手掛り材料難の中、25日の東京夜間の引けと同値圏で推移した。その後、日中取引の上海ゴムが小じっかり推移していることを好感し、買い優勢となっている。なお、新甫2019年7月限は、181.2円で寄り付き、その後、地合いを引き締めている。午後に入っても値段は終始もみ合い。新甫限月も特に大きな動きはみせず。本日の引けで180円割れは回避。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22830円(前日比+130円)東京コーンは総じて上昇。25日のシカゴ高から2番限以降が買い優勢。円小幅高、シカゴ夜間取引が弱含みだが、ほとんど弱材料視されず、先限は3ケタ高で推移。閑散に売りなしの中、概ね小幅高を維持しそうだ。先限は22900円が抵抗線か。午後もしっかりするも、22900円の抵抗は突破できず。先限は200枚近くの出来高を記録する。安値は22590円。


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