夕刊:2019/01/29

日経平均は15円高の小幅高。金はしっかり。白金、ゴム、オイルは軟調

為替

29日の東京外為市場でドル・円は弱含み。日本株や中国株の軟調地合いで株安を嫌気した円買いが先行し、ドルは109円前半に値を下げた。前日の米株安を背景に日経平均株価は前日比200円安となり、ドル・円は朝方から円買い基調に振れている。また、前日に引き続き月末要因による輸出企業のドル売りも観測され、ドルは109円14銭まで弱含んだ。中国株のほか欧米株式先物もマイナス圏で推移し、今晩の株安を警戒した円買いが見込まれる。ドル円は、日経平均株価と上海総合指数がプラス圏へ浮上したことで109円39銭へじり高。ユーロ・円も125円付近まで強含んだ。日経平均株価は前日終値付近に値を戻し、いったん下落幅縮小にともなう円売りが観測される。日本株の反転期待がみられる一方で、中国株や欧米株式先物は引き続き軟調地合いであり、円買いが再燃する可能性がある。ユーロ・円は強含み。前場に約240円安まで下げた日経平均がプラス圏に浮上。リスクオフ地合いの後退とともに、NY引け直後につけたそれまでの高値125円00銭を上抜けし、125円03銭まで円売り・ユーロ買い戻しが進んだ。また、午前には一時78円割れとなった豪ドル円も78円30銭台を回復し、ポンド円が143円半ばから後半まで持ち直した。ユーロ・ドルはもみ合い。円絡みが中心の取り引きに対ドルでは小幅な値動きにとどまったが、下値は限定なままだった。本日これまでのレンジ:ドル・円:109円13銭-109円39銭、ユーロ・ドル:1.1421ドル-1.1436ドル、ユーロ・円:124円69銭-125円03銭

株式(日経平均)

29日の東京株式市場で日経平均株価は前日比+15円64銭高(+0.08%)の20664円64銭と前日比ほぼ横ばいで引けた。TOPIX:1557.09 +0.10%、マザーズ:961.19 +1.22%高で引けた。朝方、続落で始まり下げ幅は200円を超える場面があり、米主要企業の決算や業績見通しの修正を受け、前日28日の米株式相場が下落したことで投資家心理が悪化。建機や半導体など世界景気の動向を映しやすいとされる銘柄を中心に、先行き不透明感を映した売りが先行した。米建機大手キャタピラーの決算は市場予想を下回る内容だった。画像処理半導体(GPU)のエヌビディアもゲーム向け需要の低迷で売上高見通しを下方修正した。ともに中国景気の減速が主な背景とあって、国内企業にも業績動向を警戒した売りが波及しやすくなっている。トレンドマイクロの下落率が一時9%を超えたほか、東京エレクトロンやファナック、アドバンテストなど半導体株にも売りが膨らんでいる。米司法省は28日、イランとの違法な金融取引に関わったとして中国の華為技術(ファーウェイ)と孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を起訴したと発表した。米中貿易摩擦への警戒感も買いを手控えさせる要因となっている。後場に入り日経平均株価は下げ渋り一時240円安だったが、14時過ぎには前日比プラス圏に戻した。アジア株式相場など外部環境に大きな動きは出ていないが、後場に入り日銀の上場投資信託(ETF)買いの思惑などで下げ渋った後も底堅く推移していたことから、きょうの株安を想定していた株価指数先物の売り方による買い戻しが加速した。外国為替市場で円相場の上昇が一服していることも買戻しを誘発した。先物の買い戻しや日銀のETF買いなど需給要因が相場を左右しやすくなっている。東証一部売買代金2兆1157億円、売買高11億8229万株、値上り1143、値下り894、変わらず89。

貴金属

金先限帳入値4575円(前日比+10円)銀先限帳入値55.3円(前日比-0.1円)白金先限帳入値2863円(前日比-9円) パラジウム先限帳入値4165円(前日比-93円)東京金は小反落、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高を受けて小幅安となった。銀はニューヨーク高と円高を受け、まちまちとなった。午後に入っても値段はしっかりとした状況は続いた。4570円を挟んでの攻防。4600円の大台を乗せる足場固めになるかが注目される。先限で20000枚オーバーの出来高。プラチナ系貴金属(PGM)は、反落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高となったが、ドル建て現物相場の底堅い値動きが下支えとなった。パラジウムもニューヨーク安を受けて売り優勢となった。午後に入っても金ほど強くは無く10円安~15円安のところで行ったり来たり。昨日の大出来高の反動からか先限で6000枚届かず。2900円を取る流れには未だなってない模様。

石油

原油先限帳入値40070円(前日比-430円) ガソリン先限帳入値50900円(前日比-660円)灯油先限帳入値56360円(前日比-650円)午前の東京石油市場は大幅安。28日の海外原油の下落を背景に夜間取引から軟調な展開となった。ガソリン、灯油は4ケタ安まで下落する限月が見られた。日中取引は序盤でガソリンが下げ幅を縮小。再度、下げ幅を拡大し、軟調に推移。原油も前半で下げ幅を拡大し、期先が900円超の下落まで下げ幅を拡大した。午後に入っては幾分か値段は戻してくる。東京原油の先限は40000円を割れてしまう。40000円はサポートとして効いていた為に、今後は乗せて来ないと強い抵抗として働く可能性もある。本日の大引けは超えて終わる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値176.9円(前日比-3.8円)ゴムTSR先限帳入値150.2円(前日比-3.8円)ゴムRSSは、軒並み安。寄り付きでは、上海夜間安を背景に売りが先行した。その後も、円高などを受けて、売りが優勢となっている。ゴムTSRは、シンガポールTSR20安を受けて、売り優勢となっている。午後に入っても軟調。180円を割り込むと175円を試す展開となる。出来高も伴わず、本日は終始弱含みな相場で推移。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22810円(前日比-20円)東京コーンは総じて小幅安。先限は前半の取引で小高くなった。しかし上げ幅を削り、変わらず。28日のシカゴ期近の小反落、円相場の強含みが売り材料ではあるが、過剰反応はせず、閑散商い。午後も凪のような相場。出来高も先限で60枚くらい前後。本日は終始全限月動きなしの展開であった。


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