夕刊:2019/01/30

日経平均は108円安。金とオイルはしっかり。週末の雇用統計に注目が集まる。

為替

30日の東京外国為替市場で円相場はきょうの安値圏で小動き。15時時点では1ドル=109円29~30銭水準で推移している。午後に入り東京株式市場で日経平均株価が下げ渋り、歩調を合わせた円売りが出ている。半面、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表などを控え、積極的に持ち高を傾ける動きは限られており、下値も堅くなっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果や声明内容などを確認する必要があることから、アジア市場における主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態。今回のFOMC会合では、市場参加者の全員が金融政策の現状維持を予想している。今月9日に公表されたFOMC議事要旨(12月18−19日開催分)によると、多くのメンバーが、世界経済の減速(成長鈍化のリスク)を巡って、より多くの情報を入手し、今後の情勢を見極めようとしていることが確認されている。多くのメンバーが追加利上げを急ぐ必要はないと考えていることが推察される。市場関係者の過半数は今回のFOMC会合で、バランスシート縮小作業を先送りすることや利上げ停止の是非について議論されると予想している。12月のFOMC会合では、米連邦準備制度理事会(FRB)の保有資産を予定より高水準に維持する案などについて議論されたもようだが、今回の会合では政策金利を現行の水準に長期間据え置くことについても議論される可能性がある。本日これまでのレンジ:ドル・円:109円21銭-109円44銭、ユーロ・ドル:1.1428ドル-1.1446ル、ユーロ・円:124円89銭-125円15銭

株式(日経平均)

30日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比108円10銭(0.52%)安の20556円54銭で終えた。TOPIX:1550.76 -0.41%、マザーズ:883.39 -8.09%安。新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数が大幅下落して個人投資家の心理が冷え込み、日経平均の下押しにつながった。株価指数先物の下げが主導して140円近く下落する場面もあった。朝方は中国景気に対する過度な警戒が後退したとの見方から買いが先行したが、続かなかった。マザーズ市場に上場するサンバイオが試験結果不調の発表をきっかけに急落し、マザーズ先物には売買を一時中断するサーキットブレーカーが発動。新薬を共同開発する大日本住友製薬にも投資余力の低下した個人などの売りが膨らみ、日経平均のマイナス寄与度でトップになった。大日本住友は9時半頃に制限値幅の下限(ストップ安)水準まで売られ、その後は売り気配が続いた。村田製作所や太陽誘電といった米アップル関連銘柄は前場中ごろまでは上昇が目立ったが、次第に伸び悩んだ。前日に業績下方修正を発表したアルプスアルは朝高後、下げに転じた。他の国内主要企業の決算発表はこれからで、悪材料が出尽くしたとして株価が上昇基調に転じるほど市場全体の雰囲気は強くないと決算に対する慎重な見方が依然強く、買いを見送る投資家が多かった。シャープや日立建機などの2018年4~12月期決算の内容を見極めたいとの投資家が多い。日本時間31日早朝には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表も控え、積極的な取引が手控えられている。東証マザーズ指数の下げが午後に加速したことで個人投資家の投資余力が一段と低下し、日経平均の上値を抑えている。業種別東証株価指数(TOPIX)で証券商品先物が後場に一段安となった。新興企業向け株式市場でバイオ関連株が軒並み安となり、東証マザーズ指数が急落している。信用取引やオプション取引などの金融派生商品(デリバティブ)で、個人が証拠金を上回る多額の損失を出し、証券会社が貸倒損失を抱えることが警戒されていた。大和証券は前日に発表した2018年4~12月期決算が大幅減益となったこともあり、下げ幅を広げた。東証一部売買高14億3896万株、売買代金2兆4801億円、値上がり351、値下がり1730、変わらず47。

貴金属

金先限帳入値4608円(前日比+33円)銀先限帳入値56.1円(前日比+0.8円)白金先限帳入値2877円(前日比+14円) パラジウム先限帳入値4196円(前日比+31円)東京金、銀は軒並み上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高とドル建て現物相場の堅調を受け、もみ合いとなった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。午後に入ってくると4600円を取り、力強く上がってくる。出来高も先限で35000枚を超え、しっかりした印象。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて上昇。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高を受けて先限が小幅安となる場面も見られた。パラジウムもニューヨーク高を受けて総じて買い優勢となった。午後に入ると値段は切り返し、前日比プラス圏内に入ってくる。2900円には届かないものの、本日は終始安定した値動き。

石油

原油先限帳入値40850円(前日比+780円) ガソリン先限帳入値51690円(前日比+790円)灯油先限帳入値57010円(前日比+650円)午前の東京石油市場は総じて反発。29日の海外原油の反発を背景に夜間取引から堅調な展開となった。ガソリンは日中取引に入り、期先から上げ幅を拡大。灯油は期先7月限が小幅安~変わらずでの推移となっているが、その他の限月は400円以上の上昇が目立つ展開。原油は当限が2ケタ高で推移している以外は、500円以上の上昇が目立つ。午後に入ってもしっかり。各限月で前場より200円~300円近く値を上げる。東京原油先限は41000円はタッチしたものの、キープ出来ずに終える。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値179.7円(前日比+2.8円)ゴムTSR先限帳入値152.0円(前日比+1.8円)ゴムRSSは、は期近2本を除いて上昇。寄り付きでは、手掛り材料難の 中、前日の夜間取引と同値圏での取引となった。その後、前日の流れを引き継ぎ、期近が大きく水準を引き下げる一方で、3番限以降は直近の下げに対する調整高となっている。TSR20は、小幅まちまち。午後に入っても先限はしっかりした印象。180円を挟んだ攻防。逆ザヤの形。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22960円(前日比+150円)東京コーンは反発。夜間取引でシカゴ高に逆行高となった流れを引き継ぎ、日中取引も堅調に推移。シカゴ夜間取引が小反発しているが、先限は上げ幅を縮小し、2ケタ高。午後もしっかりとした印象。出来高は100枚を超える。


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